27 データ・ソースの使用

他のユーザーが自分のポータルでリモート・データにアクセスできるように、RESTおよびSQLのデータ・ソースを登録して管理します。

権限:

共有データ・ソースでこの章のタスクを実行するには、アプリケーション・レベルのManage Application Integration Visualization権限が必要です。Application Specialistロールを持つユーザーには、この権限がデフォルトで付与されます。『Oracle WebCenter Portalの管理』アプリケーション・ロールおよび権限についてに関する項を参照してください。

この章のタスクを実行するには、次のいずれかのポータル・レベルの権限が必要です。

  • Assets: Create, Edit, and Delete Assets、またはCreate AssetsおよびEdit Assets (標準権限)

  • Application Integration Visualization: Manage Application Integration Visualization (アドバンスト権限)

「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

データ・ソースについて

WebCenter Portalでは、2つのタイプのデータ・ソースがサポートされており、ここからポータル・ページに表示するデータを取得できます。

  • RESTデータ・ソース: 内部URL (プロキシ詳細が不要)と外部URL (プロキシ詳細が必要)のいずれかを指定して、データ・ソースウィザードまたはデータ視覚化の定義ウィザードでRESTデータ・ソースを構成できます。「RESTデータ・ソースの使用方法」を参照してください。

  • SQLデータ・ソース: WeblogicコンソールでSQLデータ・ソースを構成して、特定のデータベースの詳細(ユーザー名、パスワード、サービスID、ホスト名など)を指定できます。「SQLデータ・ソースの使用方法」を参照してください。

RESTデータ・ソースの使用方法

この項には次のトピックが含まれます:

RESTデータ・ソースの作成

デフォルトでは、RESTデータ・ソースは存在しません。RESTデータ・ソースは、アプリケーション・レベルまたはポータル・レベルで作成できます。アプリケーション・レベルのRESTデータ・ソースは、ポータルが特に除外されていないかぎり、すべてのポータルで使用できます。ポータル・レベルのRESTデータ・ソースは、作成元のポータルでのみ使用できます。

WebCenter PortalでRESTデータ・ソースを作成するには、次のいずれかを使用します。

  • データ視覚化の定義ウィザード: 基本的なRESTデータ・ソースの作成と編集をサポートします。ポータル・ページでデータ視覚化を追加および構成して、RESTデータ・ソースからのデータを、選択した視覚化テンプレートに表示する場合に使用可能です。詳細は、「データ視覚化の構成」を参照してください。

  • 「アセット」ページまたは「共有アセット」ページ: 追加のオプションが用意されており、より高度なRESTデータ・ソースの作成と編集をサポートします。この項では、この方法について説明します。

RESTデータ・ソースを作成するには:

  1. 次のいずれかに移動します。
    • アプリケーション・レベルのRESTデータ・ソースを作成する場合は、「共有アセット」ページに移動します。詳細は、「共有アセットへのアクセス」を参照してください。

    • ポータル・レベルのRESTデータ・ソースを作成する場合は、それを作成するポータル「アセット」ページに移動します。詳細は、「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。

  2. 左側のパネルの「データ・ソース」の下にある「RESTデータソース」をクリックします。
  3. ツールバーの「作成」(図27-1)をクリックして、新規RESTデータ・ソースの作成ウィザードを開きます。

    図27-1 RESTデータ・ソースの作成

    図27-1の説明が続きます
    「図27-1 RESTデータ・ソースの作成」の説明
  4. データ・ソースの「名前」とオプションの「説明」を入力します。

    図27-2 新規RESTデータ・ソースの作成ウィザード

    新規RESTデータ・ソースの作成ウィザード
  5. RESTデータ・ソースが作成される場所の有効なURLを「リソース・パス」に入力して、「テスト」をクリックし、リソース・パスが有効でデータが返されることを確認します。たとえば、リソース・パスhttp://dev.markitondemand.com/Api/v2/Quote?symbol=AAPLでは、株価が提供されます。

    ノート:

    リソース・パスは、少なくともGETメソッドを、他のメソッド(PUTPOSTDELETE)とともにサポートする必要があります。
  6. 指定したリソース・パスに基づいて内容が移入された「パラメータ」のリストで、必要に応じてパラメータを削除または追加します。

    ノート:

