35 コンテンツ・プレゼンタを使用したコンテンツの公開
関連項目:
ポータル・コンテンツを使用したり、ポータルにコンテンツを追加する場合にWebCenter Portalで使用できる様々なオプションの概要は、「ポータルでのコンテンツの使用の概要」を参照してください。
権限:
この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータル・レベルの権限Basic Services: Edit Page Access and Structure
、Assets: Edit Assets
およびDocuments: View Documents
(標準権限)、またはPages: Edit Pages
、Task Flows: Edit Task Flows
およびDocuments: View Documents
(アドバンスト権限)を持つポータル・メンバーであることが必要です。
「ポータルのロールと権限について」を参照してください。
内容は次のとおりです。
コンテンツ・プレゼンタについて
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローを使用すると、コンテンツ・サーバーからのコンテンツの選択および表示を正確にカスタマイズできます。
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローは、システム管理者が、前提条件となるコンテンツ・サーバー構成を完了している場合にのみ使用できます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のOracle WebCenter Content Serverへの接続の管理に関する項を参照してください。
関連項目:
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローのテンプレートの作成と使用チュートリアル(Oracle Technology Networkのhttp://www.oracle.com/technetwork/middleware/webcenter/portal/learnmore/wcp-cp-templates-1555892.pdf
)
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローでは、コンテンツの単一アイテム、フォルダの下にあるコンテンツ、アイテムのリストまたはコンテンツの問合せを選択した後、表示テンプレートを選択して、そのコンテンツをポータル内のページでレンダリングできます。
注意:
-
コンテンツ・プレゼンタの目的は、コンテンツをレンダリング(表示)することであり、HTMLコンテンツをホストすることではありません。HTMLコンテンツをホストする場合は、「Webページ」コンポーネントを使用して、コンテンツ・サーバーのHTMLコンテンツをレンダリングします。詳細は、「Webページ・コンポーネントの使用」を参照してください。
-
コンテンツ・サーバーは、コンテンツ・アイテムの改訂ステータスがリリース済になっている場合にのみ、そのコンテンツ・アイテムを公開します。コンテンツ・アイテムがリリース済ステータスになっていない場合は、そのコンテンツ・アイテムを表示するようにはコンテンツ・プレゼンタを構成できません。コンテンツ・サーバーでのコンテンツ・アイテムのステータスは、『Oracle WebCenter Contentの使用』の改訂ステータスに関する項で説明されているように、コンテンツ情報ページで確認できます。
コンテンツ・プレゼンタは、コンテンツ・サーバーでフォルダやファイルを表示する以外に、Oracle Site Studioと統合して、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、ファイルへのアクセス、ファイルの編集と表示を行うことができます。詳細は、「Site Studio統合の理解」を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタでは表示されるコンテンツの追加や管理においてドキュメント・ツールに依存しません。
Site Studio統合の理解
Oracle Site Studioは、強力で柔軟なWeb開発アプリケーション・スイートです。このスイートでは、エンタープライズ規模のWebサイトを包括的な方法で設計、構築および管理できます。Site Studioでは、Oracle WebCenter Content ServerをWebサイトのメイン・リポジトリとして使用します。
コンテンツ・プレゼンタをSite Studioと統合すると、リージョン定義を使用するカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、ファイルへのアクセス、ファイルの編集と表示が可能になります。
ヒント:
コンテンツ・プレゼンタではSite Studioリージョン・テンプレートもサポートされていますが、(リージョン定義を使用する)コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを使用して、Site StudioとOracle WebCenter Portalを統合することをお薦めします。リージョン・テンプレートには、投稿されたコンテンツではなく、コントリビュータ・データ・ファイルの詳細が表示されます。詳細は、Oracle WebCenter Portalの開発の「コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの開発」を参照してください。
Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルをコンテンツ・プレゼンタに表示するには、システム管理者が、WebCenter Content Serverで次のコンポーネントを有効にする必要があります。
-
Site Studioコンポーネント。システム管理者は、Site Studioコンテンツの編集時にセッションが失われることを防止するために、アプリケーションのコンテキスト・ルートへのCookieパスを構成する必要もあります。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のSite Studioの設定のOracle WebCenter Content Serverの構成に関する項を参照してください
-
WebCenterConfigure
およびPortal VCRHelper
の各コンポーネント。これにより、コンテンツ・プレゼンタ内からSite Studioのドキュメントを追加および編集できます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のWebCenterConfigureコンポーネントの有効化に関する項を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタに適切に表示するには、次のリンク・タイプがSite Studioコントリビュータ・データ・ファイル(またはSite Studioリージョン・テンプレート)で使用できる必要があります。
