B エラーおよびアラート・メッセージ
この付録では、Oracle Exadata System Softwareの使用時に発生する可能性があるエラーおよびアラート・メッセージについて説明します。
B.1 アラート、インシデントおよびトレース・ファイルの理解
アラート、インシデントおよびトレース・ファイルでは、役に立つ情報の診断記録が提供されます。アラート・ファイルには、内部エラーおよび管理タスクに関する情報が格納されます。インシデント・ファイルには、1回のエラー発生に関する情報が格納されます。トレース・ファイルには、サーバーおよびバックグラウンド・プロセスに関する情報を格納できます。この項では、次の項目について説明します。
関連項目
B.1.1 アラート・ファイルについて
アラート・ファイルは、内部エラーおよび管理アクティビティ(バックアップなど)に関する情報を記録するログ・ファイルです。内部エラーが発生すると、メッセージが端末画面に送信され、アラート・ファイルに書き込まれます。アラート・ファイルには、エラーによって生成されたトレース・ファイルの場所や名前など、内部エラーに関する追加情報も書き込まれます。アラート・ファイルは、次のディレクトリにあります。
/opt/oracle/cell/log/diag/asm/cell/hostname/trace/alert.log
システムでオペレータ・コンソールを使用している場合は、Oracleからのメッセージがコンソールに表示される場合があります。重要なメッセージはすべてアラート・ファイルとオペレータ・コンソールに書き込まれます。このコンソールには、Oracleメッセージだけなく、すべてのメッセージが表示されるため、アラート・ファイルは、コンソール・ログよりもすべてのOracle管理アクティビティとエラーの追跡に適した記録です。
B.1.2 インシデント・パッケージについて
インシデントとは、1回発生した問題です。問題が複数回発生した場合は、発生ごとにインシデントが作成されます。インシデントは自動診断リポジトリ(ADR)で追跡されます。各インシデントは、ADR内で一意の数値のインシデントIDで識別されます。インシデントが発生すると、データベースによってアラート・ログにエントリが記録され、インシデント・アラートがOracle Enterprise Managerに送信されます。次に、インシデントに関する診断データがダンプ・ファイル(インシデント・ダンプ)に収集され、インシデント・ダンプにインシデントIDがタグ付けされます。最後に、そのインシデント用に作成されたADRサブディレクトリにインシデント・ダンプが格納されます。
通常、クリティカル・エラーの診断と解決は、インシデント・アラートから開始されます。ADRのすべてのインシデントのリストは、ADRコマンド・インタプリタ(ADRCI)コマンドを使用して取得できます。
各インシデントは1つの問題にのみマップされます。各インシデントは比較されるため、1つの問題で多数のインシデントおよびインシデント・ダンプが生成されることはありません。
B.1.3 トレース・ファイルについて
トレース・ファイルは、Oracleインスタンスが起動するか、ユーザー・プロセスまたはバックグラウンド・プロセスで予期しないイベントが発生するたびに作成されます。ファイル拡張子またはファイル・タイプは、通常は.trc
です。拡張子またはファイル・タイプが異なる場合は、オペレーティング・システム別のOracleドキュメントに記載されています。トレース・ファイルの内容には、システム・グローバル領域、プロセス・グローバル領域、オペレーティング・コール・スタック、レジスタなどのダンプが含まれます。
注意:
traceLevel属性の設定を変更する場合は、管理サーバーを再起動して変更内容を適用する必要があります。管理サーバーを再起動しても、データベースやデータ・フローには影響はありません。
B.1.4 自動診断リポジトリについて
ADRは、Oracle DatabaseのOracle診断フレームワークのコア・コンポーネントです。これは、データベース、アプリケーション・サーバー、Oracle Exadata Storage Serverなどの主要なOracleソフトウェア・コンポーネントに関連する診断データのリポジトリとして機能します。リポジトリには、データベースの外部に、問題データ、インシデント・データ、パッケージ・メタデータ、トレース・ファイルおよびダンプ・ファイルが格納されます。
B.1.4.3 診断ファイルの場所
アラート、インシデントおよびトレース・ファイルは、セルのADRホーム・ディレクトリ($ADR_BASE/diag/asm/cell/cell_name)の
alertサブディレクトリ、incidentサブディレクトリおよびtrace
サブディレクトリに書き込まれます。ADRホームはADRベース・ディレクトリ($ADR_BASE
)にあります。ADRファイルの保存期間は、diagHistoryDays
セル属性で指定されます。この設定は、CellCLIのALTER CELL
コマンドで変更できます。
Secure Shell(SSH)を使用してセルにアクセスする場合は、インストール時に設定した$ADR_BASE
の値を表示できます。
関連項目
B.1.5 診断ファイルの管理
ADRコマンド・インタプリタ(ADRCI)は、診断データの管理に使用するコマンドライン・ツールです。
ADRCIを使用すると、次の操作が実行可能です。
-
ADR内で診断データを表示
-
インシデントおよび問題に関する情報をZIPファイルにパッケージ化し、Oracleサポート・サービスに転送
Oracle Exadata System SoftwareでADRCIを使用するには、次のコマンドを使用してADRベースを設定します。
ADRCI> SET BASE /opt/oracle/cell/log
ADRCIを使用すると、次の例のようにセルのアラート、インシデントおよびトレース・ファイルを表示できます。
例B-1 アラート、インシデントおよびトレース・ファイルの表示
$ ADRCI
ADRCI: Release 11.2.0.1.0 - Production on Wed May 20 02:17:38 2009
Copyright (c) 1982, 2009, Oracle. All rights reserved.
ADRCI> SET BASE /opt/oracle/cell/log
ADRCI> SHOW HOMES
ADR Homes:
diag/asm/cell/st-cell03-2
...
ADRCI> SET HOMEPATH diag/asm/cell/st-cell03-2
ADRCI> SHOW ALERT
...
ADRCI> SHOW INCIDENT
...
ADRCI> SHOW TRACEFILE
...
