Oracle Memory Speedファイル・システムの作成およびマウント

Oracle Memory Speed (OMS)ファイル・システムを作成してマウントする方法について説明します。

マウント・ディレクトリを作成し、書込み権限と実行権限を削除します。

$ mkdir /oracle/omsfs_1
$ chmod -wx /oracle/omsfs_1
$ mkdir /oracle/omsfs_2
$ chmod -wx /oracle/omsfs_2
$ ls -l /oracle

dr--r--r-- 2 oracle dba 6 Feb 23 21:36 omsfs_1
dr--r--r-- 2 oracle dba 6 Feb 23 21:36 omsfs_2

omsfscmdsユーティリティを起動し、mkfsおよびmountコマンドをそれぞれ使用してファイル・システムを作成およびマウントします。
```
$ $ORACLE_HOME/bin/omsfscmds
OMS> mkfs /mnt/pmem0/omsuberfile.test
OMS:mkfs:No blocksize specified, using 4K
OMS:mkfs: Device /mnt/pmem0/omsuberfile.test formatted with
blocksize 4096
OMS> mount /mnt/pmem0/omsuberfile.test /oracle/omsfs_1
OMS:mount: Mounted /mnt/pmem0/omsuberfile.test at
/oracle/omsfs_1
OMS> mkfs /mnt/pmem1/omsuberfile.test
OMS:mkfs:No blocksize specified, using 4K
OMS:mkfs: Device /mnt/pmem1/omsuberfile.test formatted with
blocksize 4096
OMS> mount /mnt/pmem1/omsuberfile.test /oracle/omsfs_2
OMS:mount: Mounted /mnt/pmem1/omsuberfile.test at
/oracle/omsfs_2
OMS> lsmount
fsindex : 0
Mountpt : /oracle/omsfs_1
Deviceid: /mnt/pmem0/omsuberfile.test
fsindex : 1
Mountpt : /oracle/omsfs_2
Deviceid: /mnt/pmem1/omsuberfile.test
```
現在、OMSファイル・システムで唯一サポートされるブロック・サイズは4 KBです。この例では、2つのOMSファイル・システムがマウントされ、使用可能になっています。/dev/pmem0はソケット0に存在するため、/oracle/omsfs_1に配置されたファイルはソケット0に存在します。同様に、/dev/pmem1はソケット1に存在するため、/oracle/omsfs_2に配置されたファイルはソケット1にあります。

最大2つのファイル・システムを同時にマウントできます。これにより、OMSでは2つのソケット・サーバーのPMEMデバイスを使用できます。

OMSマウント・ポイントは、ノードを再起動してデーモンを再起動すると自動的に再マウントされます。