14.3.2.11.1 問合せセレクタ・パネル

拡張グラフ・ビュー機能の使用を開始するには、最初にSPARQL CONSTRUCTまたはSPARQL DESCRIBE問合せを実行する必要があります。結果の問合せ出力は、ルート・クラス(一般にURIまたは空白のノード値)のサマリー(受信述語および送信述語のカウント)として編成されます。

次の図は、2つのルート・クラスowl:Classおよびlehigh:Personを生成するSPARQL CONSTRUCT問合せを示しています。

図14-55 問合せセレクタ

図14-55の説明が続きます
「図14-55 問合せセレクタ」の説明

各ルート・クラスには、受信述語および送信述語の独自のサマリーがあります。ルート・クラスをダブルクリックして、グラフ・ビュー・パネルにグラフ表現を表示できます。

グラフ・ノードの結果ラベルを短くするために、問合せでPREFIX式を定義することをお薦めします。また、ノードのグラフィック表現に使用する領域の削減にも役立ちます。よく知られているRDF SPARQL接頭辞(rdfrdfsowlなど)は自動的に認識されるため、問合せ式で回避できます。

前の図に示されているように、ツリー・ノードをダブルクリックして、グラフ・ビューで要素をグラフとして開くことができます。その後、「問合せセレクタ」パネルのルート・ツリー・ノードを使用せずに、グラフ・ビューでグラフを直接操作できます。このパネルを折りたたむと、グラフ・ビューのページの領域を増やすことができます。

次の図は、グラフ・ビューに表示されるowl:Classおよびlehigh:Person要素を示しています。

図14-56 拡張グラフ・ビュー

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「図14-56 拡張グラフ・ビュー」の説明

場合によっては、SPARQL問合せの実行によって複数のルート・クラスが生成される可能性があります。ただし、すべてのルート・クラスをグラフに追加する必要はありません。これは、きれいで読みやすいグラフ領域を維持するのにも役立ちます。