B.2 Oracle Exadata System Softwareのエラー・メッセージ
この項では、Oracle Exadata System Softwareのエラー・メッセージのカテゴリについて説明します。カテゴリは次のとおりです。
B.2.1 エラー・メッセージ: CELL-00001からCELL-00500
この項では、CELL-00001からCELL-00500のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-00007: ALTER IORMPLANコマンドにOTHERディレクティブが含まれていません。
-
原因:
dbPlan
カテゴリとcatPlan
カテゴリの両方に、name=other
のディレクティブが少なくとも1つずつ必要です。
- CELL-00011: 属性の最大長を超えています: {0}
-
原因: 値が属性フィールドで許可されている長さを超えています。たとえば、
name
またはcomment
の属性値に入力するテキストは256文字未満にする必要があります。
- CELL-00016: ALTER IORMPLANコマンドでは、allocationとlevelの両方の属性に値を指定する必要があります。
-
原因: IORMPLANディレクティブで割当ておよびレベルの両方の属性が指定されませんでした。
- CELL-00020: ALTER IORMPLANコマンドでは、allocation、share、limit、flashcache、flashlog、flashCachelimit、flashCacheSize、flashCacheMinのいずれかの属性を1つ以上指定する必要があります。
-
原因:
IORMPLAN
ディレクティブで正しい値または属性が指定されませんでした。
- CELL-00021: ALTER IORMPLANコマンドでは、allocationとshareの両方の属性に値を指定することはできません。
-
原因:
IORMPLAN
ディレクティブで割当ておよび共有の両方の値が指定されました。
- CELL-00025: ALTER IORMPLANコマンドDEFAULTは予約語のため、role、asmcluster、levelまたはallocationを指定できません
-
原因:
ALTER IORMPLAN
コマンドが発行され、default
にrole
、asmcluster
、level
またはallocation
が指定されました。
- CELL-00026: ALTER IORMPlanコマンドでは、レベルおよび割当ての属性に32を超えるディレクティブを含めることができません。
-
原因: IORMPLANコマンドで、32を超えるディレクティブがレベルおよび割当ての属性に含まれました。
- CELL-00027: ALTER IORMPLANコマンドのflashCacheMinおよびflashCacheSizeディレクティブの合計を現在のflashcacheサイズ: {0}より大きくすることはできません。
-
原因:
flashcachemin
ディレクティブがフラッシュ・キャッシュの現在のサイズを超えていました。
- CELL-00028: ALTER IORMPLANコマンドでは、OTHERディレクティブのflashCacheMin、flashCacheSizeまたはflashCacheLimit属性を使用できません。
-
原因: OTHERディレクティブに
flashcachemin
またはflashcachelimit
が含まれていました。
- CELL-00031: ALTER IORMPLANコマンドにはデータベース{0}のプライマリおよびスタンバイ・ディレクティブが必要です。
-
原因: データベース・プランにプライマリ・ディレクティブとスタンバイ・ディレクティブが含まれていませんでした。
- CELL-00032: dbplanにプロファイル・タイプのディレクティブがある場合、catplanは設定できません。
-
原因:
dbplan
パラメータにプロファイル・タイプ・ディレクティブが含まれていたため、catPlan
パラメータが設定されませんでした。
- CELL-00033: catplanがアクティブな場合、IORMPLAN dbplanでプロファイル・タイプのディレクティブを指定できません。
-
原因: dbPlanパラメータにプロファイル・タイプ・ディレクティブが含まれていましたが、catPlanパラメータがアクティブでした。
- CELL-00035: flashCacheMinまたはflashCacheLimitが指定されていない場合、ALTER IORMPLANコマンドはflashCacheSizeを指定できません。
-
原因:
flashCacheMin
、flashCacheLimit
およびflashCacheSize
属性は、カテゴリ・プランには指定できません。
- CELL-00036: 開始時間の形式が無効です。必要な形式は、yyyy_MM_ddTHH_mm_ssまたは'now'です。
-
原因:CREATE DIAGPACKコマンドに無効な時刻の形式が指定されました。
- CELL-00047: catPlanディレクティブを指定する場合、{0}属性は許可されません。
-
原因:
ALTER IORMPLAN
コマンドが発行され、サポートされていない属性の指定が試みられました。
- CELL-00048: dbplan "{1}"ディレクティブを指定する場合、{0}属性は許可されません。
-
原因:
ALTER IORMPLAN
コマンドが発行され、サポートされていない属性の指定が試みられました。
- CELL-00049: ALTER IORMPLANコマンドでは、属性{1}も指定されている場合、{0}属性の値を指定できません。
-
原因:
ALTER IORMPLAN
コマンドが発行され、サポートされていない属性の指定が試みられました。
- CELL-00051: SNMP V3ユーザー定義"{0}"にはauthProtocolおよびauthPasswordが含まれている必要があります。
-
原因: ユーザー定義に
authProtocol
およびauthPassword
が含まれていませんでした。
- CELL-00052: SNMP V3ユーザー定義"{0}"認証パスワードには、8から12文字の英数字を使用する必要があります。プライバシ保護パスワードは、8文字の半角英数文字です。
-
原因: パスワードに正しい文字数が含まれていませんでした。
- CELL-00054: SNMP V3ユーザー定義 "{0}"にprivProtocolは含まれていますがprivPasswordが含まれていません。
-
原因: ユーザー定義にパスワードが含まれていませんでした。
- CELL-00058: 指定されたディレクティブに次の属性が何度も使用されています: {0}。各ディレクティブでは、属性は1回の発生が許可されています。
-
原因: ディレクティブ内で属性が繰り返されました。
- CELL-00059: snmpSubscriberディレクティブに無効なタイプが含まれています。タイプASR、V3およびV3ASRのみがサポートされています。デフォルトのタイプはV1です。
-
原因:
snmpSubscriber
ディレクティブに無効タイプが含まれていました。
- CELL-00060: SNMP V3ユーザー定義 "{0}"にprivPasswordは含まれていますがprivProtocolが含まれていません。
-
原因: ユーザー定義にプロトコルが含まれていませんでした。
- CELL-00061: SNMP V3サブスクリプションでは、SNMPユーザーが定義され、snmpSubscriber属性割当てでsnmpUserディレクティブを使用して名前によって参照される必要があります。
-
原因:
snmpSubscriber
にはV3
またはv3ASR
タイプが指定されていましたが、snmpUser
属性が含まれていませんでした。
- CELL-00062: SNMPサブスクリプションはSNMPユーザー{0}を参照しますが、これが定義されていません。snmpUser属性の割当てを使用して、ユーザーを定義する必要があります。
-
原因: サブスクリプションで参照されているSNMPユーザーが定義されていません。
- CELL-00065: このSNMPエンジンIDの変更により、既存のSNMPユーザー定義は無効になります。ALTERコマンドを使用してSNMPユーザーを削除し、SNMPエンジンを変更してください。SNMPユーザー定義をもう1度作成する必要があります。
-
原因: エンジンIDの変更が既存のユーザー定義に起因せずに実行されました。
- CELL-00066: このコマンドではパスワードを入力する必要がありますが、この入力を可能にする対話モードで実行されていません。
-
原因: CLIが対話型モードで実行されていなかったため、コマンドが失敗しました。
- CELL-00072: SNMPコミュニティ名には空白または次の文字を含めることはできません: = ’ ” \ / < >
-
原因: 指定されたsnmpSubscriber値に、許可されない文字が1つ以上使用されたコミュニティ名が含まれています。
- CELL-00082: SoftwareUpdate名はSoftwareUpdateストア内のバージョンにしか設定できません。ストア属性は、有効なソフトウェア更新が含まれるストアのURLに設定する必要があります。
-
原因:
- CELL-00086: このExadata Storage Serverのファイル・システム上にソフトウェア更新に使用可能な領域が十分にありません。ルート、/var/log/oracleまたは/opt/oracleファイル・システムに、ZIPファイル用に最低{0}Mが一時的に必要です。ルート・ファイル・システム上の使用可能領域は{1}Mで、その領域の{2}Mが更新の適用に必要です。/var/log/oracleファイル・システム上の使用可能領域は{3}Mです。/opt/oracleファイル・システム上の使用可能領域は{4}Mです。
-
原因: ソフトウェア更新を格納するための使用可能なディスク領域が十分にありません
- CELL-00087: このExadata Storage Serverのルート・ファイル・システム上にソフトウェア更新に使用可能な領域が十分にありません。ルート・ファイル・システム上の使用可能な領域は、{0}Mです。ソフトウェア更新では、ルート・ファイル・システム上で少なくとも{1}M必要です。ZIPファイルに追加の{2}Mがルート/var/log/oracleまたは/opt/oracleファイル・システムで一時的に必要です。
-
原因: ソフトウェア更新を格納するための使用可能なディスク領域が十分にありません。
