Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアント

Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントは、Oracle Grid Infrastructureの一部です。ユーザーは、Oracleホームのデプロイのリクエストや使用可能なゴールド・イメージのリスト表示といったタスクを実行するために、Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントで操作を行います。

ユーザーがゴールド・イメージを指定してOracleホームをリクエストする場合、Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントは、Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーと通信してリクエストを渡します。Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーは、ゴールド・イメージの作業用コピーをインスタンス化し、Oracle ACFSまたは別のローカル・ファイル・システムを使用してOracle Fleet Patching and Provisioningクライアントで使用可能にすることによって、リクエストを処理します。

Oracle FPPターゲットとOracle FPPクライアントの違いは、Oracle FPPクライアントにはOracle Grid Infrastructureがインストールされ、追加のrhpclientコンポーネントが有効になっていることです。この追加のrhpclientコンポーネントにより、Oracle FPPクライアントはタスクを開始できますが、Oracle FPPターゲットでは、Oracle FPPサーバーのみが操作を開始できます。Oracle FPPサーバーによって管理されるリモート・ターゲットはすべて、Oracle FPPターゲットと呼ばれます。

Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアント:

• Oracle ACFSを使用して、ローカル・ホームとして迅速にプロビジョニングできるゴールド・イメージの作業用コピーを格納できます。新しいホームは、Oracle ACFSスナップショットを使用してすぐに作成したり元に戻すことができます。

  ノート:

  Oracle ACFS以外のローカル・ファイル・システムも使用できます。

• Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーの使用可能なホームのリストを提供します。

• Oracle Clusterware 12c リリース2 (12.2)のすべての機能を使用でき、Oracle Clusterware 12c リリース2 (12.2)以降のOracle Fleet Patching and Provisioningサーバーと通信できます。