Oracle Databaseのリリース番号について

Oracle Databaseリリースは、リリース情報を示す5つの数値セグメントによって分類されます。

ノート:

四半期ごとの更新は、リリース更新(UpdateまたはRU)およびリリース更新リビジョン(RevisionまたはRUR)の形式で提供されています。パッチ・セットまたはバンドル・パッチ・セットはリリースされなくなりました。詳細は、My Oracle Supportのノート2285040.1を参照してください。

Oracle Databaseリリースは、versionリリースおよびversion_fullリリースとしてリリースされます。

versionリリースは、メジャー・リリース・バージョン.0.0.0.0の形式で指定されます。メジャー・リリース・バージョンは、Oracle Databaseのバージョンがリリースされた最初の年の最後の2桁に基づいています。たとえば、2018年に最初にリリースされたOracle Databaseバージョンのメジャー・リリース・バージョンは18で、そのversionリリースは18.0.0.0.0になります。

version_fullリリースはversionリリースの更新で、メジャー・リリース・バージョン、四半期ごとのリリース更新バージョン(Update)、および四半期ごとのリリース更新リビジョン(Revision)に基づいて指定されます。version_fullリリースは、次の例に示すように、ピリオドで区切られた5つの数値セグメントで分類されます。

図1-2 Oracle Databaseのリリース番号の例

図1-2の説明が続きます。
「図1-2 Oracle Databaseのリリース番号の例」の説明
  • 1番目の数字: この数字はメジャー・リリース・バージョンを示します。これは、Oracle Databaseのバージョンがリリースされた最初の年の最後の2桁でもあります。

  • 2番目の数字: この数字はリリース更新バージョン(UpdateまたはRU)を示します。

  • 3番目の数字: この数字はリリース更新リビジョン・バージョン(RevisionまたはRUR)を示します。

  • 4番目の数字: この数字は将来使用するために予約されています。現在は常に0に設定されています。

  • 5番目の数字: 最初の3つのフィールドのみが一般的に使用されますが、5番目のフィールドには19.7.0.0.200414など、リリース更新(RU)のリリース日を冗長に明確にする数値を表示できます。

ノート:

最初の3つの数字は、主にOracle Databaseのリリースを識別します。

注意:

アップグレードを開始する前およびダウングレードを開始する前に、ターゲット・データベースに最新のリリース更新を適用することをお薦めします。可能な場合は、ソース環境にパッチが適用されていることも確認します。リリースの更新は累積されます。Oracle Grid Infrastructure環境も更新する場合は、Oracle Database Oracleホームを更新する前に、必ず最新のリリース更新をGrid環境に適用します。更新の詳細は、My Oracle Supportノート2118136.2を参照してください。