- CELL-00095: このコマンドは、対話型モードまたはFORCEオプションで実行する必要があります。
-
原因:
- CELL-00097: syslogFormat値には制御文字を含めることができません。制御文字が必要な場合は、先頭にバックスラッシュ('\')文字を付ける必要があります。
-
原因: 指定されたsyslogFormat値に制御文字が含まれています。
- CELL-00098: 既存のsyslog構成が標準ではないため、syslogFormat属性を変更できません。Oracleサポート・サービスに問い合せてください。
-
原因:
rsyslog.conf
ファイルが見つからないか、またはrsyslog.conf
ファイルに必要な形式が含まれていません。 - CELL-00099: RESTサービスを介したパスワードの変更は許可されていません。サーバー{0}管理者に連絡してパスワードを変更してください。
-
原因: RESTコマンドを発行してユーザー・パスワードを変更しようとしました。
- CELL-00100: pwdExpInDaysに対して指定されたユーザー・パスワード有効期限が無効です。有効期限は日単位で指定してください。たとえば、パスワードの有効期限を60日に設定するには、次のように指定します: alter [cell | dbserver] pwdExpInDays = 60
-
原因: パスワードの有効期限に無効な値が指定されました。
- CELL-00101: pwdExpWarnInDaysに対して指定されたユーザー・パスワード有効期限の警告時間が無効です。有効期限の警告時間は日単位で指定してください。たとえば、パスワードの有効期限の警告時間を7日に設定するには、次のように指定します: alter [cell | dbserver] pwdExpWarnInDays= 7
-
原因: パスワード警告の有効期限に無効な値が指定されました。
- CELL-00102: :accountLockInDaysに対して指定されたユーザー・アカウント・ロック期間が無効です。アカウント・ロック期間は日単位で指定してください。たとえば、アカウント・ロック期間を7日に設定するには、次のように指定します: alter [cell | dbserver] accountLockInDays=7
-
原因: accountLockInDaysに指定された値が無効です。
B.2.2 エラー・メッセージ: CELL-00501からCELL-01000
この項では、CELL-00501からCELL-01000のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-00508: LO100 BMCをリセットするには、Linuxを再起動する必要があります。コマンドは、しばらくの間セルを使用できないため無視されます。継続して操作を実行する場合は、ユーザー・ルートとして次のコマンドを実行します: ipmitool mc reset cold reboot
-
原因: BMCのリセット後にサーバーが再起動されないと、センサー読取りおよびしきい値に問題が発生するため、DL180 G5ハードウェアのLO100をリセットできません。
B.2.4 エラー・メッセージ: CELL-01501からCELL-02000
この項では、CELL-01501からCELL-02000のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-01508: 再起動サーバー(RS)が実行されていません。RSが他の「ALTER CELL SERVICE」コマンドのリクエストの前に実行されることを確認します。{0}
-
原因: 再起動サーバー(RS)が実行されていませんでした。
- CELL-01510: ポート番号: {0}で新しい再起動サーバー(RS)を起動できません。RSのインスタンスがすでに実行中である可能性があります。
-
原因: 指定したポート番号で再起動サーバー(RS)を起動できませんでした。
- CELL-01513: 再起動サーバー(RS)に対するCellCLIリクエストがタイムアウトになりました。
-
原因: タイムアウトしたため、再起動サーバーに対するCellCLIリクエストが失敗しました。
- CELL-01514: 接続エラーが発生しました。指定したHTTPポート: {0}で管理サーバーがリスニングしていることを確認してください。
-
原因: 管理サーバー(MS)との接続に問題が発生しました。
- CELL-01520: このコマンドは、監視モードでは許可されていません。
-
原因: CellCLIユーティリティが
monitor
モードで実行されました。このモードは読取り専用のユーザー用です。LIST
以外のコマンドは許可されていません。このエラーは、ALTER
コマンド、CREATE
コマンドまたはDROP
コマンドが発行されていることを示します。
- CELL-01523: CELLSRVの実行中にCALIBRATEを実行しないでください。CELLSRVを停止するか、CALIBRATE FORCEを入力してください。
-
原因: Oracle Storage Serverがセルで実行されていました。
- CELL-01526: ローカル・ホスト名のマッピングが矛盾しています。/etc/hostsファイルのセルの内容を検証します。
-
原因: ネットワーク構成エラーのため、セルがホスト名をpingできませんでした。
- CELL-01528: ディレクトリ{0}にログ・ファイルを作成できません。エラー: {1}。
-
原因: ディレクトリまたはファイルの権限でCellCLIログ・ファイルの書込みが許可されていません。エラーを確認して問題を診断してください。デフォルトのロギング構成を使用すると、CellCLIユーティリティは動作を続行します。
- CELL-01529: 新しい再起動サーバー(RS)を起動できません。セル・ファイル・システムで使用可能な領域がありません。ファイルを削除して、'/'and '/opt/oracle'にマウントされているセル・ファイル・システムに領域を解放してください。
-
原因: セル・ファイル・システムに領域がありません。
- CELL-01533: IPが停止しているか、間違った構成のため、IPファイルをcellinit.oraから検証できません。
-
原因:
cellinit.ora
ファイルに無効なIPアドレスが含まれています。
- CELL-01537: ファイルが欠落しているか、空の可能性があるため、IPが停止しているか、cell_disk_config.xmlファイルを読み取ることができません。
-
原因:
cell_disk_config.xml
ファイルを読み取ることができませんでした。
- CELL-01545: $OSSCONF/flashlog/savedredoディレクトリを作成できませんでした。
-
原因:
$OSSCONF/flashlog/savedredo
ディレクトリを作成できませんでした。
- CELL-01548: 冗長性が削減されて、ディスク・グループCONTROLFILE、DATAFILE、LOGFILEが強制的にディスマウントされたため、CELLSRVを停止できません。
-
原因: ディスク・グループがディスマウントされた可能性があるため、CELLSRVが停止されませんでした。
B.2.5 エラー・メッセージ: CELL-02001からCELL-02500
B.2.6 エラー・メッセージ: CELL-02501からCELL-03000
この項では、CELL-02501からCELL-03000のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-02512: イベントの設定中にエラーが発生しました: {0}
-
原因: 管理サーバー(MS)がセル・サーバー(CELLSRV)と正しく通信できなかったため、エラーが発生している可能性があります。
- CELL-02513: イベントの取得中にMSとCELLSRV間で通信エラーが発生しました: {0}
-
原因: 管理サーバー(MS)がセル・サーバー(CELLSRV)と正しく通信できなかったため、エラーが発生した可能性があります。
- CELL-02518: セル・ディスクの作成に必要なのはLUNとPHYSICALDISKの両方ではなく、いずれか一方です。
-
原因: セル・ディスクの作成時に
lun
属性値とphysicalDisk
属性値の両方が指定されました。
- CELL-02524: セル・サーバー(CELLSRV)は、正常にグリッド・ディスク: {0}を追加できません
-
原因: セル・サーバー(CELLSRV)に障害が発生しているか、その他の問題(エラー・メッセージに表示されます)が発生しています。
- CELL-02543: セル・ディスク:{0}、パーティション: {1}のLUNが見つかりません
-
原因: セル・ディスクの作成以降にLUNが失われたため、管理サーバー(MS)の起動中にMSでセル・ディスク情報とディスク上の情報を同期できませんでした。
- CELL-02546: I/O Resource Manager (IORM)プランのプッシュ: {0}
-
原因: CellCLIまたは管理サーバーからセル・サーバーにIORMPLANプランを送信できませんでした。
- CELL-02550: セル・サーバー(CELLSRV)は、グリッド・ディスクを削除できません。
-
原因: エラーが発生したため、セル・サーバー(CELLSRV)でグリッド・ディスクを削除できませんでした。
- CELL-02575: notificationPolicyの値は、NONEか、CRITICAL、WARNINGおよびCLEARのいずれかの組合せである必要があります。
-
原因:
notificationPolicy
の有効値がnone
になっていないか、critical
、warning
またはclear
の任意の組合せになっていません。
- CELL-02576: notificationMethodの値はMAIL、SNMP、MAILとSNMPの両方、またはNONEです。
-
原因:
notificationMethod
の有効値がmail
、snmp
、それら2つの値の組合せ、またはnone
になっていません。
- CELL-02577: CREATE GRIDDISK ALLおよびDROP GRIDDISK ALLコマンドには、prefix属性が必要です。
-
原因:
CREATE GRIDDISK
コマンドとDROP GRIDDISK
コマンドがALL
オプションで実行される場合は、ディスク名の接頭辞を示すprefix
属性を指定する必要があります。
- CELL-02581: LUN {1}上のセル・ディスク{0}がエクスポートされておらず、インポートにFORCEが指定されていません。
-