-
ポータル・ナビゲーション内のノードへのリンク(詳細は、「コンテンツからナビゲーション・ノードへのリンクの追加」を参照)
-
インライン・イメージへのリンク
-
ドキュメントへのリンク(絶対パスまたは相対パスのリンクを除く)
実行時にリンクをクリックすると、アプリケーションのコンテキスト内でレンダリングされ、「デフォルトのビュー」表示テンプレートを使用してドキュメントが表示されます。
-
絶対HTTPリンク。Site Studioコントリビュータ・モードまたはSite Studioデザイナのリージョン・テンプレートHTMLで作成します。
次のSite Studioのリンク・タイプは、コンテンツ・プレゼンタではサポートされていません。
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Site Studioのセクションへのリンク
-
Site Studioのドキュメントへの絶対パス・リンクまたは相対パス・リンク
コンテンツ・プレゼンタにSite Studioのコントリビュータ・データ・ファイルを表示するときに推奨されるガイドラインは、「コンテンツ・プレゼンタでの表示を最適化するためのSite Studioコンテンツの作成」を参照してください。
実行時に、コンテンツ・プレゼンタに表示されたSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルは、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログ(「「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成または編集」を参照)、またはコンテキスト内(「「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローでのファイルのコンテキスト内作成と編集」を参照)で作成および編集できます。
Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルとSite Studioリージョン・テンプレートの作成および使用の詳細は、Oracle WebCenter Contentのドキュメント・ライブラリ(http://docs.oracle.com/cd/E28280_01/webcontent.htm
)を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタおよびワークフローについて
コンテンツ・プレゼンタに表示されるコンテンツ・アイテムは、そのアイテムがワークフロー内にあるときでも表示できます。これには、Site Studioリージョン・テンプレートに表示されるSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルも含まれます。
ワークフロー内のコンテンツ・アイテムがコンテンツ・プレゼンタに表示されるようにするには、そのアイテムをある時点でリリース済のステータスにしておく必要があります。リリース済のステータスになったことのないコンテンツ・アイテムは、コンテンツ・プレゼンタに表示されません。
ある時点で、コンテンツ・アイテムがコンテンツ・サーバーでリリース済のステータスになっていた場合、コンテンツ・アイテムの改訂版がワークフロー内で保留されていると、コンテンツ・アイテムの承認者は、ページ・エディタ(図35-1)またはコントリビューション・モードのコンテンツ・プレゼンタを使用して、公開済バージョンとワークフロー内のバージョンの切替えができるようになります。さらに、ワークフロー内のアイテムを承認または却下するリンクや、アイテムについての追加の詳細(ワークフロー名、実行されたステップ数、実行されたアクション、アクションの日付、アクションを実行したユーザーなど)を表示するリンクを提示することもできます。
図35-1 「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フロー内のファイルを承認または却下するためのプレビュー
「図35-1 「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フロー内のファイルを承認または却下するためのプレビュー」の説明
コンテンツ・プレゼンタでのワークフロー内のファイルの操作の詳細は、「コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローでのワークフロー・ファイルの表示」を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローの使用
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローでは、コンテンツの単一アイテム、フォルダの下にあるコンテンツ、アイテムのリストまたはコンテンツの問合せを選択した後、表示テンプレートを選択して、そのコンテンツをポータル内のページでレンダリングできます。
ページへの「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローの追加
コンテンツ・サーバーからのコンテンツをページに表示するには、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローを追加および構成します。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローをページに追加するには:
コンテンツの選択
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローをページに追加した後、表示するコンテンツを選択するよう構成する必要があります。
注意:
コンテンツ・プレゼンタは、UTF-8以外の文字エンコーディングを使用してエンコードされたファイルに含まれるASCII以外の文字をサポートしていません。これに該当するファイルをユーザーがコンテンツ・プレゼンタでプレビューすると、ASCII以外の文字の表示は文字化けします。
この項には次のトピックが含まれます:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログの表示
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログを使用すると、コンテンツを選択または変更するためや、別の表示テンプレートを選択するために、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローを簡単に構成できます。
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログを表示するには:
単一のコンテンツ・アイテムの選択
