13.67 UPDATE文の拡張機能
PL/SQLでは、SQLのUPDATE
文のupdate_set_clause
およびwhere_clause
が次のように拡張されています。
-
update_set_clause
でレコードを指定できます。選択した行ごとに、UPDATE
によって、対応するレコード・フィールドの値で各列が更新されます。 -
where_clause
でCURRENT
OF
句を指定できます。この句を指定すると、UPDATE
文は、指定したカーソルの現在の行に制限されます。
関連項目:
SQLのUPDATE
文の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
ここでのトピック
構文
update_set_clause ::=
where_clause ::=
セマンティクス
update_set_clause
record
dml_table_expression_clause
によって記述される項目の行を表すレコード変数の名前。つまり、レコードには、行のすべての列に対して、互換性のあるデータ型のフィールドが必要です。列にNOT
NULL
制約が含まれている場合、対応するフィールドにNULL
値を含めることはできません。
where_clause
for_update_cursor
FOR
UPDATE
カーソルの名前。つまり、FOR
SELECT
UPDATE
文に関連付けられた明示カーソルのことです。
例
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例5-55、レコードを使用した行の更新