    「リソース・パス」のURLを変更すると、パラメータのリストがリフレッシュされ、必要なデータ・ソースのパラメータを再度指定する必要がある場合があります。
  7. 「データ・ソースの戻りタイプ」でいずれかを選択し、「リソース・パス」のURLによって返されるデータ型を指定します。URLによって返されるデータは、XML形式またはJSON形式にすることができます。
  8. 必要に応じて、「ポータル・プロキシの使用」および「認証を使用する」を選択または選択解除します。外部REST URLの場合は、「ポータル・プロキシの使用」を選択します。
  9. 必要に応じて、「キャッシュの有効化」を選択または選択解除し、「存続時間」(ms)および「最大重量」に値を入力します。
  10. 「メソッド」リストから、RESTデータ・ソースに割り当てるメソッドとしてGETPUTPOSTまたはDELETEを選択します。
  11. 指定したリソース・パスに基づいて内容が移入された「パラメータ」のリストで、必要に応じてパラメータを削除または追加します。
  12. 必要に応じて、「リクエスト・ペイロード」フィールドおよび「レスポンス・ペイロード」フィールドにペイロード値を入力します。ヒント: 返されるデータを確認するには、ブラウザにリソース・パスのURLを入力します。

    ノート:

    「リソース・パス」のURLはすべてのメソッド(GETPUTPOSTDELETE)で同じものにすることができ、「リクエスト・ペイロード」「レスポンス・ペイロード」はメソッドごとに別のものにすることができます。指定したすべてのメソッドに対して別のペイロード値を指定する必要があります。

    「リクエスト・ペイロード」のXMLの例は次のようになります。

    <opportunity>
    <city>DOCUMENT</city>
    <comment>Default</comment>
    <country>US</country>
    <createdBy>LHUGHES</createdBy>
    <creationDate>2015-10-01T00:00:00-08:00</creationDate>
    <currencyCode>USD</currencyCode>
    <customerInfo>
    <contactEmail>david@abccorp.com</contactEmail>
    <contactName>David</contactName>
    <contactPhone>9987656781</contactPhone>
    <customerPhone>9987656781</customerPhone>
    </customerInfo>
    <formattedAddress>559 Cooper St, SEATTLE, WASHINGTON 98102</formattedAddress>
    <locationId>300100000393851</locationId>
    <opportunityId>300100029659792</opportunityId>
    <opportunityName>OpptyForABCCorp</opportunityName>
    <opportunityNumber>CDRM_23685</opportunityNumber>
    <postalCode>98102</postalCode>
    <primaryOrganizationId>201</primaryOrganizationId>
    <primaryRevenueId>300100029659793</primaryRevenueId>
    <products>
    <productName>Server - Class III</productName>
    <quantity>10</quantity>
    <totalPrice>8000</totalPrice>
    <unitPrice>800</unitPrice>
    </products>
    <products>
    <productName>Pro Server</productName>
    <quantity>15</quantity>
    <totalPrice>11250</totalPrice>
    <unitPrice>750</unitPrice>
    </products>
    <revenue>8000</revenue>
    <salesStage>01 - Qualification</salesStage>
    <targetPartyId>100000015802569</targetPartyId><targetPartyName>Designs Cooper</targetPartyName>
    </opportunity>
    
  13. 「認証を使用する」を選択した場合は、次の操作を実行します。
    • 「次へ」をクリックします。

    • 「認証」ページで、既存の資格証明を選択するか、「資格証明の追加」をクリックして、新しい資格証明を作成します(新しい資格証明を作成するために必要な権限が付与されている場合)。

    • 「資格証明」ページで、「セキュリティ・タイプの選択」リストから選択します。

      • 基本認証: サポートは、WebCenter Portalの外部アプリケーション・サービスを介して提供されます。RESTサービスのユーザー名とパスワードは、外部アプリケーション・サービスを使用して、OPSS資格証明ストアに格納されます。実行時にデータ視覚化がレンダリングされる場合、WebCenter Portalによってこれらの資格証明が取得されて、ページにデータが表示されます。

      • OAuth: サポートは、RESTデータ・コントロールと統合されたOWSMによって提供されます。ADF RESTデータ・コントロールは、IDM OAuthサーバーを使用するOAuth 2.0のみをサポートします。IDM以外のソリューションを使用して保護される外部RESTサービスはサポートされません。

      • Taleoトークン・ジェネレータ: カスタム・セキュリティ・プロバイダによって認証が提供され、実行時にセキュリティが伝播されます。認証に成功した場合、Taleoトークンが発行されます。データを取得するために、このトークンがそれ以降の各リソース・リクエストに渡される必要があります。

