31 ポータルでのコンテンツの使用の概要

WebCenter Portalには、コンテンツを表示して管理する複数の異なるコンテナが用意されており、適切な権限を持つエンド・ユーザーは、該当のコンテンツを様々な方法で操作および表示できます。

WebCenter Portalでは、ポータル・コンテンツを使用するための複数の方法があります。

  • コンテンツのコントリビューションおよび公開。ユーザーは、イメージ、テキストおよびビデオを簡単にポータル・ページに追加できます。「イメージ」、「テキスト」または「スタイル・テキスト」コンポーネントがページに表示されているとき、Edit PageまたはContribute Page Content権限を付与されたユーザーは、実行時にイメージ、テキストまたはビデオをページにコントリビュートできます。

    さらに学ぶ:

    コンテンツのコントリビュートと公開の詳細は、「コンテンツのコントリビューションおよび公開の有効化」を参照してください。

  • 高度なコンテンツ。ポータル・ページをデザインして、カレンダ、アクティビティ・ストリーム、データ視覚化、メッセージ・ボード、タグ・クラウド、ポートレットなどのコンポーネントをポータル・ページに追加します。

    さらに学ぶ:

    ポータル・ページのデザインの詳細は、「ポータル・ページの使用」を参照してください。

  • コンテンツ・プレゼンタ。ユーザーは、ポータルのコンテンツの選択および表示を正確にカスタマイズできます。コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローがページに存在する場合、Edit Page権限を付与されたユーザーはOracle WebCenter Content Serverからコンテンツを選択して(コンテンツの単一アイテム、フォルダ下のコンテンツ、アイテムのリストまたはコンテンツに対する問合せ)、ポータルのページにコンテンツをレンダリングするテンプレートを選択できます。コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローは、システム管理者が前提条件であるWebCenter Content Serverの構成を完了している場合のみ使用できますが、コンテンツ・プレゼンタは表示するコンテンツの追加または管理に際してドキュメント・ツールに依存しません。

    さらに学ぶ:

    コンテンツ・プレゼンタの詳細は、「コンテンツ・プレゼンタを使用したコンテンツの公開」を参照してください。

  • コンテンツ・マネージャ。ユーザーは、接続しているWebCenter Content Serverリポジトリ内のライブラリ、フォルダおよびファイルを使用できます。高度な検索機能を備えた簡単で直観的なユーザー・インタフェースが提供されます。コンテンツ・マネージャ・タスク・フローがページで使用可能な場合、Edit Page権限を付与されたユーザーはタスク・フローを構成して、フォルダとファイルをリストするデフォルトのビューではなく、ピンと呼ばれるカスタマイズされたコンテンツのビューを提示できます。コンテンツ・マネージャ・タスク・フローは、システム管理者が前提条件であるWebCenter Content Serverの構成を完了し、ポータル・マネージャがドキュメント・ツールを有効化している場合のみ使用できます。

    さらに学ぶ:

    コンテンツ・マネージャ・タスク・フローの詳細は、「ドキュメント管理の有効化」を参照してください。

  • データ・プレゼンテーション。データを取得して、棒グラフ、円グラフ、リストなどの多様な視覚化でポータル・ページに表示します。データ・プレゼンテーションの作成方法の詳細は、「ポータルでのアプリケーション・データの表示」を参照してください。

  • Oracle DOCSコンテンツ・マネージャ。ユーザーは、Oracle Content and Experience Cloudでコンテンツにアクセスできます。詳細は、「Oracle Content and Experience Cloudとの統合」を参照してください。

  • Wiki。関連性がある、有益な最新のコンテンツで複数のユーザーがコラボレーションできます。Wikiは、ポータル・マネージャがドキュメント・ツールを有効化した場合のみ使用できます。

    さらに学ぶ:

    ポータルにWikiを含める場合の詳細は、「ポータルでのWikiの有効化」を参照してください。

  • ブログ。個人のブログを作成および管理して、体験や意見を記録したり、関連のあるブログ投稿をグループ化できます。ブログは、ポータル・マネージャがドキュメント・ツールを有効化した場合のみ使用できます。

    さらに学ぶ:

    ポータルにブログを含める場合の詳細は、「ポータルでのブログの有効化」を参照してください。

ポータル・マネージャがページにタスク・フローやコンポーネントを追加してコンテンツにアクセスできるようになった場合、エンド・ユーザーは、実行時のコンテンツの作成と編集、ドキュメントの使用、ポータルのWikiおよびブログでのコラボレーションを行うことができます。エンド・ユーザーのタスクは、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの使用』コンテンツのポータルへの追加に関する項で説明しています。