Oracle Instant Client Basic Lightのインストール

Linux x86-64およびLinux for Arm (aarch64)プラットフォームにOracle Instant Client Basic Lightをインストールする方法を学習します。

Oracle Instant Client Basic Lightについて

Instant Client Basic Lightライブラリのサイズは、Oracle Instant Clientよりも小さくなります。これは、Instant Client Basic Lightには英語のエラー・メッセージ・ファイルのみが含まれ、約250の中からサポートされる文字セット定義はわずかな数しか含まれていないためです。

Instant Client Basic Lightバージョンは、Unicode、ASCIIおよび西ヨーロッパ言語のいずれかの文字セットのサポートを使用するアプリケーション向けです。NLS_LANG設定のLANGUAGEおよびTERRITORYフィールドに制限がないため、Instant Client Basic Lightはあらゆる言語および地域設定で動作します。Instant Client Basic Lightでは英語のエラー・メッセージのみ提供されているため、NLS_LANGがAMERICAN以外の言語に設定されている場合でも、Net接続エラーなどのクライアントで生成されたエラー・メッセージは常に英語でレポートされます。データベース・インスタンスのOracleホームに適切な翻訳済メッセージ・ファイルがインストールされている場合は、SQL文の構文エラーなどのデータベース・サーバーで生成されたエラー・メッセージが選択した言語で生成されます。

Oracle Instant Client Basic Lightのグローバリゼーション設定

Oracle Instant Client Basic Lightでサポートされている文字セットについて学習します。

Oracle Instant Client Basic Lightは、次のクライアント文字セットをサポートします。

シングルバイト

  • US7ASCII
  • WE8DEC
  • WE8MSWIN1252
  • WE8ISO8859P1

Unicode

  • UTF8
  • AL16UTF16
  • AL32UTF8

Oracle Instant Client Basic Lightは、次のいずれかのデータベース文字セットを使用するデータベースに接続できます。

  • US7ASCII
  • WE8DEC
  • WE8MSWIN1252
  • WE8ISO8859P1
  • WE8EBCDIC37C
  • WE8EBCDIC1047
  • UTF8
  • AL32UTF8

Oracle Instant Client Basic Lightは、クライアントまたはデータベースの文字セットとして他の文字セットが使用された場合に、エラーを戻します。Oracle Instant Client Basic Lightは、OCI_UTF16モードで作成されたOCI環境ハンドルでも操作できます。

Oracle Instant Client Basic Lightパッケージのインストール

zipファイルまたはRPMファイルをダウンロードするか、パッケージ・リポジトリを使用して、Oracle Instant Client Basic Lightをインストールする方法を学習します。

zipファイルを使用したOracle Instant Client Basic Lightのインストール

zipファイルをダウンロードおよび使用してOracle Instant Client Basic Lightをインストールするには、zipファイルを使用したOracle Instant Clientのインストールの手順に従います。ただし、basic zipファイルのかわりにbasiclite zipファイルを解凍します。

RPMを使用したOracle Instant Client Basic Lightのインストール

以前のインストールを削除し、RPMを使用してOracle Instant Client Basic Lightをインストールするには、RPMを使用したOracle Instant Clientのインストールの手順に従います。ただし、basicのかわりにbasicliteパッケージを使用します。

ノート:

SQL*Plusなどの他のパッケージをインストールするには、Oracle Instant Client Basicパッケージをインストールします。