ポータルのインポート
Portal Server-Manage All
権限またはManage Configuration
権限がある場合、WebCenter Portal管理を使用してポータルをポータル・アーカイブからインポートできます。
1つ以上のポータルを.par
ファイルからインポートするには:
- ポータル・アーカイブ(
.par
ファイル)の場所を指定します。次のいずれかを選択します。-
自分のコンピュータで表示: 場所をテキスト・ボックスに入力します。あるいは、「参照」をクリックして、
.par
ファイルが格納されているディレクトリをローカル・ファイル・システム上で見つけます。 -
WebCenter Portalサーバーで表示: WebCenter Portalをデプロイするサーバーのパス(アーカイブ・ファイル名を含む)をテキスト・ボックスに入力します。たとえば、
/tmp/MyPortalExport.par
のように入力します。WebCenter Portalからアクセス可能な共有の場所を指定できます。
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- 「アーカイブの参照」をクリックして、インポートできるコンテンツを確認します。
指定したアーカイブのすべてのポータルの名前が表に表示されます。「タイプ」列は、アーカイブのポータルとターゲットに存在するポータルとの間に差異があることを示します。
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新規: この名前のポータルはターゲットに存在しません。インポートの際に新しいポータルが作成されます。
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置換: この名前のポータルでGUIDが同じポータルがターゲットに存在します。既存のポータルはインポート時に削除され、ポータル・アーカイブのバージョンに置き換えられます。
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競合: この名前のポータルがターゲットに存在しますが、ターゲットのポータルと、インポートしようとしているポータルのGUIDが異なります。あるいは、このポータルのGUIDと、ターゲットのいずれかのポータルのGUIDが同じですが、ポータル名が一致しません。
インポート・プロセスで、インポートしようとしているポータルとターゲットに存在するポータルとの間に競合が検出された場合、問題を解決する必要があります。たとえば、名前は一致してもGUIDが異なるために競合が発生している場合は、ソース・ポータルの名前を変更して新しいエクスポート・アーカイブを作成するか、ターゲット・アプリケーションの競合ポータルの名前を変更して同じアーカイブをインポートします。
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- 必要に応じて、インポートのオプションを設定します。
フィールド 説明 共有アセットを含める
ポータルで使用される、スキンまたはページ・テンプレートなどの共有アセットをインポートする場合に選択します。
ポータル・コンテンツを含める
(このオプションは、コンテンツ・リポジトリがWebCenter Content Serverであり、指定したアーカイブに1つ以上のポータルのコンテンツ・フォルダが含まれる場合にのみ表示されます。)
これを選択すると、アーカイブに含まれるすべてのコンテンツ・フォルダがインポートされます。ターゲットに存在するフォルダはインポート時に上書きされます。
このオプションの選択を解除すると、ポータルのコンテンツ・フォルダ(ある場合)は除外されます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・コンテンツが不要になった場合に便利です。
注意: 大きいコンテンツ・フォルダを含むポータル・アーカイブは、ファイルの最大アップロード・サイズを超える場合があります(デフォルトでは2GB)。
importWebCenterPortals
WLSTコマンドを使用して、現在のアップロード・サイズを超えるポータル・アーカイブをインポートすることをお薦めします。 - 「インポート」をクリックします。
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ターゲットのWebCenter Portalアプリケーションに存在するポータルをインポートしようとすると、「ポータル置換の確認」ダイアログが表示されます。既存のポータルを上書きするかどうかを確認する必要があります。
既存のポータルを削除してインポート・バージョンで置き換えるには、「はい」をクリックします。インポート・プロセスを取り消すには、「いいえ」をクリックします。
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インポート・プロセスで、インポートしようとしているポータルとターゲットに存在するポータルとの間に競合が検出された場合、問題の解決に役立つメッセージが表示されます。たとえば、ターゲット・アプリケーションのポータルとインポートしようとしているポータルの名前が同じでGUIDが異なる場合、競合メッセージが表示されます。この場合は、ソース・ポータルの名前を変更して新しいエクスポート・アーカイブを作成するか、ターゲット・アプリケーションの競合ポータルの名前を変更して同じアーカイブをインポートできます。
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ポータル・アーカイブがファイルの最大アップロード・サイズ(デフォルトで2GB)を超える場合、ポータルはインポートできません。
importWebCenterPortals
WLSTコマンドを使用して、現在のアップロード・サイズを超えるポータル・アーカイブをインポートすることをお薦めします。
注意:
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MDSにアーティファクトを格納するレガジー・ポータル(アセットを含む)を使用する場合、MDSのすべての依存アーティファクトをコンテンツ・サーバーに再配置することをお薦めします。MDSに格納されているアーティファクトを移動せず、アセット・アーカイブ内にMDSコンテンツを含めない場合、MDSのWLSTコマンド
exportMetadata
/importMetadata
を使用して、MDSコンテンツを別の機会に移動することができます。次に例を示します。exportMetadata(application='webcenter', server='
WC_Portal
', toLocation='/tmp/content', docs='/oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/shared/**') importMetadata(application='webcenter', server='WC_Portal
', fromLocation='/tmp/content', docs='/oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/shared/**')
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- 情報メッセージで「はい」をクリックし、ポータルをインポートすることを確認します。
すべてのポータルが正常にインポートされると、情報メッセージが表示されます。
- 「閉じる」をクリックします。