8 Oracle Fleet Patching and Provisioningのユースケース
以下のトピックでは、Oracle Fleet Patching and Provisioningを使用してソフトウェアのプロビジョニング、パッチ適用、アップグレードを行うための手順を段階ごとに示します。
Oracle Fleet Patching and Provisioningは、ソフトウェア・ライフサイクル管理ソリューションであり、標準運用環境のパッチ適用、プロビジョニングおよびアップグレードを標準化するのに役立ちます。
- Oracle Grid Infrastructure 19cデプロイメントの作成
現在Gridホームのない2つのノードでOracle Grid Infrastructureソフトウェアをプロビジョニングし、その後、マルチノードのOracle Grid Infrastructureインストールを形成するようにOracle Grid Infrastructureを構成します。 - Oracle Databaseホームのプロビジョニングとデータベースの作成
この手順では、Oracle Database 19cソフトウェアをプロビジョニングし、Oracle Databaseインスタンスを作成します。 - プラガブル・データベースのプロビジョニング
プロビジョニングされたデータベース作業用コピーで実行されている既存のコンテナ・データベース(CDB)にプラガブル・データベース(PDB)をプロビジョニングできます。 - Oracle Grid Infrastructure 19cへのアップグレード
この手順では、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用して、Oracle Grid Infrastructureクラスタを18cから19cにアップグレードします。 - Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseの同時パッチ適用
この手順では、クラスタのダウンタイムを発生させずに、クラスタ上のOracle Grid InfrastructureとOracle Databaseに最新のパッチ・レベルを適用します。 - 停止時間を発生させないOracle Database 19cへのパッチ適用
この手順では、データベースを停止させずに、Oracle Database 19cに最新のパッチを適用する方法について説明します。 - Oracle Database 19cへのアップグレード
この手順では、管理対象と管理対象外の両方のOracleホームを対象に、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用してOracle Database 18cから19cへと単一コマンドでOracleデータベースをアップグレードする方法について説明します。 - Zipコピーを使用したOracle Databaseのプロビジョニング
Oracle Grid Infrastructure 19cリリース更新(19.11)以降、Oracle FPPでは、ゴールド・イメージをターゲット・ホストに転送せずにインストールできます。 - クラスタへのノード追加とノードに対するOracle RACデータベースのスケーリング
フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用して2ノードのクラスタに新しいノードを追加してから、Oracle RACデータベースを新しいノードに拡張できます。 - フリート・パッチ適用およびプロビジョニング用のゴールド・イメージの追加
ソフトウェア・ホームのゴールド・イメージを作成し、それらをフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーに格納します(後でOracleホームのプロビジョニングに使用します)。 - 一般的なフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・タスクのユーザー・アクション
フリート・パッチ適用およびプロビジョニングのユーザー・アクションを使用すると、任意のタイプのソフトウェアのインストールおよび構成や、スクリプトの実行など様々なタスクを実行できます。