原因: セル・ディスクを別のセルに移動する前に、
EXPORT
コマンドでセル・ディスクが正常にエクスポートされませんでした。この問題は、セル・ディスクでEXPORT
が実行されていない場合に発生する可能性があります。
- CELL-02583: このセル・ディスクに対して許可されていない操作です。
-
原因:
EXPORT
操作またはIMPORT
操作の試行中に問題が発生しました。たとえば、Requires
Import
状態のセル・ディスクではグリッド・ディスクを作成できません。
- CELL-02598: インターコネクト{0}に、Ipaddress/Netmask属性が適切に構成されていません。
-
原因: 対応する
interconnect
属性に対してipaddress
属性が有効ではありませんでした。
- CELL-02600: interconnect2を指定する場合は、interconnect1を指定する必要があります。
-
原因:
interconnect2
属性が指定されていますが、interconnect1
属性が指定されていませんでした。
- CELL-02601: interconnect3を指定する場合は、interconnect2を指定する必要があります。
-
原因:
interconnect3
属性が指定されていますが、interconnect2
属性が指定されていませんでした。
- CELL-02602: interconnect4を指定する場合は、interconnect3を指定する必要があります。
-
原因:
interconnect4
属性が指定されていますが、interconnect3
属性が指定されていませんでした。
- CELL-02610: traceLevel属性に無効な設定が指定されています。有効なJAVAロギング・レベル(SEVERE、WARNING、INFO、CONFIG、FINE、FINER、FINEST)を指定するか、または有効なODLロギング・レベル(INCIDENT_ERROR:1、ERROR:1、WARNING:1、NOTIFICATION:1、NOTIFICATION:16、TRACE:1、TRACE:16、TRACE:32)を指定してください。
-
原因:
ALTER CELL
コマンドでtraceLevel
属性に無効な設定が指定されました。
- CELL-02617: 'role=primary'のdbplanディレクティブでのみ名前リストは許可されています。
-
原因:
role
がprimary
ではないdbPlan
ディレクティブに名前リストが指定されています。
- CELL-02625: インタフェース{0}はデバイス名{1}を示します。デバイス名はインタフェース名と同じにする必要があります。
-
原因: ネットワーク構成がインタフェース名とデバイス名の間で一貫していません。
- CELL-02627: MSとCELLSRV間で通信エラーが発生しました。構成ファイルcellinit.oraが間違っているか、必要な情報が含まれていません。
-
原因:
cellinit.ora
ファイルに正しい情報または形式が含まれていませんでした。
- CELL-02628: MSとCELLSRVとの通信モジュールで内部エラーが発生しました。インシデント・パッケージを作成し、そのパッケージをOracleサポート・サービスに送信します。
-
原因: MS-CELLSRV通信モジュールにエラーが発生しました。
- CELL-02630: セキュリティ・キーの不一致により、管理サーバーとセル・サーバー間で通信エラーが発生しました。両方のサーバーに同じ$OSSCONF/cellmskey.oraファイルにアクセスして使用する権限があることを確認してください。
-
原因: 管理サーバーとセル・サーバーのセキュリティ・キーが一致していませんでした。
- CELL-02632: ディスクGUIDが一意でないため操作が失敗しました。
-
原因: 2つのセル・ディスクの識別子(GUID)が同じになっています。基礎となるLUNまたはパーティションの内容をOSユーティリティを使用して別のディスクにコピーしたため、セル・ディスクが重複している可能性があります。
- CELL-02639: IPaddressおよびIPblock属性はサポートされなくなりました。かわりにinterconnect属性を使用してください。
-
原因: IPaddressまたはIPblock属性がCREATE CELLコマンドの一部として指定されました。
- CELL-02640: interconnect{1}が以前に指定されたか、現在のコマンドで指定されているため、interconnect{0}を削除できません。
-
原因:
ipaddress1
とipaddress3
が使用されている場合にipaddress2
を削除しようとするなど、他の2つのIPアドレスの間にあるIPアドレスを削除しようとしました。
- CELL-02641: interconnect{0}を指定する場合は、Interconnect{1}を指定する必要があります。
-
原因:
interconnectN
を指定する前にinterconnectN+1
を指定しようとしました。
- CELL-02642: 空でないinterconnect{0}のIPアドレスには空の文字列を指定できません。IPアドレスがネットワークから読み取られる場合は、IPアドレスを指定しないでください。IPアドレスとインターコネクトの両方に空の文字列を指定するか、インターコネクトを削除する場合は、空の文字列を1つのみ指定してください。
-
原因: 空でないインターコネクトにIPアドレスが指定されました。
- CELL-02643: DROP ALERTHISTORYコマンドに{0}のアラート順序のすべてのメンバーが含まれていませんでした。順序内のすべてのメンバーをまとめて削除する必要があります。
-
原因: コマンドにアラート順序のすべてのメンバーが含まれていませんでした。
- CELL-02644: フラッシュ・キャッシュが存在しません。
-
原因: フラッシュ・キャッシュが存在しないため、
DROP FLASHCACHE
またはALTER FLASHCACHE
コマンドが失敗しました。
- CELL-02646: セル・ディスクの空き領域が不足しているため、CREATE GRIDDISKに失敗しました: {0}。
-
原因: コマンドで指定されたサイズ属性に基づくセルの空き領域が不足しているため、
CREATE GRIDDISK
コマンドが失敗しました。
- CELL-02647: フラッシュ・キャッシュにはフラッシュ・セル・ディスクが必要です。提供されているセル・ディスクは稼働中のフラッシュ・セル・ディスクではありません: <cd-name>。
-
原因: フラッシュ・セル・ディスクを指定しなかったため、
CREATE FLASHCACHE CELLDISK
コマンドが失敗しました。
- CELL-02648: ディスク上にスマート・フラッシュ・キャッシュを持つセル・ディスクをエクスポートできません: {0}。
-
原因: Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュにセル・ディスクが定義されているため、セル・ディスクをエクスポートできません。
- CELL-02662: 現在グリッド・ディスク{0}でサイズ変更操作が実行されているため、この操作は拒否されます。
-
原因: グリッド・ディスクでサイズ変更操作がすでに進行中です。1つのサイズ変更操作のみ許可されます。
- CELL-02667: snmpSubscriber属性には、タイプASRのSNMPサブスクリプションが必要です。
-
原因: 有効なASR SNMPコマンドが実行されましたが、ASRサブスクリプションが設定されていませんでした。
- CELL-02680: 検疫を作成する場合は、属性{0}に次の値: {1}のいずれかを割り当てる必要があります。
-
原因: 検疫場所のタイプ属性が入力されていない、または正しいタイプ値が割当てられていませんでした。
- CELL-02697: 指定されたERASEオプションは無効です。次の'1pass'、'3pass'、または'7pass'のいずれかを使用してください。
-
原因:
DROP CELLDISK ERASE
またはDROP GRIDDISK ERASE
コマンドで無効な消去オプションが指定されました。
- CELL-02698: {0}の安全なデータ定義に失敗しました。物理LUNステータスをチェックしてください:
-
原因: 無効なLUNステータスにより、
DROP CELLDISK ERASE
またはDROP GRIDDISK ERASE
コマンドが失敗しました。
- CELL-02699: LIST出力の終了: CellCLIの待機中にMSがタイムアウトしました。このLISTコマンドを再試行すると、成功する場合があります。
-
原因: CellCLIで出力のリストを待機中に、MSが時間制限に達しました。
- CELL-02712: flashCacheLimit属性は、catplanディレクティブでは許可されていません。
-
原因:
flashcachelimit
属性がcatPlanディレクティブで指定されました。
- CELL-02714: flashCacheLimit、flashCacheSizeまたはflashCacheMinが指定されている場合は、flashcache属性をOFFにできません。
-
原因:
flashcachelimit
属性、flashcachesize
属性またはflashcachemin
属性が指定されたときに、flashcache属性がOFF
に設定されました。
- CELL-02718: IORMPLANタイプをプロファイルに設定することは、dbplan {0}ディレクティブでは許可されていません。
-
原因:
profile
タイプがdbPlanディレクティブに含まれていましたが、このディレクティブには指定したディレクティブも含まれていました。
- CELL-02719: flashCacheLimit値を現在のflashcacheサイズより大きくすることはできません: {0}。
-
原因:
flashcachelimit
値が現在のフラッシュ・キャッシュ・サイズより大きい値でした。
- CELL-02720: flashCacheLimit値をflashCacheMin値より小さくすることはできません。
-
原因:
flashcachelimit
値がflashcachemin
値より小さい値でした。
- CELL-02723: セル・ディスクの空き領域が不足しているため、CREATE FLASHLOGに失敗しました: {0}。
-
原因: セル・ディスクの領域が不十分のため、フラッシュ・ログは作成されませんでした。
