設定ウィザードを使用したOracle Instant Clientのインストール

runInstallerコマンドを使用して、Oracle Instant Clientのインストールを開始します。

  1. Oracleインストール所有者ユーザー・アカウント(oracle)としてログインします。
  2. 任意のブラウザを使用して、次の場所にあるOracle Databaseソフトウェア・ダウンロード・ページにアクセスします。
  3. 選択したディレクトリにOracle Database Clientのインストールzipファイルをダウンロードします。たとえば、zipファイルを/tmpディレクトリにダウンロードできます。
  4. クライアントzipファイルを展開し、runInstallerコマンドを使用してインストールを開始します。
    $ ./runInstaller
  5. 「インストール・タイプの選択」画面で、Instant Clientを選択します。「次」をクリックします。
  6. 「インストール場所の指定」画面で、OFA準拠のOracleホーム・ディレクトリのパス(例: /u01/app/oracle/product/19.0.0/client_1)を入力します。「次」をクリックします。
  7. 「サマリー」画面の情報を確認し、「次へ」をクリックします。
  8. 「終了」画面にOracle Instant Clientのインストールのステータスが表示されます。「閉じる」をクリックしてインストールを完了し、インストーラを終了します。
  9. Oracle Instant Client共有ライブラリ(libociei.solibclntsh.so.19.1libclntshcore.so.19.1libnnz19.soなど)は、Oracleクライアント・ホーム・ディレクトリ/u01/app/oracle/product/19.0.0/client_1にあります
  10. オペレーティング・システム共有ライブラリ・パスのLD_LIBRARY_PATH環境変数をOracleクライアント・ホーム・ディレクトリに設定します。
    $ export LD_LIBRARY_PATH=/u01/app/oracle/product/19.0.0/client_1:$LD_LIBRARY_PATH
  11. Oracle Instant Clientでtnsnames.orasqlnet.oraldap.oraoraaccess.xmlなどのオプションのOracle構成ファイルを同じ場所に配置する場合は、network/adminサブディレクトリにこれらのファイルを移動します。
    これは、このOracle Instant ClientにリンクされたアプリケーションのデフォルトのOracle構成ディレクトリです。
    または、Oracle構成ファイルを別のアクセス可能なディレクトリに移動できます。その後、環境変数TNS_ADMINをそのディレクトリ名に設定します。
  12. SQL*Plusパッケージのsqlplusなどのバイナリを使用するには、パッケージをBasicパッケージと同じディレクトリに解凍し、PATH環境変数を更新します。たとえば:
    $ export PATH=/u01/app/oracle/product/19.0.0/client_1:$PATH
  13. アプリケーションを起動します。

このOracle Instant Clientインストールを削除するには、runInstallerコマンドを-deinstall -homeオプションとともに使用します。

$ ./runInstaller -deinstall -home /u01/app/oracle/product/19.0.0/client_1