        図27-3 RESTデータソースの作成ウィザード: 「資格証明」ページ

        RESTデータソースの作成ウィザード: 「資格証明」ページ
    • 「構成」で、セキュリティ・タイプに応じてログイン情報を定義または編集します。

      • 「基本認証」の場合は、「ログイン」にユーザー名を入力し、「パスワード」を入力します。

      • 「OAuth」の場合は、OAuthサーバーで構成されたクライアントIDとパスワードに対応するように、ログイン・ユーザー名を入力し、パスワードを入力し、OAuthサーバーのトークン・ジェネレータURLを入力します。

      • 「Taleoトークン・ジェネレータ」の場合は、「ログイン」にユーザー名を入力し、「パスワード」を入力し、Taleoエンド・ポイントにアクセスするために、「ログインURL」「組織コード」を入力します。ユーザーは、定義されたログインURLで、ユーザー名、パスワードおよび組織コード(会社ID)を使用して認証される必要があります。

  14. 「保存」をクリックします。

    新しく作成したデータ・ソースが、「アセット」ページまたは「共有アセット」ページにリスト表示されます。

    「使用可能」列のチェック・ボックスが空白の場合は、それが未公開であり、他のユーザーは使用できないことを示します。データ・ソースを公開するには、チェック・ボックスを選択します。

    データ・ソースの公開の詳細は、「アセットの表示および非表示」を参照してください。

RESTデータ・ソースの編集

WebCenter PortalでRESTデータ・ソースを編集するには、次のいずれかを使用します。

  • データ視覚化の定義ウィザード: 基本的なRESTデータ・ソースの作成と編集をサポートします。ポータル・ページでデータ視覚化を追加および構成して、RESTデータ・ソースからのデータを、選択した視覚化テンプレートに表示する場合に使用可能です。詳細は、「データ視覚化の構成」を参照してください。

  • 「アセット」ページまたは「共有アセット」ページ: 追加のオプションが用意されており、より高度なRESTデータ・ソースの作成と編集をサポートします。この項では、この方法について説明します。

RESTデータ・ソースを編集するには:

  1. 次のいずれかに移動します。
    • アプリケーション・レベルのRESTデータ・ソースを編集する場合は、「共有アセット」ページに移動します。詳細は、「共有アセットへのアクセス」を参照してください。

    • ポータル・レベルのRESTデータ・ソースを編集する場合は、それが属するポータル「アセット」ページに移動します。詳細は、「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。

  2. 左側のパネルの「データ・ソース」の下にある「RESTデータソース」をクリックします。
  3. 編集するRESTデータ・ソースの行で「編集」クイック・リンクをクリックして、RESTデータソースの編集ウィザード(図27-4)を開きます。

    図27-4 RESTデータソースの編集ウィザード

    RESTデータソースの編集ウィザード
  4. 必要に応じて、ウィザードのエントリを変更します。

    基礎となるデータが変更された場合は、「スキーマのリフレッシュ」を選択して、データ・ソースおよび関連するビジネス・オブジェクトを、追加、削除または名前変更した属性などの変更でリフレッシュできます。より重大な構造上の変更を行う場合は、データ・ソースと、それが使用されるすべてのデータ視覚化を再作成する必要があります。

    他のフィールドの値と選択内容の詳細は、「RESTデータ・ソースの作成」またはウィザードのオンライン・ヘルプを参照してください。

  5. 「保存」をクリックします。

RESTデータ・ソースの管理

次のオプションは、「アセット」ページまたは「共有アセット」ページに表示され、RESTデータ・ソースの管理に使用できます。

  • 作成—詳細は、「RESTデータ・ソースの作成」を参照してください。

  • 削除—不要になった場合は、RESTデータ・ソースを削除できます。

    詳細は、「アセットの削除」を参照してください。

  • アップロード—RESTデータ・ソースを含むアーカイブ・ファイルをアップロードできます。

    詳細は、「アセットのアップロード」を参照してください。

  • ダウンロード—RESTデータ・ソースをアーカイブ・ファイルにダウンロードできます。

    詳細は、「アセットのダウンロード」を参照してください。

  • アクション

    • コピー—RESTデータ・ソースのコピーを作成できます。

      詳細は、「アセットのコピー」を参照してください。

    • 共有アセットにコピー—他のポータルで使用できるように、RESTデータ・ソースをアプリケーション・レベルの共有アセットにコピーできます。

    • プロパティの表示—各RESTデータ・ソースには、それについての有用な情報がまとめられた「プロパティの表示」ダイアログが関連付けられています。

      詳細は、「アセットに関する情報の表示」を参照してください。

    • プロパティの編集—各RESTデータ・ソースには、それをポータルに表示する方法を制御する、特定のプロパティが関連付けられています。これらのプロパティは、「プロパティの編集」ダイアログで編集できます。