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで、コンテンツ・サーバーからの単一のアイテム(Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルなど)を表示できます
特定のアイテムを選択するには、次の手順を実行します。
コンテンツを選択した後、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを選択する必要があります。詳細は、表示テンプレートの選択を参照してください。
フォルダのコンテンツの選択
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで、コンテンツ・サーバーからのフォルダのコンテンツを表示できます。フォルダのコンテンツは、フォルダに格納されている順序で表示されます。
フォルダを選択するには、次の手順を実行します。
問合せの結果に基づくコンテンツの選択
Oracle WebCenter Content Serverリポジトリに対して実行された問合せに基づいて、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローでコンテンツを表示できます。
すべての問合せ条件はオプションです。すべてのオプションを空のままにした場合、検索により、WebCenter Content Serverリポジトリ内のすべてのドキュメントが戻されます。
注意:
接続しているリポジトリに対する問合せの結果に基づいてコンテンツを選択するには、『Oracle WebCenter Contentの管理』のコンテンツ・サーバー用のOracleTextSearchの構成に関する項で説明されているように、WebCenter Content ServerでOracleTextSearchによる全文検索を有効化する必要があります。
コンテンツ問合せを指定するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・アイテムのリストの選択
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで表示するコンテンツ・アイテムのリストを作成できます。
リストに追加する任意の数のアイテムを参照または検索してから、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートのページにリストを追加する前に、アイテムを削除または並べ替えるには:
コンテンツを選択した後、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを選択する必要があります。詳細は、表示テンプレートの選択を参照してください。
表示テンプレートの選択
デフォルトでは、WebCenter Portalにより、選択したコンテンツのタイプに基づいて適切なコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートが選択されます。デフォルトのテンプレートは、必要に応じて変更できます。
注意:
Site Studioリージョン・テンプレートがサポートされている場合でも、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルについては、かわりにリージョン定義を使用するコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを使用することをお薦めします。Site Studioリージョン・テンプレートには、コントリビュートされたコンテンツではなく、コントリビュータ・データ・ファイルの詳細が表示されます。Site Studioリージョン・テンプレートの詳細は、Oracle WebCenter Contentのドキュメント・ライブラリ(http://docs.oracle.com/cd/E28280_01/webcontent.htm
)を参照してください。
選択したコンテンツの表示テンプレートを変更するには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのコンテンツのプレビュー
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログを終了する前に、選択した表示テンプレートを使用して、選択したコンテンツがどのように表示されるかを把握できます。
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでコンテンツをプレビューするには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで、「プレビュー」または「プレビュー」タブをクリックします。
「プレビュー」タブのコンテンツの外観は、選択した表示テンプレートがストレッチ・レイアウトとフロー・レイアウトのどちらを使用するかによって異なります。タスク・フローの最終的なビューは、ストレッチ・レイアウトとフロー・レイアウトのいずれかを使用するように構成できますが、「プレビュー」タブではフロー・レイアウトのみが使用されます。そのため、ストレッチ・レイアウト用に設計されたテンプレートを使用するコンテンツのプレビューは、ストレッチされることなく固定のデフォルト・サイズで表示されます。これは、ストレッチ機能のないフロー・レイアウトでストレッチ可能なコンテンツを表示したときの通常の動作です。ストレッチ可能なコンテンツをフル・サイズにストレッチし、タスク・フロー・スペース全体に表示されるようにするには、タスク・フロー・ツールバーにある「アクションの表示」アイコンをクリックして、「表示オプション」を選択します。「表示オプション」ダイアログの「詳細設定」タブで、「コンテンツのストレッチ」リストから「true」を選択します。
「コンポーネントの表示オプション・プロパティの設定」を参照してください。
注意:
コンテンツ・プレゼンタは、UTF-8以外の文字エンコーディングを使用してエンコードされたファイルに含まれるASCII以外の文字をサポートしていません。これに該当するファイルをユーザーがコンテンツ・プレゼンタでプレビューすると、ASCII以外の文字の表示は文字化けします。
ファイルがワークフロー内に含まれる場合、「コンテンツ・プレゼンタおよびワークフローについて」で説明されているように、上部にワークフロー通知領域が表示されます。
レスポンシブ・テンプレートの使用方法
「記事ビュー」と「全記事ビュー」の各コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートでは、レスポンシブ・レイアウトを使用して、そのコンテンツを表示します。
レスポンシブ・テンプレートについて
レスポンシブ・テンプレートを使用すると、ブラウザの幅に応じてコンテンツを表示できます。
レスポンシブ・テンプレートには、ブラウザの幅に基づく様々なレイアウトが含まれます。
