16 以前のリリースからの移行
次のトピックでは、既存のインストール環境からOracle Database Gateway for DRDAの新規インスタンスに移行する方法について説明します。次のステップを実行して、既存のリリースから新規リリースのOracle Database Gateway for DRDAに移行します。
16.1 新規リリースのインストール
別個のディレクトリにゲートウェイの新規リリースをインストールします(「Oracle Database Gateway for DRDAのインストール」を参照)。
ノート:
以前にインストールした既存のゲートウェイに上書きインストールしないでください。これを行うと、既存のインストールが破損します。
16.2 ゲートウェイ初期化パラメータ・ファイル
Database Gateway for DRDAのこのリリースでは、完全に新しいアーキテクチャが用意されています。以前のパラメータは、ほとんどが廃止されています。古い初期化ファイルをベースとして使用したり、ファイルを変更しないでください。そのかわりに、インストールの一部として生成された新しい初期化をベースとして使用する必要があります。このパラメータの構文は、「初期化パラメータ」を参照してください。
既存のTG4DB2のカスタマがDatabase Gateway for DRDAのこのリリースに移行する場合は、このリリースのゲートウェイで、リカバリ・ユーザー・パスワードHS_FDS_RECOVERY_PWDを提供する必要があります。
16.4 データ・ディクショナリ・ビューのインストールまたはアップグレード
ゲートウェイが正しく機能するには、ゲートウェイがアクセスするDB2システムにデータ・ディクショナリ・ビューをインストールする必要があります。ゲートウェイをアップグレードしている場合は、データ・ディクショナリ・ビューを最新のゲートウェイに同梱のものと置き換える必要があります。最新バージョンのゲートウェイが正しく機能するためには、新規ビューが必要です。これには、以前のバージョンとの互換性を得るために必要な下位機能が用意されています。データ・ディクショナリ・ビューの作成方法の詳細は、「Oracle Database Gateway for DRDAの構成」を参照してください。