Oracle Restartサーバーのオペレーティング・システムのアップグレード

この手順をOracle Restartサーバーで実行して、オペレーティング・システムをアップグレードします。

  1. rootユーザーとして、サーバーの再起動時にOracle高可用性サービスの自動起動を無効にします。
    # cd Grid_home/bin
    # ./crsctl disable has
  2. サーバーのOracle Restartスタックを停止します。
    # ./crsctl stop has
  3. オペレーティング・システムのアップグレード前にすべてのサービスが停止していることを確認します。
    # ./crsctl check has
  4. オペレーティング・システムを、使用中のOracle Restartリリースでサポートされているバージョンにアップグレードします。
    オペレーティング・システムのアップグレードの詳細は、使用中のオペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。
  5. オペレーティング・システムのアップグレードが完了した後、使用中のOracle Restartサーバーを再起動します。
  6. rootユーザーとして、Oracle Databaseライブラリを追加し、Oracle Restartインストールをロックします。
    # cd Grid_home/rdbms/install/ 
    # ./rootadd_rdbms.sh
    # cd Grid_home/crs/install
    # roothas.sh -lock 
  7. rootユーザーとして、サーバーの再起動時にOracle高可用性サービスの自動起動を有効にします。
    # cd Grid_home/bin
    # ./crsctl enable has
  8. サーバーのOracle Restartスタックを起動します。
    # ./crsctl start has
  9. SQL*Plusセッションに接続し、プラガブル・データベース(PDB)を開きます。
    SQL> CONNECT / AS SYSDBA
    SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE pdb_name OPEN;
  10. gridユーザーとして、Oracle Restartサーバーに登録されているすべてのリソースをリストします。
    $ Grid_home/bin/crsctl stat res -t