- CELL-02724: フラッシュ・ログにはフラッシュ・セル・ディスクが必要です。提供されているセル・ディスクは稼働中のフラッシュ・セル・ディスクではありません: {0}。
-
原因: セル・ディスクがフラッシュ・セル・ディスクでないため、フラッシュ・ログは作成されませんでした。
- CELL-02725: ディスク上にスマート・フラッシュ・ログを持つセル・ディスクをエクスポートできません: {0}。
-
原因: セル・ディスクにスマート・フラッシュ・ログが含まれているため、セル・ディスクをエクスポートできませんでした。
- CELL-02729: 指定された{0}のERASEオプションは無効です。フラッシュ・ディスクには'7pass'を使用してください。
-
原因: 無効なERASEオプションがフラッシュ・ディスクに使用されました。
- CELL-02730: 指定したセル・ディスクがFLASH: {0}になっていません。すべてのダーティ・ページをハード・セル・ディスクにフラッシュするには、ALTER CELLDISKを使用します。
-
原因:
ALTER FLASHCACHE FLUSH
コマンドで、フラッシュ・セル・ディスクではなく、ハード・セル・ディスクが指定されました。コマンドを使用できるのは、フラッシュ・セル・ディスクからページをフラッシュする場合のみです。
- CELL-02731: 指定したセル・ディスクがFLASH: {0}になっています。すべてのダーティ・ページをフラッシュ・セル・ディスクからフラッシュするには、ALTER FLASHCACHEを使用します。
-
原因:
ALTER CELLDISK FLUSH
コマンドで、ハード・セル・ディスクではなく、フラッシュ・セル・ディスクが指定されました。コマンドを使用できるのは、ページをハード・セル・ディスクにフラッシュする場合のみです。
- CELL-02732: フラッシュ・キャッシュのグリッド・ディスク(ダーティ・データ)に同期していないデータがあります。ALTER FLASHCACHEを使用してダーティ・データをフラッシュし、キャッシュを停止してコマンドを再試行してください。
-
原因: データがフラッシュ・キャッシュで同期されていません。
- CELL-02740: 繰り返されている属性がIORMPLANディレクティブに含まれています: {0}。各ディレクティブでは、属性は1回の発生のみ許可されています。
-
原因: 繰り返されている属性がIORMディレクティブに含まれています。
- CELL-02741: IORMディレクティブに、データベース"{1}"、属性"{0}"の複数割当てがあります。各データベースに対しては、この属性の単一割当てのみが許可されています。
-
原因: IORMディレクティブに複数の属性の割当てが含まれています。
- CELL-02743: "cachingPolicy"属性の値が無効です: "{0}"。"none"または"default"にする必要があります。
-
原因: キャッシング属性に無効な値が入力されました。
- CELL-02750: IORMディレクティブで、プロファイル"{1}"に属性"{0}"が複数割り当てられています。各プロファイルにこの属性を割り当てられるのは一度のみです。
-
原因: IORMディレクティブに属性の複数割当てが含まれていました。
- CELL-02769: フラッシュ・キャッシュの削除を完了できません: {0}。受け取ったエラー: {1} 次のセル・ディスクでは、フラッシュ・キャッシュが削除されませんでした: {2}。
-
原因: フラッシュ・キャッシュに対する
DROP
操作が正常に完了しませんでした。
- CELL-02770: フラッシュ・キャッシュのフラッシュを開始できません: {0}。受け取ったエラー: {1} 次のセル・ディスクでは、フラッシュ・キャッシュのフラッシュが開始されませんでした: {2}。
-
原因: 指定したセル・ディスク上のフラッシュ・キャッシュは、エラーが原因でフラッシュされませんでした。
- CELL-02771: フラッシュ・キャッシュのフラッシュを取り消せません: {0}。受け取ったエラー: {1} 次のセル・ディスクでは、フラッシュ・キャッシュのフラッシュが取り消されませんでした: {2}。
-
原因:
CANCEL FLUSH
コマンドがエラーにより失敗しました。
- CELL-02772: セル・ディスク・サイズが等しくないため、フラッシュ・キャッシュを作成または変更できません
-
原因: セル・ディスクのサイズが等しくないため、フラッシュ・キャッシュを作成または変更できませんでした。
- CELL-02776: flashCacheModeを{0}に変更する前に、フラッシュ・キャッシュを削除する必要があります。
-
原因:
ALTER CELL
コマンドを実行する前に、フラッシュ・キャッシュが削除されていません。
- CELL-02779: 次の属性の少なくとも1つを指定する必要があります: {0}。
-
原因: データベース間IORM検疫の設定時に、データベース間プランまたはカテゴリ・データベース・プランが指定されませんでした。
- CELL-02782: 指定されたセル・ディスクに、FLASHCACHEおよびFLASHLOGの一部が存在します。
-
原因: フラッシュ・キャッシュおよびフラッシュ・ログがセル・ディスクに存在していました。
- CELL-02783: CREATE FLASHCACHEには、動作しているフラッシュ・セル・ディスクが少なくとも1つ必要です。
-
原因: 動作しているフラッシュ・セル・ディスクが見つかりませんでした。
- CELL-02789: bbuLearnScheduleの書式が無効です: "{0}"。コマンド構文は“[月番号][[日付番号]|[[週番号][曜日番号]]][時番号]”です
-
原因: バッテリバックアップ学習サイクルの設定時に不適切な形式が使用されました。
- CELL-02790: LearnScheduleフィールド"{0}"が無効です。MONTH,DAY,WEEK,DATE,HOUR,MINUTE,SECONDのいずれかにする必要があります。
-
原因: バッテリバックアップ学習サイクルの設定時に不適切な属性が指定されました
- CELL-02822: CREATE CELL RESCUEコマンドに、FLASHCACHEまたはFLASHLOGサイズを使用することはできません。
-
原因: フラッシュ・キャッシュまたはフラッシュ・ログのサイズがコマンドに含まれていました。
- CELL-02828: Exadata X3-nおよびX4-nでは、BBU DROP FOR REPLACEMENTコマンドのみサポートされています。
-
原因: X3-nより前のOracle Exadata Database Machineモデルで
BBU DROP FOR REPLACEMENT
コマンドが実行されました。
- CELL-02829: Exadata X3-nおよびX4-nでは、BBU REENABLEコマンドのみサポートされています。
-
原因: X3-nより前のOracle Exadata Database Machineモデルで
BBU REENABLE
コマンドが実行されました。
- CELL-02830: バッテリが存在しないため、BBU DROP FOR REPLACEMENTコマンドでHDDディスク・コントローラのバッテリを削除できません。
-
原因:
BBU DROP FOR REPLACEMENT
コマンドが実行されましたが、バッテリが存在しませんでした。
- CELL-02831: バッテリがBBU DROP FOR REPLACEMENTコマンドを使用して削除されなかったため、BBU REENABLEコマンドでHDDディスク・コントローラのバッテリを再有効化することはできません。
-
原因:
BBU REENABLE
コマンドが実行されましたが、バッテリが削除されていませんでした。
- CELL-02834: HDDディスク・コントローラのバッテリはすでに削除されています。
-
原因:
BBU DROP FOR REPLACEMENT
コマンドが実行されましたが、バッテリがすでに削除されていました。
- CELL-02835: 冗長性が削除されるため、この操作が、ディスク・グループのディスマウントの原因になります。続行して、指定されたディスク上のデータを破棄するには、Oracle ASMを停止してコマンドを再試行してください。
-
原因: ディスク・グループを削除すると冗長性が削減されるため、ディスク・グループを削除できませんでした。
- CELL-02836: 冗長性の削除により、フラッシュ・キャッシュを使用しているグリッド・ディスクのデータが失われる可能性があります。ALTER FLASHCACHEを使用してフラッシュ・キャッシュからデータをフラッシュし、コマンドを再試行してください。
-
原因: フラッシュ・キャッシュが
writeBack
モードになっていて、冗長性が削減されたディスクのデータをキャッシュしているため、コマンドが失敗しました。
- CELL-02837: フラッシュ・キャッシュのフラッシュを開始できません。セル・ディスク{0}は、フラッシュ・キャッシュの一部ではありません。
-
原因: 指定したセル・ディスクがフラッシュ・キャッシュに含まれていないため、フラッシュ・キャッシュがフラッシュされませんでした。
- CELL-02842: hardDiskScrubIntervalが無効です。日次、週次、隔週またはなしを使用してください。
-
原因:
hardDiskScrubInterval
に無効な値が指定されました。
- CELL-02843: hardDiskScrubStartTimeの日付/時刻の書式が無効です。{0}または現在のような有効な書式を入力してください。
-
原因:
hardDiskScrubStartTime
値に無効な値が指定されました。
- CELL-02844: フラッシュ・キャッシュの圧縮を構成する前に、フラッシュ・セル・ディスクをすべて削除してください
-
原因: フラッシュ・セル・ディスクが削除されていなかったため、フラッシュ・キャッシュの圧縮が構成されませんでした。
- CELL-02850: フラッシュ・キャッシュの圧縮が有効な場合、フラッシュ・ディスクでERASEオプションはサポートされません。
-
原因: フラッシュ・キャッシュの圧縮が有効化されたフラッシュ・ディスクに対して
ERASE
オプションが指定されました。
- CELL-02853: セル・ディスク{0}上のフラッシュ・キャッシュを削除できません。フラッシュ・キャッシュのグリッド・ディスク(ダーティ・データ)に同期していないデータがあります。ALTER FLASHCACHEを使用してダーティ・データを削除し、キャッシュを停止し、DROP CELLDISKコマンドを再試行してください。
-
原因: 保存されていないデータが存在する可能性があるため、セル・ディスク上のフラッシュ・キャッシュを削除できませんでした。
