8 データ・フロー

Oracle Data Integratorのデータ・フローについて学習します。

データ・フローとは

Oracle Data Integratorのデータ・フローについて学習します。

データ・フローは、マッピングで定義されたビジネス・ルールの自動変換です。ソース・データからターゲット表への結合、フィルタ、マッピングおよび制約を実行します。

デフォルトで、Oracle Data Integrator (ODI)ではExtract Load Transform (E-LT)戦略が使用され、最初に一時表が抽出されてロードされた後、最後にターゲット・リレーショナル・データベースで変換が実行されます。ターゲット・データベースがステージング領域として使用されます。この領域は、必要なすべてのマッピング、ステージング・フィルタ、結合および制約を適用する前にソース・データを一時表にロードするための領域です。ステージングは、リレーショナル・データベース(スキーマまたはデータベース)内の別個の領域です。この領域に、ODIによってその一時オブジェクトが作成され、一部のルール(マッピング、結合、最終フィルタ、集計など)が実行されます。ビジネス・ルールは、ナレッジ・モジュールによってコードに変換されます。

ソースのデータ量が少ない(500,000レコード未満)の場合、ステージング領域はODIのインメモリー・エンジン(そのインメモリーのリレーショナル・データベース)に配置できます。この場合、ODIは従来のExtract Transform Load (ETL)ツールと同様に動作します。

『Oracle Data Integratorの理解』データ・フローに関する項を参照してください。