フリート・パッチ適用およびプロビジョニングのログおよびトレース・ファイル

Oracle Fleet Patching and Provisioningのログおよびトレースを使用して、Oracle FPPサーバーおよびクライアントのエラーを特定してデバッグするための詳細情報を取得します。

Oracle FPPサーバーおよびクライアントの操作中に、次のログおよびトレース・ファイルが生成されます。診断目的に関係する重要なログおよびトレース・ファイルは次のとおりです。

• $ORACLE_BASE/crsdata/$HOSTNAME/rhp/rhpserver.log.{n}

  Oracle FPPサーバーの操作に関して発生したアクションの詳細なログが含まれます。ログ・ファイル番号は自動的に更新され、.0は常に最新のログ・ファイルです。

• $ORACLE_BASE/crsdata/$HOSTNAME/rhp/srvmhelper_clsn_{unixtimestamp}.log.0

  Oracle FPPヘルパー操作中に発生したアクションの詳細なログが含まれます。

• $ORACLE_BASE/crsdata/$HOSTNAME/rhp/logs/catalina.out

  Java Application Serverの操作中に発生したアクションの詳細なログが含まれます。

• /u01/app/grid/diag/crs/fpps/crs/trace

  Oracle Grid Infrastructureの操作中に発生したアクションの詳細なログが含まれます。Oracle Fleet Patching and ProvisioningはOracle Grid Infrastructureスタックの一部であるため、クラスタ・レディ・サービス・デーモン(CRSD)のログおよびトレース・ファイルは、Oracle FPPサーバーまたはクライアントの停止および起動のエラーのデバッグに役立つことがあります。

• $ORACLE_BASE/cfgtoollogs/dbca

  Oracle Databaseのデプロイメント時に発生したアクションの詳細なログが含まれます。

• $ORACLE_BASE/cfgtoollogs/dbua

  Oracle Databaseのアップグレード時に発生したアクションの詳細なログが含まれます。

トレース・ファイル・アナライザ(TFA)を使用し、–rhpフラグを使用してOracle FPPのログおよびトレースを収集することもできます。たとえば:

$ tfactl diagcollect –rhp