- CELL-02857: コマンドで無効なALTER FLASHCACHE値が指定されました。フラッシュ・キャッシュ・サイズ{0}を{1}に削減できません。
-
原因:
ALTER FLASHCACHE
コマンドで無効な値を指定しました。
- CELL-02858: ALTER FLASHCACHEコマンドを続行できません。空き領域{0}の値が、{1}を調整してサイズ変更したフラッシュ・キャッシュよりも小さくなっています。
-
原因: コマンドを完了するのに十分な空き領域がありませんでした。
- CELL-02859: フラッシュ・キャッシュを削減できません。フラッシュ・キャッシュで設定できる最小サイズは{0}です。サイズを最小サイズより大きくして、コマンドを再発行してください。
-
原因: コマンドで指定した値が、フラッシュ・キャッシュで使用できる最小サイズより小さかった。
- CELL-02860: ALTER FLASHCACHEコマンドを続行できません。フラッシュ・キャッシュのグリッド・ディスク(ダーティ・データ)に同期していないデータがあります。ALTER FLASHCACHEコマンドを使用してダーティ・データをフラッシュし、キャッシュを停止してからALTER FLASHCACHEコマンドを実行し、フラッシュ・キャッシュをサイズ変更するか、または変更してください。次のセル・ディスクをフラッシュする必要があります: {0}。
-
原因: ディスクをサイズ変更する前にフラッシュ・ディスクをフラッシュする必要があるため、フラッシュ・キャッシュが変更されませんでした。
- CELL-02861: ALTER FLASHCACHEコマンドには、動作しているフラッシュ・セル・ディスクが少なくとも1つ必要です。
-
原因: システム上に動作しているフラッシュ・セル・ディスクがありませんでした。
- CELL-02862: 次のグリッド・ディスクの冗長性が低下したため、グリッド・ディスクの非アクティブ化に失敗しました: {0}。
-
原因: patchmgrユーティリティで問題が発生しました。他のセルのグリッド・ディスクがオンラインではないため、グリッド・ディスクが非アクティブ化されませんでした。
- CELL-02863: パッチ適用プロセス中に、グリッド・ディスクの再アクティブ化がタイムアウトしました。次のグリッド・ディスクがまだオフラインです: {0}。
-
原因: patchmgrユーティリティで問題が発生しました。パッチ適用プロセス中に、グリッド・ディスクが再アクティブ化されませんでした。
- CELL-02865: このセルで次のスパース・グリッドディスクが検出されたため、ダウングレードが続行できません。そのグリッド・ディスクを削除して再試行してください。{0}
-
原因: ダウングレードの実行中に、スパース・グリッド・ディスクが検出されました。
- CELL-02866: スパース・グリッド・ディスクの作成はOracleサポートによって無効化されているため、スパース・グリッド・ディスクの作成に失敗しました。
-
原因: スパース・グリッド・ディスクが作成されませんでした。
- CELL-02874: 物理ディスク・ステータスが「警告 - confinedOnline」または「警告 - パフォーマンスの低下」であるため、データ消去操作が停止されました。ディスク・ステータスが正常であることを確認した後、操作を再試行してください。
-
原因: ディスク・ステータスが低下しているため、消去操作が停止されました。
- CELL-02875: "size"パラメータで指定された物理サイズが、セル・ディスクのすべてのスパース・グリッド・ディスクの合計物理サイズである4TBを超えているため、スパース・グリッド・ディスクの作成または変更に失敗しました。
-
原因: スパース・グリッド・ディスクに指定されたサイズが大きすぎます。
- CELL-02876: 競合を回避するため、次の属性のいずれか一方のみを指定する必要があります: {0}。
-
原因: 同一の隔離エンティティに複数の値が指定されました。これは標準データベースまたは統合データベースのIDと名前に関してのみ生成されます。たとえば、隔離作成エントリはデータベースを識別するために1つの属性しか必要ないため、データベースIDとデータベース名の両方を指定することはできません。
- CELL-02894: 要求されたグリッド・ディスクのサイズがASMディスクのサイズよりも小さいです。最初にASMディスク{0}のサイズを変更してください。
-
原因: グリッド・ディスクのサイズがOracle ASMディスクのサイズよりも小さいです。
- CELL-02895: ASMディスク{0}のサイズの検索に失敗しました。ASMインスタンスがオンラインか確認し、再試行してください。
-
原因: ASMディスクのサイズをOracle ASMから取得できませんでした。
- CELL-02896: 指定されたコマンドにより、グリッド・ディスクのサイズがASMディスクのサイズよりも小さくなります。コマンドを再試行し、{0}M以上のサイズを指定してください。
-
原因: cellsrvによる四捨五入後、切り捨てられたグリッド・ディスクに指定されたサイズがOracle ASMディスクのサイズよりも小さくなり、マウント時にエラーが発生する可能性があります。
- CELL-02898: OSグループが存在しません。既存のグループの名前を指定してください。
-
原因: DXFグリッド・ディスクの作成時に、無効な
groupname
が指定されました(/etc/group
に登録されていません)。
- CELL-02899: ローカル・ファイル名が文字制限を超えています。ファイル名を64文字に制限してください。
-
原因: DXFグリッド・ディスクの作成時に、指定されたグリッド・ディスク名に含まれる文字数が多すぎるため、ファイル名が64文字を超えています。例:
CREATE GRIDDISK diskwithaverycomplicatedandverylengthyfilename1234098723450912340987135
。
- CELL-02904: ASMクラスタ名{0}は、"ASSIGN KEY"を使用して定義された既存のクライアントと一致していますが、そのキーが異なります。これは許可されていません。既存のクライアントをASMクラスタ・クライアントに昇格するには、最初の作成時に使用したものと同じキーを使用してそれを作成してください。
-
原因: 指定された名前はすでに別のキーで構成されています。
- CELL-02905: ASMクラスタ・クライアント{0}は、次のグリッド・ディスクの"availableTo"属性によってまだ参照されています: {1}。ASMクラスタ・クライアントは、アクティブなグリッド・ディスクによる参照中は変更できません。
-
原因: ASMクラスタ・クライアントは、指定されたグリッド・ディスクによって参照されているため、変更できません。
- CELL-02906: ASMクラスタ・クライアント{0}は、"availableTo"グリッド・ディスク属性で他のクライアントとともに参照されています。グリッド・ディスクACLで参照できるASMクラスタ・クライアントは1つのみです。
-
原因: ASMクラスタ・クライアントは、availableToリストで唯一のクライアントである必要があります。
- CELL-02907: ASMクラスタ・クライアント{0}は、既存のグリッド・ディスクの"availableTo"グリッド・ディスク属性で他のクライアントとともに参照されています: {1}。これらのグリッド・ディスクは修正する必要があります。グリッド・ディスクをASMクラスタ{0}で使用する場合、他のクライアントではなくこのクラスタのみで使用できるように設定してください。
-
原因:
availableTo
属性は複数のクライアント(ASMクラスタおよび他のクライアント)を指定します。1つのクライアント(ASMクラスタ・クライアント)のみを指定する必要があります。
- CELL-02908: ASMクラスタ・クライアント{0}は、次のグリッド・ディスクの"availableTo"属性によってまだ参照されています: {1}。ASMクラスタ・クライアントは、グリッド・ディスクによる参照中は削除できません。
-
原因: ASMクラスタ・クライアントは、指定されたグリッド・ディスクによって参照されているため削除できません。
B.2.8 エラー・メッセージ: CELL-03501からCELL-04000
この項では、CELL-03501からCELL-04000のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-03501: MSFK1HardwareImplが適切に初期化されていません。例外: {0}を受け取りました。
-
原因:
FK1
は不正なハードウェア・アダプタ・クラスを表しています。この仮想ハードウェアはテスト用にのみ使用されているため、初期化できませんでした。
- CELL-03502: MSHP1HardwareImplが適切に初期化されていません。例外: {0}を受け取りました。
-
原因:
HP1
ハードウェア(HP1
はセル・ハードウェアのアプライアンス・コード)に問題が発生しました。
- CELL-03503: MSHardwareImplが適切に初期化されていません。例外: {0}を受け取りました。
-
原因: ハードウェア(Oracle Exadata Storage Server)に問題が発生しました。
B.2.9 エラー・メッセージ: CELL-04501からCELL-05000
この項では、CELL-04501からCELL-05000のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-04511: LUN {0}でセル・ディスク{1}が追加され、LUN: {2}を使用できます。セル・ディスクを強制的に削除し、再度追加します。
-
原因: ソフトウェアRAIDユーティリティの
mdadm
を明示的に使用したため、構成の問題が発生しました。セル・サーバー(CELLSRV)で設定された構成に対して、Oracle Exadata System Softwareでmdadm
ユーティリティが使用されています。このユーティリティでは、ソフトウェアRAID構成を変更しないでください。デフォルトのmdadm
構成を変更すると、不一致が発生します。
- CELL-04519: セル・ディスク: {0}の削除を完了できません。次のエラーが発生しました: {1}セル・ディスクは削除されません: {2}。
-
原因: フラッシュ・キャッシュまたはフラッシュ・ログが存在するため、指定したセル・ディスクを削除できませんでした。
