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1.275 PLSCOPE_SETTINGS

PLSCOPE_SETTINGSは、コンパイル時間の収集、クロス・リファレンスおよびPL/SQLソース・コードの識別子データの保存を制御します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

PLSCOPE_SETTINGS = ‘value_clause [, value_clause ]’

value_clause::=

{ IDENTIFIERS | STATEMENTS } : { ALL | NONE | PUBLIC (for IDENTIFIERS only) | SQL (for IDENTIFIERS only) | PLSQL (for IDENTIFIERS only) }

デフォルト値

‘IDENTIFIERS:NONE’

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

値:

  • IDENTIFIERS:ALL

    全ソース・コードの識別子データの収集を有効にします。

  • IDENTIFIERS:NONE

    全ソース・コードの識別子データの収集を無効にします。

  • IDENTIFIERS: PUBLIC

    すべてのPUBLICユーザー識別子データの収集を有効にします(DEFINITIONを除く)。

  • IDENTIFIERS:SQL

    SQLの識別子データの収集を有効にします。

  • IDENTIFIERS:PLSQL

    PLSQLの識別子データの収集を有効にします。

  • STATEMENTS:ALL

    PL/SQLで使用されるすべてのSQL文の収集を有効にします。

  • STATEMENTS:NONE

    すべての文の収集を無効にします。

PLSCOPE_SETTINGSは、セッション、システムまたはライブラリ別のユニット(ALTER COMPILE)ベースで設定できます。すべてのライブラリ・ユニットのPLSCOPE_SETTINGSの現行設定は、*_PLSQL_OBJECT_SETTINGSビューに問い合せることによって取得できます。このパラメータを設定することによって収集されたすべての識別子データには、*_IDENTIFIERSビューを使用してアクセスできます。

STATEMENTS設定が指定されておらず、IDENTIFIERSが指定されているが、NONE以外の値に設定されている場合、STATEMENTSALLにデフォルト設定されます。これは、次と同じです。
IDENTIFIERS: [ALL|PLSQL|PLSQL|PUBLIC]

次のパラメータ設定により、PL/SQLおよびSQLの識別子および文が収集されます。

PLSCOPE_SETTINGS = 'IDENTIFIERS:ALL, STATEMENTS:ALL'

次のパラメータ設定により、SQLの識別子および文のみが収集されます。

PLSCOPE_SETTINGS = 'IDENTIFIERS:SQL, STATEMENTS:ALL'

次のパラメータ設定により、PL/SQLの識別子のみが収集されます。

PLSCOPE_SETTINGS = 'IDENTIFIERS:PLSQL, STATEMENTS:NONE'

次のパラメータ設定により、識別子データは収集されず、すべての既存の識別子データが削除されます。

PLSCOPE_SETTINGS = 'IDENTIFIERS: NONE'

関連項目: