exadataコマンド

exadataキーワードを指定してコマンドを使用し、Oracle Exadataシステムにパッチを適用します。

rhpctl update exadata

Oracle Exadataシステムにパッチを適用します。

構文

rhpctl update exadata {-dbnodes comma_separates_list_of_nodes [-patchmgrloc patch_mgr_loc] [-iso_repo iso_repo_name] 
[-backup] [-batches list_of_batches | -continue | -abort] | -cells [-list_of_cell_nodes] | -ibswitches [-list_of_ibswitch_nodes] 
[-downgrade]} [-image exadata_image_name] [-fromnode node_name] [-patchmgargs "-patch_mgr_args"] [-client client_name] 
[-rollback] [-smtpfrom "email_address"] [-smtpto "email_address"] [-schedule {timer_value | NOW }] [-eval]

パラメータ

表A-19 rhpctl update exadataコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-dbnodes

Exadataデータベース・ノードにパッチを適用することを指定します。

-patchmgrloc patch_mgr_loc

パッチ・マネージャの場所を指定します。

-iso_repo iso_image_name

ISOイメージ名を指定します。

-backup

Exadataデータベース・サーバーのバックアップを実行します。

-batches list_of_batches

必要に応じて、ノードのバッチのカンマ区切りリストを指定できます。ここで、各バッチはカッコで囲まれたノード名のカンマ区切りリストで、ノード名は二重引用符("")で"(nA,nB,...),(...,nY,nZ)"の形式で囲まれます。

-continue

次のノードのバッチでOracle Exadataを更新します。

-abort

進行中の更新操作を中断します。

-cells

ストレージ・サーバー・ノードのカンマ区切りリスト。

-ibswitches

InfiniBandネットワーク・ファブリックのスイッチにパッチを適用することを指定します。

-ibnodes

Ba,...,Bz形式のIBスイッチ・ノードのリスト

-downgrade

このオプションは、InfiniBandネットワーク・ファブリックのスイッチをダウングレードする場合に指定します。

-image

Oracle Exadataイメージの名前を指定します。

このイメージは、ターゲット・マシンのすべてのデータベース・ノードにすでにデプロイされている必要があります。

-fromnode

ソース・ノードの名前を指定します。

-patchmgargs

オプションで、パッチ・マネージャの引数を二重引用符で囲んだ文字列で指定します。

-client client_name

データベース・ノードを更新するクラスタの名前を指定します。

-rollback

このオプションは、パッチをロールバックする場合に指定します。

-smtpfrom

パッチ・マネージャ通知の送信元の電子メール・アドレス。

-smtpto

パッチ・マネージャ通知の送信先の電子メール・アドレス。

-schedule {timer_value | NOW }

必要に応じて、次の例に示すように、このパラメータを使用して、ISO-8601形式でこの操作を実行する時間をスケジュールできます。

2020-07-25T19:13:17+05

NOWを指定するか、オプションを省略すると、ジョブはただちにスケジュールされます

-eval

実際にコマンドを実行せずにコマンドを評価します。

使用上のノート

rhpctl update exadataコマンドは、データベース・ノードのパッチ適用のみを実行する場合に使用します。

次の例では、クライアント・クラスタでデータベース・ノードのパッチ適用を実行します。

$ rhpctl update exadata image -image EXADATAIMAGEV1 
     -iso_repo p28802055_192000_Linux-x86-64.zip -patchmgrloc /patchMgr/dbserver_patch_19.190306 
     -patchmgrargs "-ignore_alerts" -client CLIENT1 -batches "(rac07box1)"

関連項目:

Oracle Exadataデータベース・ノードのパッチ適用の詳細は、「Oracle Exadataデータベース・サーバーとGrid Infrastructure更新の組合せ」を参照してください