Oracle Key Vaultのこのリリースでの変更点

Oracle Key Vaultリリース18.1では、大規模な企業でOracle Key Vaultの使用を強化するいくつかの新機能が導入されています。

マルチマスター・クラスタ

Oracle Key Vaultリリース18.1では、マルチマスター・クラスタ機能が導入されています。

この機能はアクティブ-アクティブの高可用性ソリューションを提供し、データ・センター間および地理的リージョン間にまたがって展開して、障害時リカバリ、および読取りと書込みのキー管理操作の高可用性を提供できます。また、マルチマスター・クラスタ機能を使用すると、データベース・エンドポイントの観点では停止時間がゼロになります。

FIPSモードのサポート

セキュリティが強化されるFIPS 140-2準拠モード(FIPSモード)で動作するようにOracle Key Vaultをインストールできます。

FIPSモードを使用するようにOracle Key Vaultをインストールしていない場合、システム管理者ロールを持つユーザーがOracle Key Vault管理コンソールからOracle Key Vaultを有効または無効にできます。

関連項目

RESTful APIの拡張機能

Oracle Key VaultのRESTfulサービス・ユーティリティによって、Oracle Key Vault管理者が手動操作を行わなくても、膨大な数のエンドポイントのセキュアなオンボーディングが自動化されます。

Oracle Key Vault 18.1では、ユーザーはキーの管理タスク(エンドポイントのキーの作成、非アクティブ化、キーの削除など)を自動化することもできます。

用語の変更

Oracle Key Vaultリリース18.1からは、以前に高可用性と呼ばれていた構成が、プライマリ/スタンバイと呼ばれるようになりました。