- CELL-04526: オブジェクトのタイプが無効です。LUNまたは物理ディスクのみ、セル・ディスク作成の引数が提供されています。
-
原因:
CREATE CELLDISK
コマンドの引数に無効なオブジェクトが指定されました。
- CELL-04527: セル・ディスク: {0}の作成を完了できません。受信エラー: {1}セル・ディスクが{2}に作成されていません。
-
原因: 指定したオブジェクトでセル・ディスクを作成中に問題が発生しました。
- CELL-04528: 単一ディスクではないLUNが見つかったため、再度有効にする必要があります。CREATE CELLDISK ALLでは単一ディスクではないLUNを有効化できません。
-
原因: セルでは単一ディスクLUNのみをサポートしています。
- CELL-04531: 物理ディスク: {0}に単一ディスクLUN (SDL)を作成中に、エラーが発生しました。受信エラー: {1}セル・ディスクが作成されていません: {2}
-
原因: 内部エラーが発生しました。
- CELL-04548: ステータスがnormalではないため、セル・ディスク{0}をエクスポートできません。
-
原因: セル・ディスクのステータスが正常でないため、セル・ディスクをエクスポートできませんでした。
- CELL-04551: セル・ディスク{0}のエクスポート中にエラーが発生しました。次のエラーが発生しました: {1}セル・ディスクはエクスポートされません: {2}
-
原因: エラーが発生したため、セル・ディスクがエクスポートされませんでした。
- CELL-04553: {0}という名前のセル・ディスクがすでに存在するため、{0}をインポートできませんでした。
-
原因: インポートするセル・ディスクと同じ名前の既存のセル・ディスクがあるため、LUNをインポートできませんでした。
- CELL-04555: セル・サーバー(CELLSRV)は、インポートされたセル・ディスク{0}の名前を変更できません。
-
原因: インポートしたセル・ディスク名を、指定されたセル・ディスク名にCELLSRVで変更できませんでした。
- CELL-04560: セル・ディスク{0}のインポートを完了できません。受け取ったエラー: {1}セル・ディスクはインポートされません: {2}。
-
原因: セル・ディスクをインポート中にエラーが発生しました。
- CELL-04574: LUN {0}の状態は{1}でシステム・ディスクです。システム・ディスクの複数のディスク・デバイスを再同期するには、FORCEオプションを使用します。
-
原因: LUNを再有効化するときに
FORCE
オプションが使用されませんでした。
- CELL-04578: ディスク{0}のステータスが{1}であるため、LEDアクションが実行されませんでした。
-
原因: 失敗したディスク、またはパフォーマンスが低下したディスクに対して、フォルト・サービスが必要であるというLEDライトを消灯しようとしました。
- CELL-04583: ディスク・モデル番号{2}はサポートされていないため、物理ディスクのスロット{0}のLUN(シリアル番号: {1})を再有効化できません。
-
原因: 物理ディスクにサポートされていないモデル番号があります。
- CELL-04589: 障害タイプ属性に無効な設定が指定されました。有効な障害タイプ(FAILED、PREDICTIVEFAILURE、WTCACHINGまたはNONE)を指定してください。
-
原因: 無効な障害タイプが指定されました。
- CELL-04590: 障害タイプ{2}はタイプ{1}のディスク{0}でシミュレートできません。フラッシュ・ディスクのみを"WriteThrough Caching"ステータスにシミュレートできます。
-
原因: ハード・ディスクまたはM.2ディスクをライトスルー・キャッシュ・モードにするように指定しました。
- CELL-04591: alter physicaldisk serviceled on/off"は非推奨です。事前にディスクを交換する場合は、"alter physicaldisk drop for replacement"を使用してください。
-
原因:
ALTER PHYSICALDISK
コマンドのSERVICELED ON/OFF
オプションがサポートされなくなりました。
- CELL-04594: サポートされる物理ディスクの最大数を{0}より小さくすることはできません。
-
原因: 指定したディスクを削除すると、サポートされるディスクの合計数がサポートされる物理ディスクの最大数を下回ることになります。
- CELL-04610: ディスク{0}を再有効化することはできません。ALTER PHYSICALDISK REENABLEコマンドで再有効化できるのは、交換のために削除されたディスクのみです。
-
原因:
ALTER PHYSICALDISK DROP FOR REPLACEMENT
コマンドを使用して削除されていないため、ディスクは再有効化されませんでした。
- CELL-04620: LUN {0}は再有効化できません。ALTER LUN REENABLEコマンドでは、低パフォーマンス・ステータスのLUNのみを再有効化できます。
-
原因: LUNが
poor performance
ステータスではなかったため、ALTER LUN REENABLE
コマンドで再有効化できませんでした。
- CELL-04624: 物理ディスク{0}の電源を切断後ただちに投入中にエラーが発生しました。次のエラーが発生しました: {1}
-
原因: 指定されたエラーでディスクの電源の入れ直し操作に失敗しました。
- CELL-04625: 物理ディスクの電源を切断後ただちに投入することは、X5サーバーより前のストレージ・サーバーでサポートされていません。
-
原因: 電源の入れ直しは、Oracle Exadata Database Machine X5-2サーバーより前の物理ディスクではサポートされていません。
- CELL-04626: フラッシュ・ディスク{0}の電源を切断後ただちに投入できません。
-
原因: 電源の入れ直しは、Oracle Exadata Database Machine X5-2サーバーより前のフラッシュ・ディスクではサポートされていません。
B.2.10 エラー・メッセージ: CELL-05001からCELL-05500
この項では、CELL-05001からCELL-05500のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-05008: VALIDATE CONFIGURATIONが失敗しましたが、このコマンドは数分後に再試行すると成功する場合があります。エラー: {0}。
-
原因:
VALIDATE CONFIGURATION
コマンドが失敗しました。
- CELL-05009: システム・ログ出力コマンドからエラーが返されました: {0}
-
原因: 構成済のロガーに対してメッセージを送信しようとして
validate syslogconf
操作でエラーが発生しました。
B.2.11 エラー・メッセージ: CELL-05501からCELL-06000
この項では、CELL-05501からCELL-06000のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-05501: メール構成が無効です。メール構成を検証する前にsmtpServer、smtpFromAddrおよびsmtpToAddrが設定されていることを確認してください。また、アラートのメール通知を受信するには、notificationPolicyを正しく設定する必要があります。有効なコマンドは次のとおりです: alter cell smtpServer='mailserver.example.com'、smtpfromAddr='yourname@example.com'、smtptoAddr='yourname@example.com'、notificationPolicy=critical、notificationMethod=mail
-
原因: 電子メール構成の属性に無効な値が入力されました。
B.2.12 エラー・メッセージ: CELL-06001からCELL-06200
この項では、CELL-06001からCELL-06200のエラー・メッセージについて説明します。
- CELL-06007: 有効なユーザー・パスワードは、数字、小文字、大文字をそれぞれ1つ以上含めた、8文字から40文字までの英数字または特殊文字(!@#$%^&*()-_)です。新しいパスワードをユーザーの現在のパスワードと同じにすることはできません。
-
原因: パスワードが有効ではありませんでした。
B.3 アラート・メッセージ
この項では、アラート・メッセージについて説明します。この項では、次の項目について説明します。
B.3.1 電子メール通知用のアラート・メッセージの書式
アラート・メッセージ用の電子メール通知の書式は次のとおりです。
Subject: cell_name: alert level: { critical | warning | clear } alert E-mail Content: Alert Type: { ADR | Hardware | Threshold } Alert alert_name is triggered at alert_time with message: alert_message The suggested action is: alert_action
B.3.2 SNMP通知用のアラート・メッセージの書式
Oracle Exadata Storage Serverによって送信されるSimple Network Management Protocol (SNMP)のアラートは、各Oracle Exadata System Softwareのインストールに含まれる管理情報ベース(MIB)に準拠しています。
Oracle Exadata Storage ServerのMIBファイルは、/opt/oracle/cell/cellsrv/deploy/config/cell_alert.mib
にあります。SNMPアラートとMIBはSNMPバージョン 1(SNMPv1)に準拠しています。次のリストに示すように、アラートには変数が含まれます。
-
oraCellAlertAction
: このアラートで実行する推奨操作。 -
oraCellAlertBeginTime
: アラートによる状態変更が開始された時点のタイム・スタンプ。 -
oraCellAlertEndTime
: アラートによる状態変更が終了した時点のタイプ・スタンプ。 -
oraCellAlertExaminedBy
: アラートを確認した管理者。 -
oraCellAlertMsg
: アラートの簡単な説明。 -
