ポータルのインポート

Portal Server-Manage All権限またはManage Configuration権限がある場合、WebCenter Portal管理を使用してポータルをポータル・アーカイブからインポートできます。

1つ以上のポータルを.parファイルからインポートするには:

  1. ポータル・アーカイブ(.parファイル)の場所を指定します。次のいずれかを選択します。
    • 自分のコンピュータで表示: 場所をテキスト・ボックスに入力します。あるいは、「参照」をクリックして、.parファイルが格納されているディレクトリをローカル・ファイル・システム上で見つけます。

    • WebCenter Portalサーバーで表示: WebCenter Portalをデプロイするサーバーのパス(アーカイブ・ファイル名を含む)をテキスト・ボックスに入力します。たとえば、/tmp/MyPortalExport.parのように入力します。WebCenter Portalからアクセス可能な共有の場所を指定できます。

  2. 「アーカイブの参照」をクリックして、インポートできるコンテンツを確認します。

    指定したアーカイブのすべてのポータルの名前が表に表示されます。「タイプ」列は、アーカイブのポータルとターゲットに存在するポータルとの間に差異があることを示します。

    • 新規: この名前のポータルはターゲットに存在しません。インポートの際に新しいポータルが作成されます。

    • 置換: この名前のポータルでGUIDが同じポータルがターゲットに存在します。既存のポータルはインポート時に削除され、ポータル・アーカイブのバージョンに置き換えられます。

    • 競合: この名前のポータルがターゲットに存在しますが、ターゲットのポータルと、インポートしようとしているポータルのGUIDが異なります。あるいは、このポータルのGUIDと、ターゲットのいずれかのポータルのGUIDが同じですが、ポータル名が一致しません。

      インポート・プロセスで、インポートしようとしているポータルとターゲットに存在するポータルとの間に競合が検出された場合、問題を解決する必要があります。たとえば、名前は一致してもGUIDが異なるために競合が発生している場合は、ソース・ポータルの名前を変更して新しいエクスポート・アーカイブを作成するか、ターゲット・アプリケーションの競合ポータルの名前を変更して同じアーカイブをインポートします。

  3. 必要に応じて、インポートのオプションを設定します。
    フィールド 説明

    共有アセットを含める

    ポータルで使用される、スキンまたはページ・テンプレートなどの共有アセットをインポートする場合に選択します。

    ポータル・コンテンツを含める

    (このオプションは、コンテンツ・リポジトリがWebCenter Content Serverであり、指定したアーカイブに1つ以上のポータルのコンテンツ・フォルダが含まれる場合にのみ表示されます。)

    これを選択すると、アーカイブに含まれるすべてのコンテンツ・フォルダがインポートされます。ターゲットに存在するフォルダはインポート時に上書きされます。

    このオプションの選択を解除すると、ポータルのコンテンツ・フォルダ(ある場合)は除外されます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・コンテンツが不要になった場合に便利です。

    注意: 大きいコンテンツ・フォルダを含むポータル・アーカイブは、ファイルの最大アップロード・サイズを超える場合があります(デフォルトでは2GB)。importWebCenterPortals WLSTコマンドを使用して、現在のアップロード・サイズを超えるポータル・アーカイブをインポートすることをお薦めします。

  4. 「インポート」をクリックします。
    • ターゲットのWebCenter Portalアプリケーションに存在するポータルをインポートしようとすると、「ポータル置換の確認」ダイアログが表示されます。既存のポータルを上書きするかどうかを確認する必要があります。

      既存のポータルを削除してインポート・バージョンで置き換えるには、「はい」をクリックします。インポート・プロセスを取り消すには、「いいえ」をクリックします。

    • インポート・プロセスで、インポートしようとしているポータルとターゲットに存在するポータルとの間に競合が検出された場合、問題の解決に役立つメッセージが表示されます。たとえば、ターゲット・アプリケーションのポータルとインポートしようとしているポータルの名前が同じでGUIDが異なる場合、競合メッセージが表示されます。この場合は、ソース・ポータルの名前を変更して新しいエクスポート・アーカイブを作成するか、ターゲット・アプリケーションの競合ポータルの名前を変更して同じアーカイブをインポートできます。

    • ポータル・アーカイブがファイルの最大アップロード・サイズ(デフォルトで2GB)を超える場合、ポータルはインポートできません。importWebCenterPortals WLSTコマンドを使用して、現在のアップロード・サイズを超えるポータル・アーカイブをインポートすることをお薦めします。

    注意:

    • MDSにアーティファクトを格納するレガジー・ポータル(アセットを含む)を使用する場合、MDSのすべての依存アーティファクトをコンテンツ・サーバーに再配置することをお薦めします。MDSに格納されているアーティファクトを移動せず、アセット・アーカイブ内にMDSコンテンツを含めない場合、MDSのWLSTコマンドexportMetadata/importMetadataを使用して、MDSコンテンツを別の機会に移動することができます。次に例を示します。

      exportMetadata(application='webcenter', server='WC_Portal',
       toLocation='/tmp/content',
       docs='/oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/shared/**')
      
      importMetadata(application='webcenter', server='WC_Portal',
       fromLocation='/tmp/content',
       docs='/oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/shared/**')
  5. 情報メッセージで「はい」をクリックし、ポータルをインポートすることを確認します。

    すべてのポータルが正常にインポートされると、情報メッセージが表示されます。

  6. 「閉じる」をクリックします。