クラスタへのノード追加とノードに対するOracle RACデータベースのスケーリング

フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用して2ノードのクラスタに新しいノードを追加してから、Oracle RACデータベースを新しいノードに拡張できます。

始める前に

この手順では、Oracle Grid Infrastructure 19cがクラスタで実行されています。作業用コピーGI_HOME_19c_WCPYは、このクラスタ上のアクティブなGridホームです。

Oracle RACデータベース・ホームは、作業用コピーDB_HOME_19c_WCPYで実行されます。

『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』に記載されているように、ストレージ、ネットワークおよびオペレーティング・システムの要件が新規ノード用に構成されていることを確認してください。

手順

  1. フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーから、次のコマンドを実行して既存のOracle Grid Infrastructure作業用コピーにノードを追加します。
    rhpctl addnode gihome -workingcopy GI_HOME_19c_WCPY -newnodes n3:n3-vip {authentication_option}
    このコマンドは、node3を追加することによってクラスタを拡張します。
  2. 新しいノード上の管理者管理のOracle RACデータベースにインスタンスを追加します。
    rhpctl addnode database -workingcopy DB_HOME_19c_WCPY -dbname db321 -node n3 {authentication_option}
    このコマンドを実行すると、node3のデータベース・ホームが拡張され、このノード上にデータベースdb321が作成されます。