oraCellAlertNotif
: サブスクライバにアラート・メッセージを通知する場合の進行状況を示す番号。-
0: 試行されなかった
-
1: 送信に成功
-
2: 再試行中(最大5回)
-
3: 5回の再試行に失敗
-
-
oraCellAlertObjectName
: メトリックのしきい値によりアラートを生成するオブジェクト(セル・ディスクやグリッド・ディスクなど)。 -
oraCellAlertSeqBeginTime
: アラートの順序IDが最初に作成された時点のタイム・スタンプ。 -
oraCellAlertSeqID
: アラートの一意の順序ID。warning
からcritical
、またはcritical
からclear
など、アラートにより状態が変更されると、同じ順序番号と遷移時点のタイム・スタンプで別のアラート発生が作成されます。 -
oraCellAlertSeverity
: 重大度のレベル。値はclear
、info
、warning
またはcritical
です。 -
oraCellAlertShortName
: アラートの省略名。アラートの基準がメトリックの場合、省略名は対応するメトリックのname属性と同じになります。 -
oraCellAlertType
: アラートのタイプ。値はstateful
またはstateless
です。-
ステートフル・アラートは、normalに遷移すると自動的にクリアされます。
-
ステートレス・アラートはクリアされません。
-
B.3.3 しきい値アラート・メッセージ
しきい値アラートを使用すると、データベースを監視できます。ほとんどのアラートは、特定のメトリックしきい値を超えた場合に通知されます。アラートごとにクリティカルおよび警告のしきい値を設定できます。これらのしきい値は、値を超えた場合にシステムが正常でない状態になる境界値です。たとえば、表領域が97%に達すると正常でない状態と見なされ、Oracle Databaseでクリティカル・アラートが生成されます。しきい値アラートの例を次に示します。
しきい値nameにより、アラート状態severityがトリガーされました
しきい値アラートがトリガーされました。指定したしきい値に違反しているメトリック値を調べてください。しきい値nameで示されている問題を修正してください。
しきい値の違反は解消されました。しきい値nameにこれ以上のアクションは必要ありません。
しきい値の違反は解消されました。
B.3.4 ADRアラート・メッセージ
問題は自動診断リポジトリ(ADR)で追跡されます。ADRは診断データを格納するためのファイルベース・リポジトリです。このリポジトリはデータベースの外部に格納されるため、データベースが停止している場合でも診断データを利用できます。Oracle Databaseリリース11gでは、アラート・ログ、すべてのトレース・ファイルおよびダンプ・ファイル、およびその他の診断データもADRに格納されます。
各問題には問題キーが含まれます。問題キーは問題を説明するテキスト文字列です。問題キーにはエラー・コード(ORA 00600
など)が含まれ、1つ以上のエラー・パラメータ値やその他の情報が含まれる場合があります。ADRメッセージの例を次に示します。
Errors in file /opt/oracle/log/diag/asm/cell/stado54/trace/svtrc_2763_0.trc (incident=1): ORA-00600: internal error code, arguments: [main_5], [3], [Invalid IP Param], [], [], [], [], []
ADRメッセージで実行する処理は次のとおりです。
Create an incident package for incident <incident number> using ADRCI and upload the incident packages to Oracle Support Services.
B.3.5 ソフトウェアのアラート・メッセージ
この項では、Oracle Exadata System Softwareのアラートについて説明します。
- SALRT-00020: [警告] USBに構成の問題があります。バックグラウンドでの修復に失敗しました。
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原因: ファイル・システムまたはハードウェアの問題が原因で、CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブで障害が発生しました。
- SALRT-00061: ILOMが応答しなくなり、リセット・コマンドの発行後にリセットされていません。
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原因: ILOMが
ipmitool mc reset cold
またはipmitool sunoem cli reset -script /SP
コマンドに応答しませんでした。
- SALRT-00081: CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブ上の少なくとも1つの必須ファイルでチェックサムのチェックに失敗しました。/var/log/cellos/checkdeveachboot.logで詳細を参照してください。
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原因: 1つ以上のファイルでチェックサム・プロセスに失敗しました。
- SALRT-00082: Grub構成ファイルの検証に失敗しました。/var/log/cellos/checkdeveachboot.logで詳細を参照してください。
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原因: 構成ファイルの検証に失敗しました。
- SALRT-00083: Grub構成ファイルの検証に失敗しました。/var/log/cellos/checkdeveachboot.logで詳細を参照してください。失敗したファイルはgrub/grub.confです。
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原因: 構成ファイルの検証に失敗しました。
- SALRT-00084: チェックサム・リスト・ファイル/checksums_cellboot_usb_files.txtがCELLBOOT USBフラッシュ・ドライブ上にありません。
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原因: チェックサム・リスト・ファイルがCELLBOOT USBフラッシュ・ドライブ上にありませんでした。
- SALRT-00105: 更新{0}のダウンロードに失敗しました。
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原因: スケジュールされたソフトウェア更新では、
store
属性で指定された場所からソフトウェア更新ファイルをダウンロードできませんでした。
- SALRT-00120: {0}ファイル内のhttpsAccess属性に見つかった値{1}は、アクセス制御リストに対する{2}の最大サイズ制限を超えています。
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原因: {0}ファイル内のhttpsAccess属性で見つかった値{1}が、アクセス制御リストの最大サイズ制限{2}を超えています。
B.4 Oracleサポート・サービスへの連絡
一部のメッセージについては、Oracleサポート・サービスに問題を報告することをお薦めします。自動サービス・リクエストによって発行されたサービス・リクエストがある場合は、Oracleサポート・サービスにも連絡する必要があります。Oracleサポート・サービスに連絡する場合は、次の情報を用意してください。
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ハードウェア、オペレーティング・システムおよびOracle Databaseを実行しているオペレーティング・システムのリリース番号。
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Oracle Databaseの完全なリリース番号(例: リリース11.2.0.3)。
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SQL*Plusリリース11.2.0.1.0など、エラーが発生した場合に使用されるすべてのOracleプログラム(リリース番号を含む)。
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複数のエラー・コードまたはメッセージが検出された場合の表示順の正確なコード番号およびメッセージ・テキスト。
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次の規約に従った問題の重大度。
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1: プログラムを使用できない。操作に重大な影響を与えます。
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2: プログラムを使用できる。操作が大幅に制限されます。
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3: 機能が制限されて使用できるプログラム。全体の操作に重大な影響はありません。
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4: お客様によって回避された問題。発生しても操作への影響は最小限です。
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次の情報も必要になります。
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ユーザーの名前
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連絡者の組織の名前
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連絡者のOracle Support ID番号
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ユーザーの電話番号