7 データストア

データストア、その内容および作成方法について学習します。

データストアとは

Oracle Data Integratorのデータストアについて学習します。

Oracle Data Integrator (ODI)のデータストアはデータ構造で、リレーショナル・データベースの表やメッセージ指向ミドルウェアのJMSトピックなど、ソースまたはターゲットとしてマッピングで使用できます。基礎となるテクノロジに関係なく、ODIのすべてのデータ・ソースはデータストアとして表示され、同じ方法で操作および統合できます。データストアは、すべての宣言的ルールおよび制約を含むデータ・モデルにグループ化されます。

『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』データストアに関する項を参照してください。

データストアの作成

Oracle Data Integratorでデータストアを作成する方法について学習します。

ODIでデータストアを作成する最も簡単で一般的な方法は、テクノロジ(OracleまたはMySQLデータベースなど)からその構造をリバースエンジニアリングすることです。ただし、次の2つの方法でデータストアを作成できます。
  • モデルで直接作成します。
  • 共通フォーマット・デザイナ・コンポーネントを使用します。

その場合、データストアは必ずしもデータ・サーバーに存在する必要はありません。これは、ユーザーが定義する構造を持つ新しいテキスト・ファイルを作成する場合に役立ちます。

モデル内にデータストアを直接作成するには、次の手順を実行します。
  1. モデルを選択します。
  2. 右クリックして「新規データストア」を選択します。

    「リソース名」フィールドは、データベース内の表の物理名、またはファイルベースのデータストアのファイル名を参照します。マッピングを使用してこのデータストアをデータベースに作成する場合、リソース名は生成される表の名前です。一方、別名は、マッピングや結合などでデータストアを参照する際に使用する名前です。

  3. 名前を設定します。これは、モデル・ツリー・ビューでODIに表示される名前です。通常、これはリソース名と同様です。
  4. データストアの説明を指定します(オプション)。
基本パラメータを設定した後、定義に列を追加できます。これを行うには、次のステップを実行します:
  1. 「属性」タブをクリックします。
  2. 「列の追加」アイコンをクリックして別の列を追加します。
  3. 各列のプロパティを定義します。

    「名前」、「タイプ」、「論理長」および「スケール」の各オプションの意味は、モデルのテクノロジによって異なります。「NOT NULL」は、フィールドが必須であることを意味します。「モデル」ビューで列名をダブルクリックすると、列に他のプロパティを設定できます。

  4. 新規に追加した列を、上下の矢印で並べ替えます。

『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』データストアの作成およびリバースエンジニアリングに関する項を参照してください。