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Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2へのアップグレード

この手順では、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用して、Oracle Grid Infrastructureクラスタを11gリリース2 (11.2.0.4)から12cリリース2 (12.2)にアップグレードします。

始める前に

Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2.0.1)にアップグレードするには、ソースがOracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2.0.3または11.2.0.4)か、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.1.0.2)である必要があります。

ソース・ホームで構成されているグループが宛先ホームのものに一致することを確認してください。

作業用コピーをプロビジョニングするための、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2.0.1)ソフトウェアのイメージGI_HOME_12201があることを確認してください。

GI_11204は、アップグレードされるクラスタ上のアクティブなGrid Infrastructureホームです。これは作業用コピーです(この例では、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングによってクラスタがプロビジョニングされているため)。フリート・パッチ適用およびプロビジョニングでは、Grid Infrastructureホームが管理対象外のクラスタ(つまり、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングによってプロビジョニングされなかったホーム)をアップグレードすることもできます。

プロシージャ

  1. Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2.0.1)ソフトウェアの作業用コピーをプロビジョニングします。
    $ rhpctl add workingcopy -workingcopy GI122 -image GI_HOME_12201 {authentication_option}

    GI122は、イメージGI_HOME_12201に基づく作業用コピーです。

  2. ターゲット・クラスタをGI122作業用コピーにアップグレードします。
    rhpctl upgrade gihome -sourcewc GI11204 -destwc GI122
    高速ホーム・プロビジョニングは、ソース作業用コピーの名前に基づいてアップグレード対象のクラスタを識別し、作業用コピー GI122にアップグレードします。