Oracle WebCenter Portalには、独自のテンプレートを作成するための開始点として使用できるよう、サンプルとして、組込みの2つのレスポンシブなコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートが備えられています。
-
「記事ビュー」テンプレート: このテンプレートは、記事のリストを表示し、全記事の詳細を表示するリンクを示す場合に使用します。
-
「全記事ビュー」テンプレート: このテンプレートは、記事のタイトル、イメージおよび本文を含む全記事を表示する場合に使用します。
「記事ビュー」テンプレート
様々なレイアウトを提供するだけでなく、「記事ビュー」テンプレートでは、ブラウザの幅に応じた各種フォントやイメージ・サイズも使用します。
ブラウザの幅が狭い場合(最大480ピクセル、iPhoneなど)、テンプレートには、記事が1列でリスト表示されます(図35-13)。
ブラウザの幅がこれよりもわずかに広い場合(最大780ピクセル、縦向きのiPadなど)、テンプレートには、記事が2列でリスト表示されます(図35-14)。
ブラウザの幅が広い場合(780ピクセル以上)、テンプレートには、記事が3列でリスト表示されます(図35-15)。
レスポンシブ・テンプレートの使用方法
ブラウザのサイズに応じてコンテンツのレイアウトが変化するようにするには、レスポンシブなコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを使用します。
次の例では、組込みのレスポンシブ・テンプレートの1つを使用する方法を示していますが、任意のカスタム・テンプレートを使用できます。
「記事ビュー」テンプレートおよび「全記事ビュー」テンプレートは、Site StudioのRD_ARTICLE
リージョン定義に依存するため、コンテンツ・サーバーでSite Studioを有効にしてRD_ARTICLE
リージョン定義をシードする必要があります。
-
Oracle WebCenter Content ServerでSite Studioを有効化します(「Site Studio統合の理解」を参照)。
-
Site Studioを有効にした後、Oracle WebCenter Portalを起動(または再起動)します(これにより、
RD_ARTICLE
リージョン定義がシードされます)。
注意:
「記事ビュー」テンプレートの適切なコンテンツを作成するには、「「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成または編集」を参照してください。
レスポンシブ・テンプレートを使用するには、次の手順を実行します。
ページで「記事ビュー」テンプレートまたは「全記事ビュー」テンプレートを使用する際に、モバイル・デバイスのレイアウトを最適化する場合、ページ・テンプレートを正しいビューポートで使用する必要があります。詳細は、「モバイル・デバイスでの表示の最適化」を参照してください。
コンテンツからナビゲーション・ノードへのリンクの追加
ユーザーが一部のコンテンツからポータルの別の部分に迅速に移動できるよう、ポータル・ナビゲーション・ノードへのリンクをコンテンツに含めることができます。
実行時に、コンテンツ・プレゼンタにコンテンツを表示すると、エンド・ユーザーはリンクをクリックして、目的のポータル・ナビゲーション・ノードに移動できます。
次のコンテンツ・アイテムにリンクを作成できます。
-
MIMEタイプが
text/html
のドキュメント(通常はHTMLファイル) -
Site Studioコントリビュータ・データ・ファイル(リッチ・テキスト要素)
-
Site Studioリージョン・テンプレート
コンテンツ・アイテムからポータル・ナビゲーション内のノードへのリンクを追加するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・プレゼンタでの表示を最適化するためのSite Studioコンテンツの作成
コンテンツ・プレゼンタをOracle Site Studioと統合すると、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、ファイルへのアクセス、ファイルの編集と表示が可能になります。
詳細は、「Site Studio統合の理解」を参照してください
ヒント:
コンテンツ・プレゼンタではSite Studioリージョン・テンプレートもサポートされていますが、(リージョン定義を使用する)コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを使用して、Site StudioとOracle WebCenter Portalを統合することをお薦めします。Site Studioリージョン・テンプレートには、コントリビュートされたコンテンツではなく、コントリビュータ・データ・ファイルの詳細が表示されます。詳細は、Oracle WebCenter Portalの開発のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタでのOracle Site Studioコンテンツの表示を最適化するために、次の各項で説明するガイドラインに従ってください。
イメージのベスト・プラクティス
コンテンツ・プレゼンタを使用して表示するSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルのイメージを扱うときには、複数のガイドラインを考慮する必要があります。
-
Content Server内のイメージを共通の場所に保管します。
-
Site Studioコントリビュータのイメージ・ウィザードを使用して、イメージをWYSIWYG要素に挿入します。
-
image
タグのsrc
属性に、コンテンツ・サーバー内のイメージ・ファイルへの相対リンクを設定します。この属性は、コンテンツ・プレゼンタによって、GET_FILE
サービスを使用するようにレンダリング時に書き換えられます。 -
パフォーマンスを向上するために、Content ServerからのURLにアーティファクトをキャッシュするためのWebプロキシを使用して、Content Serverでの更新に対する許容期間に基づいて有効期限を設定します。
Apacheの
mod_cache
の例:-
CacheEnable mem /cs
-
CacheDefaultExpire 3600 (one hour)
-
-
WebCenter PortalおよびWebCenter Content Serverでシングル・サインオン・ログイン・メカニズムが共有されていない場合、WebCenter Content Server内に格納されているイメージは、そのイメージが公開されているか、またはユーザーがWebCenter Content Serverにログインし、そのイメージを表示する適切な権限を持つ場合にのみ、ユーザーに表示可能となります。
スタイル定義のベスト・プラクティス
コンテンツ・プレゼンタを使用して表示するSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルのスタイル定義を扱うときには、複数のガイドラインを考慮する必要があります。
-
スタイルをCSSファイルに定義します。
-
CSSファイルは、コンテンツ・サーバーまたはOracle WebCenter Portalのどちらかに保管します。
-
Content Serverに保管した場合は、ページの
<head>
に<link>
を追加します。
-
-
スタイルのクラス名をWYSIWYGリージョン要素の定義にロードします。
-
WYSIWYG要素で、HTMLをフォーマットするCSSを選択します。
-
パフォーマンスを向上するために、Content ServerからのURLにアーティファクトをキャッシュするためのWebプロキシを使用して、Content Serverでの更新に対する許容期間に基づいて有効期限を設定します。
Apacheの
mod_cache
の例:-
CacheEnable mem /cs
-
CacheDefaultExpire 3600 (one hour)
-
JavaScriptのベスト・プラクティス
コンテンツ・プレゼンタを使用して表示するSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルのJavaScriptを扱うときには、複数のガイドラインを考慮する必要があります。
推奨: Oracle WebCenter PortalでレンダリングされるWebコンテンツではJavaScriptを使用しないでください。
WebコンテンツでJavaScriptを使用する場合は、次のガイドラインに従ってください。
-
ページ・テンプレートの
<head>
に<link>
を追加します -
パフォーマンスを向上するために、Content ServerからのURLにアーティファクトをキャッシュするためのWebプロキシを使用して、Content Serverでの更新に対する許容期間に基づいて有効期限を設定します。
Apacheの
mod_cache
の例:-
CacheEnable mem /cs
-
CacheDefaultExpire 3600 (one hour)
-
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成または編集
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログ内から、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルを作成および編集できます。
Oracle WebCenter Portalで、Oracle Site Studioコンテンツをシームレスなインタフェースで作成または編集するには、webContextRoot
パラメータにコンテンツ・サーバーのパス(/cs
など)を設定して、WebCenter Portalをコンテンツ・サーバー・リポジトリに接続する必要があります。
webContextRoot
の設定の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のコンテンツ・リポジトリの登録に関する項を参照してください。
WLSTを使用してwebContextRoot
を設定するには、WebCenter WLSTコマンド・リファレンスのcreateContentServerConnectionに関する項
とsetContentServerConnectionに関する項
を参照してください。
このように構成していない場合でも、コンテンツ・プレゼンタでSite Studioコンテンツを作成または編集することは可能ですが、作成アクションや編集アクションにより、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローの外部に新しいブラウザ・ウィンドウ(またはタブ)が開くようになります。
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでOracle Site Studioコンテンツを作成または編集するには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローでのファイルのコンテキスト内作成と編集
適切な権限があれば、エンド・ユーザーは「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローでHTMLとSite Studioコンテンツをコンテキスト内編集できます。
コンテキスト内編集とは、実行時に、別ウィンドウでエディタが開くOracle WebCenter Portalで、コンテンツを直接編集することです。
注意:
ユーザーは、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローを含むポータルまたはページについて、ポータル・レベルのContribute Page Content
権限またはページ・レベルのContribute
権限を持っているだけでなく、コンテンツ・サーバーへの書込み権限を持つロールを割り当てられている必要もあります。詳細は、「ポータルでのセキュリティの管理」および『Oracle WebCenter Portalの管理』のOracle WebCenter Portalセキュリティに関する項を参照してください。
次の各項では、コンテキスト内編集を実行する方法について説明します。
Site Studioファイルのコンテキスト内編集
適切な権限があれば、エンド・ユーザーは「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローでSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルをコンテキスト内編集できます。
Site Studioファイルのコンテキスト内編集を実行するには、次の手順を実行します。
新規Site Studioコンテンツのコンテキスト内作成
適切な権限がある場合、ユーザーはコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで、コンテキスト内編集時にSite Studioの新しいWebコンテンツを作成できます。
Site Studioファイルのコンテキスト内作成は、「「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成または編集」で説明されているように、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでSite Studioファイルを作成する場合と多少異なります。新規Site Studioファイルのコンテキスト内作成では、リージョン定義、ファイルの場所、セキュリティ・グループおよびドキュメント・タイプが、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで選択されているものと同じコンテンツの作成に制限されます。さらに、リージョン定義は、Site Studioアプリケーションで事前に作成しておく必要があります。
