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omsfscmdsコマンド・リファレンス

様々なomsfscmdsコマンドを使用して、mkfsmountumountなどの基本的なファイル・システム操作を実行します。

用途

omsfscmdsは、Oracle Memory Speed (OMS)を管理するためのコマンドライン・ユーティリティです。omsfscmdsを使用するには、OMSデーモンが実行されていることを確認します。

例8-5 ファイル・システムをマウントするためのomsfscmds

$ORACLE SIDをデーモンと同じSIDに設定し、omsfscmdsを実行します。

$ $ORACLE_HOME/bin/omsfscmds
OMS> mount /mnt/pmem0/omsuberfile.test /oracle/omsfs_1

この例では、PMEMデバイス/mnt/pmem0/omsuberfile.testがOracle Databaseパス/oracle/omsfs_1にマウントされます。

パラメータ

コマンド 説明
help

helpコマンドは、各コマンドの詳細を確認する場合に使用します。

mkfs pmem_device block_size

このコマンドは、永続メモリー(PMEM)デバイスpmem_deviceをブロック・サイズblock_sizeでフォーマットする場合に使用します。

forcemkfs pmem_device block_size

このコマンドは、既存のファイル・システムをフォーマットし、ブロック・サイズblock_sizeの永続メモリー(PMEM)デバイスpmem_deviceを使用して新しいファイル・システムを作成する場合に使用します。

mount pmem_device mount_path

このコマンドは、PMEMデバイスpmem_deviceをマウント・パスmount_pathにマウントする場合に使用します。

umount mount_path

このコマンドは、PMEMデバイスをマウント・パスmount_pathからアンマウントする場合に使用します。

lsmount

このコマンドは、マウントされているすべてのファイル・システムをリストする場合に使用します。

df mount_path

mount_pathのファイル・システムで使用可能なディスク領域量を表示します。

cp source_filepath dest_filepath

このコマンドは、ソース・ファイル・ストアsource_filepathから宛先ファイル・ストアdest_filepathにコピーする場合に使用します。

ls mount_path

このコマンドは、マウント・パスmount_pathのすべてのファイルをリストする場合に使用します。

lls mount_path

このコマンドは、マウント・パスmount_pathのすべてのファイルに関する詳細情報をリストする場合に使用します。

rm file_path

このコマンドは、パスfile_pathのファイルを削除する場合に使用します。

cd dir_path

このコマンドは、現在の作業ディレクトリをパスdir_pathに変更する場合に使用します。

pwd

このコマンドは、現行ディレクトリを出力する場合に使用します。

dump module_option pmem_device/mount_point/absolute_file_path dump_file_name

このコマンドは、診断情報をdump_file_nameにダンプする場合に使用します。

使用可能なmodule_option値は、dalogmalogdftbloftbllsomlsofおよびheapです。

使用可能なpmem_device値は、dalogまたはdftblです。

使用可能なmount_point値は、malogheaplsomまたはoftblです。

使用可能なabsolute_file_path値は、lsofです。

trace pmem_device trace_option_file

このコマンドは、omsdaemonおよびomsfscmdsのトレースを有効にする場合に使用します。

daemon daemon_action

このコマンドは、OMSデーモンのトレース・レベルを設定する場合に使用します。

exitはデーモンを停止します。

trace lvlは、デーモン・トレースlvlを低、中または高に設定します。

exit

omsfscmdsコマンド・プロンプトを終了します。