      詳細は、「アセットのプロパティの設定」を参照してください。

  • 使用可能—このチェック・ボックスを選択または選択解除することにより、ポータルでRESTデータ・ソースを使用できるかどうかを制御できます。

    詳細は、「アセットの表示および非表示」を参照してください。

  • 編集—詳細は、「RESTデータ・ソースの編集」を参照してください。

SQLデータ・ソースの使用方法

この項には次のトピックが含まれます:

SQLデータ・ソースの作成

デフォルトでは、SQLデータ・ソースは存在しません。SQLデータ・ソースは、アプリケーション・レベルまたはポータル・レベルで作成できます。アプリケーション・レベルのSQLデータ・ソースは、ポータルが特に除外されていないかぎり、すべてのポータルで使用できます。ポータル・レベルのSQLデータ・ソースは、作成元のポータルでのみ使用できます。

すべてのデータベース接続のデフォルトSQLスタイルは、Oracleです。データ・ソースがMicrosoft SQL Serverデータベースの場合、システム管理者は次の作業を実行する必要があります。

  • SQLスタイルを、SQL Serverデータベースをサポートするものに手作業でオーバーライドします。これを実行するには、Javaシステム・プロパティjbo.SQLBuilderSQLServerに設定します。この構成でOracle WebLogic Serverを起動すると、指定したSQLスタイルがサポートされます。

    jbo.SQLBuilderプロパティは、次のいずれかの方法で設定します。

    • DomainHome/bin/setDomainEnv.shファイルを開いて、-Djbo.SQLBuilder=SQLServerJAVA_OPTIONSの行に追加します。

    • 管理対象サーバーの開始スクリプトをテキスト・エディタで編集し、-Djbo.SQLBuilder=SQLServerJAVA_OPTIONSの行に追加します。

    • WebLogic Server管理コンソールで、WC_Spaces管理対象サーバーに移動して、「サーバーの起動」タブをクリックし、「引数」テキスト領域にシステム・プロパティを指定します。

  • jbo.TypeMapEntriesプロパティを使用して、typemapエントリとしてJavaを指定します。

    -Djbo.TypeMapEntries="Java" 

SQLデータ・ソースを作成するには:

  1. 次のいずれかに移動します。
    • アプリケーション・レベルのSQLデータ・ソースを作成する場合は、「共有アセット」ページに移動します。詳細は、「共有アセットへのアクセス」を参照してください。

    • ポータル・レベルのSQLデータ・ソースを作成する場合は、それを作成するポータル「アセット」ページに移動します。詳細は、「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。

  2. 左側のパネルの「データ・ソース」の下にある「SQLデータソース」をクリックします。
  3. ツールバーの「作成」(図27-5)をクリックして、新規SQLデータ・ソースの作成ウィザードを開きます。

    図27-5 SQLデータ・ソースの作成

    図27-5の説明が続きます
    「図27-5 SQLデータ・ソースの作成」の説明
  4. ウィザードで、データ・ソースの「名前」と、オプションで「説明」を入力します。

    図27-6 新規SQLデータ・ソースの作成ウィザード

    新規SQLデータ・ソースの作成ウィザード
  5. 「構成」で、次の操作を実行します。
    • 「JDBCデータ・ソース」フィールドに、JDBCデータ・ソースのJNDI名を入力します。

    • 「パスワード」フィールドに、JDBCデータ・ソースのパスワードを入力します。

  6. SQLデータ・ソースに問い合せるために、「SQL文」を入力します。たとえば:
    SELECT * FROM Persons WHERE City LIKE 'sa%'
    :bind-nameを使用して、SQL文のバインド変数を参照できます。次の例のように、バインド変数は、表示されるデータの制御に役立ちます。
    SELECT ename, empno, mgr, deptno FROM emp WHERE job IN (:job) ORDER BY empno ASC

    この問合せは、特定のジョブ・ロール(セールス・マネージャなど)の従業員全員の詳細を戻します。この問合せでは、:jobがパラメータjobを定義し、このパラメータはempデータベース表のjob列に対応します。この問合せによって、jobの値に基づくデータが返されます。バインド変数は必要な数だけ追加できます。問合せには、同じ変数を複数回使用することもできます。

