5 バッチの操作
この章の主なトピックは次のとおりです:
5.1 バッチの理解
この節では、以下のトピックを取り上げます。
5.1.2 バッチのロックまたはリリース時の動作
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スキャンまたはインポートしてバッチを作成するか、バッチを開く(展開する)と、バッチが自分に自動的にロックされます。これによって、バッチにアクセスしようとする他のユーザーを気にすることなく作業できます。ワークステーションに多数のバッチをロックできます。
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リリース・プロセスが未定義で、バッチがロック解除されると、それらのドキュメントとメタデータがキャプチャ・サーバーに送信され、ロック解除されます。
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使用可能なリリース・プロセスを選択してバッチをリリースした場合、バッチで実行される次のアクションは、選択したリリース・プロセスによって異なります。
バッチ・リリース中に、バッチ名の上にある進行状況バーが右に移動して、リリースの進行状況が示されます。バッチ・リリースがバックグラウンドで続行されている間、他のバッチを選択して作業できます。
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リリース後、クライアント・プロファイルの設定に応じてバッチで次のアクションが実行されます。
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バッチは、後処理(バーコード認識、ドキュメント変換またはコンテンツ・リポジトリへのコミットなど)に移動する場合があります。
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バッチはロックが解除され、他のユーザーがロックして編集できるようになる場合があります。たとえば、スキャン・オペレータがバッチを作成、レビューおよび編集した後に索引オペレータにリリースし、索引オペレータが後処理のためにバッチを選択、索引付けおよびリリースする場合があります。
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5.2 バッチのソート、フィルタ処理および検索
この節では、以下のトピックを取り上げます。
5.2.1 バッチ・ペインにリストされるバッチ
次のガイドラインでは、バッチ・ペインでのバッチの表示について説明します。
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「プリファレンス」で表示する最大数の制限を設定していない場合は、自分にロックされているバッチは常にリストされます(バッチ・リストを制限する方法を参照)。自分にロックされたバッチには、次のアイコンが表示されます。
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ロック解除済または他のユーザーにロック済のバッチが表示されるかどうかは、選択したライアント・プロファイルの設定によって異なります。たとえば、バッチ・リストを、特定の接頭辞付きのバッチ、特定の状態(エラーまたは処理中など)のバッチ、あるいは選択したステータスまたは優先度のバッチに制限できます。(別のユーザーまたはプロセスにロックされたバッチは開けません。)
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検索オプションを使用して、表示されるバッチ・リストをフィルタ処理できます。フィルタ処理は削除するまで、バッチのリフレッシュ時にも残ります。たとえば、高優先度のバッチまたは古いバッチのみなど、制限されたバッチ・セットを表示するようにバッチ・リストをフィルタ処理する場合、またはエラーが発生した1つ以上のドキュメントを含むバッチを検索する場合があります。
5.2.2 バッチを検索またはリストをフィルタ処理する方法
名前、日付、ステータス、優先度、および状態でバッチを検索できます。フィルタ済リストには、検索結果に加えて、自分にロックされているバッチが常に含まれます。
バッチを検索するには:
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バッチ・ペインで、「検索」ボタンをクリックします。
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表5-1にリストされている条件を使用して、「バッチ検索条件」ウィンドウにバッチの検索方法を指定します。
複数の検索オプションを指定できます。検索フィールド内の値は1つのみが一致する必要がありますが、バッチを見つけるためには、指定されたすべての検索フィールドが一致する必要があることに注意してください。たとえば、「ステータス」フィールドで緊急を選択し、「優先度」フィールドで「8」、「9」および「10」を選択した場合、緊急ステータスでかつ優先度が「8」、「9」または「10」のバッチは見つかります。一方、緊急ステータスで優先度「0」のバッチや、ステータスがなくて優先度「8」、「9」または「10」のバッチは見つかりません。
表5-1 バッチ検索条件
検索条件 説明 バッチ名
検索するバッチ名を入力します。名前の一部分を指定して、その後に1つ以上の文字と一致する
%
を指定することができます。たとえば、Batch%
と入力すると、Batch15およびBatches214という名前のバッチと一致します。開始日/終了日
日付フィールドに隣接するカレンダ・ボタンをクリックし、開始日と終了日を選択して、日付範囲内に作成されたバッチを検索します。
ステータス
1つ以上のステータスを選択して、割り当てられたステータスでバッチを検索します。選択したステータスのいずれかが割り当てられたバッチと一致します。
優先度
1つ以上の優先度を選択して、割り当てられた優先度でバッチを検索します。選択した優先度のいずれかが割り当てられたバッチと一致します。
バッチの状態
1つ以上の状態を選択して、システムで割り当てられた状態によってバッチを検索します。選択した状態のいずれかが割り当てられたバッチと一致します。使用可能なバッチの状態は次のとおりです。
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準備完了: バッチはロックされておらず、エラーも発生していません
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ロック: バッチはユーザーによってロックされています
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エラー: バッチ内の1つ以上のドキュメントでエラーが発生しました
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処理中: キャプチャ・プロセッサまたはプロセッサ・ジョブがバッチを現在処理中です
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「OK」をクリックします。
フィルタ済の検索結果がバッチ・ペインに表示されます。バッチ・フィルタの設定に関係なく、自分にロックされたバッチは常にバッチ・ペインに表示されること、リフレッシュしても削除するまではバッチのフィルタ処理が残ることを覚えておいてください。
検索フィルタを削除するには:
5.2.3 バッチ・リストをソートする方法
バッチ・リストをソートすれば、最初に作業するバッチを表示できます。たとえば、優先度別にソートすると、高優先度が割り当てられているバッチに最初に対応できます。
バッチ・リストをソートするには:
5.3 バッチの編集
この節では、以下のトピックを取り上げます。
5.3.1 ロック解除されたバッチを編集する方法
バッチ・ペインを使用する方法で説明されているように、ロック解除または自分にロックされたバッチを編集できます。別のユーザーにロックされたバッチは編集できません。
ロック解除されたバッチを編集するには、バッチ・ペインでバッチを選択し、自分が使用できるようにバッチの三角形をクリックしてバッチをロックします。これで、バッチ情報の編集、およびバッチのドキュメントの選択および編集を行えるようになります。
5.3.2 バッチ・ロックを解除する方法
- 「バッチ」ペインで、バッチを選択します。
- 「ロック情報」ペインで、「情報の取得」をクリックします。
コンテンツ・キャプチャ・クライアントによって、ロック情報が取得されて表示されます。
- 「ロック解除」をクリックして、ロックを解放します。
5.4 バッチ情報の変更
この節では、以下のトピックを取り上げます。
5.4.1 バッチの優先度を設定または変更する方法
バッチに優先度番号を割り当てることができます。優先度の範囲は0から10で、10が最大です。バッチはクライアント・プロファイルでデフォルトの優先度を割り当てられている場合がありますが、変更できます。
5.4.2 バッチのステータスを設定または変更する方法
使用可能なステータスのリストから、バッチにステータスを割り当てることができます。バッチはクライアント・プロファイルでデフォルトのステータスを割り当てられている場合がありますが、変更できます。