新しいSite Studioファイルを「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで作成するには:
コントリビューション・モードのキー・シーケンスの変更
コントリビューション・モードの開始に使用するキー・シーケンスは、変更可能です。
コントリビューション・モードの開始に使用するキー・シーケンスを変更するには、次の手順を実行します。
adf-config.xml
ファイルを開きます。content-contribution
要素を見つけます。key-sequence
エントリを必要なキーの組合せに変更します。
******** Content Contributor Mode adf-config.xml entries ***************
<page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
<content-contribution>
<enabled>true</enabled>
<key-sequence>ctrl shift C</key-sequence>
</content-contribution>
</page-editor-config>
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのプロパティの使用
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローには関連するプロパティがあり、これらのプロパティには十分な権限のあるユーザーがアクセスできます。
次の各項では、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのプロパティに関する情報を提供し、タスク・フローのパラメータについて説明します。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローのプロパティの設定
ページ・エディタで、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのツールバーにある「アクション・メニューの表示」から、プロパティ・ダイアログ(「パラメータ」、「アクセス」、「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」)にアクセスできます。
注意:
「コンテンツ・プレゼンタ」プロパティは、上級ユーザーがEL式にパラメータをバインドする場合に使用することが意図されています。プロパティ・ダイアログでプロパティ値を変更すると、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで指定した値は、新しい値でオーバーライドされ、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでは読取り専用になります(図35-29)。
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのコンポーネント・プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・タスク・フローのパラメータ
コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローに固有のパラメータが複数存在します。
表35-1に、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのパラメータを示します。
表35-1 「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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コンテンツのデータ・ソース。この値は、Data Source Typeの値によって決まります。
|
Data Source (cont)
|
説明:
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|
コンテンツのデータ・ソース・タイプ。「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログの「コンテンツ・ソース」の値に相当します。有効な値は次のとおりです。
|
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Data Source TypeがQuery Expressionの場合、表示する結果の最大数。 デフォルト: |
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表示テンプレートがSite Studioリージョン定義テンプレートであるかどうかを指定します。この値は、Content Server 11g以降でのみ有効です。
Site Studioリージョン・テンプレートの作成および使用の詳細は、「Site Studio統合の理解」およびOracle WebCenter Contentのドキュメント・ライブラリ( |
|
このタスク・フロー・インスタンスの一意の識別子。タスク・フロー・インスタンスと、そのインスタンスのカスタマイズ設定およびパーソナライズ設定との関連を維持するために内部で使用されます。この値は編集しないでください。 注意: Data SourceとしてCMIS問合せを使用するには、有効なタスク・フロー・インスタンスIDが必要になります。 |
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表示テンプレートのカテゴリID。複数のコンテンツ・アイテムのレンダリング結果で使用します。このIDは、デフォルトの表示テンプレート(表20-2)に対するデフォルトのテンプレート・カテゴリを示すことも、複数のコンテンツ・アイテム用の表示テンプレートに作成したカスタム・カテゴリを示すこともあります(Oracle WebCenter Portalの開発のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項を参照)。 |
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単一のコンテンツ・アイテムについて結果をレンダリングする際に使用する表示テンプレート・ビューID。「アセット」または「共有アセット」ページで構成したテンプレートのビューIDを入力して、特定のコンテンツ・タイプ、またはカテゴリIDごとのリスト単位のテンプレートを指定します。このIDは、デフォルトの表示テンプレート(表20-1)のいずれか、またはカスタムの表示テンプレート(Oracle WebCenter Portalの開発のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項を参照)を参照できますが、コンテンツがリージョンである場合にはリージョン・テンプレートのcontentIDに設定することもできます。 |