4 Oracle Data Integratorエージェント
Oracle Data Integratorエージェント、その内容および作成方法について学習します。
Oracle Data Integratorエージェントとは
Oracle Data Integratorエージェントについて学習します。
スタンドアロン、スタンドアロン・コロケート・およびJava Enterprise Editionの3つのエージェントがあります。詳細は、『Oracle Data Integratorの理解』のランタイム・エージェントに関する項を参照してください。
エージェントはマルチスレッドJavaプログラムであり、ロード・バランシングをサポートし、情報システム全体に配布できます。独自の実行スケジュールが保持されます。実行スケジュールはOracle Data Integrator (ODI)で定義することも、外部スケジューラからコールすることもできます。また、Java APIまたはWebサービスからコールすることもできます。
ODIでジョブを実行できるようにするには、エージェントが構成され、実行中である必要があります。つまり、WebLogicドメインを正しく構成する必要があります。
エージェントの作成方法
エージェントの作成に必要な手順の要約です。
ドメインの構成後、エージェントを作成できます。
- トポロジ・ナビゲータで、「物理アーキテクチャ」を展開し、「エージェント」を右クリックします。
- 「新規エージェント」を選択します。エージェントの「定義」に、その名前およびリスニング先のホスト名とポートを入力します。これを保存します。(ウィンドウは後の手順のために開いたままにします。)
- 「論理アーキテクチャ」を展開し、「エージェント」を右クリックします。
- 「新規エージェント」を選択します。エージェントの「定義」で名前を入力します
- 各コンテキストの物理エージェントを指定します。これを保存します。
- 管理サーバーを再起動します(ここでは、管理サーバーと管理対象サーバーが実行されていないことを想定しています)。
- 管理サーバーが起動したら、WebLogicコンソールにログインして、Oracle Coherenceパラメータを更新します。
- 「環境」ノードを「ドメイン構造」パネルで展開します。「Coherenceクラスタ」をクリックします。
- 「Coherenceクラスタ」表のDataGridConfigをクリックします。
- 「構成」タブを選択し、クラスタ・リスニング・ポートが設定されていることを確認します。値がない場合は、「クラスタ・リスニング・ポート」をクリックし、9000に設定します。(このポートが使用中の場合は、後で変更する必要がある場合があります)。変更内容を保存します。
- 「メンバー」タブをクリックします。「クラスタ」セクションでクラスタの一部を選択し、管理対象サーバーを選択します。
- 管理対象サーバーを起動します。これでエージェントをデプロイされます。
- 「ドメイン構造」を展開し、「デプロイメント」をクリックします。これでエージェントを確認できます。
- 「デプロイメントのサマリー」パネルで「デプロイ順序」を2回クリックして、低から高にソートします。上部の近くにoraclediagentが表示され、State=ActiveおよびHealth=OKである必要があります。
- Oracle Data Integratorおよび「物理エージェント」ページに戻ります。「テスト」をクリックして、テストが成功していることを確認します。
次に示すOracle By Exampleのチュートリアルでは、さらに理解を深めることができます。