    ノート:

    • 問合せのパラメータ名には、SQL予約語および予約済キーワードを使用しないでください。予約語を使用すると、問合せが失敗します。詳細は、Oracle Databaseドキュメント・ライブラリのOracle Database SQL言語リファレンスでOracle SQLの予約語およびキーワードに関する項を参照してください。

    • SQL Serverデータベースを使用している場合、問合せにNCHARデータ型またはNVARCHARデータ型の列が含まれると、エラーが発生する可能性があります。SQLデータ・コントロールでNCHARNVARCHARを含む問合せの実行に失敗した場合、それはリソース・カタログの「データ・コントロール」フォルダには追加されません。この制限を回避するには、CONVERT関数を使用して問合せを修正する必要があります。たとえば:

      SELECT CONVERT(VARCHAR(20), col1) col1, CONVERT(VARCHAR(20), col2) col2 FROM table1
  7. このSQLデータ・ソースの更新を許可するには、「更新可能」を選択します。この機能を有効にするために、基礎となる表に主キーが定義されている必要があります。また、更新可能なクエリは単一表に基づいている必要があります。
  8. 「テスト」をクリックして、必須入力が完了して有効であることを確認します。
  9. 「保存」をクリックします。

    新しく作成したデータ・ソースが、「アセット」ページまたは「共有アセット」ページにリスト表示されます。

    「使用可能」列のチェック・ボックスが空白の場合は、それが未公開であり、他のユーザーは使用できないことを示します。データ・ソースを公開するには、チェック・ボックスを選択します。データ・ソースの公開の詳細は、「アセットの表示および非表示」を参照してください。

SQLデータ・ソースの編集

SQLデータ・ソースを編集するには:

  1. 次のいずれかに移動します。
    • アプリケーション・レベルのSQLデータ・ソースを編集する場合は、「共有アセット」ページに移動します。詳細は、「共有アセットへのアクセス」を参照してください。

    • ポータル・レベルのSQLデータ・ソースを編集する場合は、それが属するポータル「アセット」ページに移動します。詳細は、「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。

  2. 左側のパネルの「データ・ソース」の下にある「SQLデータソース」をクリックします。
  3. 編集するSQLデータ・ソースの行で「編集」クイック・リンクをクリックして、SQLデータソースの編集ウィザード(図27-7)を開きます。

    図27-7 SQLデータソースの編集ウィザード

    SQLデータソースの編集ウィザード
  4. 必要に応じて、ウィザードのエントリを変更します。フィールドの値と選択内容の詳細は、「SQLデータ・ソースの作成」またはウィザードのオンライン・ヘルプを参照してください。
  5. 「保存」をクリックします。

SQLデータ・ソースの管理

次のオプションは、「アセット」ページまたは「共有アセット」ページに表示され、SQLデータ・ソースの管理に使用できます。

  • 作成—詳細は、「SQLデータ・ソースの作成」を参照してください。

  • 削除—不要になった場合は、SQLデータ・ソースを削除できます。

    詳細は、「アセットの削除」を参照してください。

  • アップロード—SQLデータ・ソースを含むアーカイブ・ファイルをアップロードできます。

    詳細は、「アセットのアップロード」を参照してください。

  • ダウンロード—SQLデータ・ソースをアーカイブ・ファイルにダウンロードできます。

    詳細は、「アセットのダウンロード」を参照してください。

  • アクション

    • コピー—SQLデータ・ソースのコピーを作成できます。

      詳細は、「アセットのコピー」を参照してください。

    • 共有アセットにコピー—他のポータルで使用できるように、SQLデータ・ソースをアプリケーション・レベルの共有アセットにコピーできます。

    • プロパティの表示—各SQLデータ・ソースには、それについての有用な情報がまとめられた「プロパティの表示」ダイアログが関連付けられています。

      詳細は、「アセットに関する情報の表示」を参照してください。

    • プロパティの編集—各SQLデータ・ソースには、それをポータルに表示する方法を制御する、特定のプロパティが関連付けられています。これらのプロパティは、「プロパティの編集」ダイアログで編集できます。

      詳細は、「アセットのプロパティの設定」を参照してください。

  • 使用可能—このチェック・ボックスを選択または選択解除することにより、ポータルでSQLデータ・ソースを使用できるかどうかを制御できます。

    詳細は、「アセットの表示および非表示」を参照してください。

  • 編集—詳細は、「SQLデータ・ソースの編集」を参照してください。