ネットワークを効率的に使用するためのOracle GoldenGateの構成
ネットワーク間のデータの転送が非効率であると、Extractプロセスの遅延やターゲットでのレイテンシが生じます。これを修正しないと、最終的にはプロセスの障害が生じることがあります。
最初に新しいOracle GoldenGate構成を開始する際には、次のことを行います。
-
ExtractおよびReplicatで許容可能とみなされる遅延およびスループット・ボリュームのベンチマークを確立します。それぞれが実行するタスクの種類により、通常、ExtractはReplicatより高速であることに注意してください。時間の経過とともに、この違いが通常であるか、チューニングやトラブルシューティングが必要であるかがわかるようになります。
-
ベンチマークと比較して、定期的なスケジュールを設定して、遅延およびボリュームについてこれらのプロセスを監視します。ときどき急に発生する遅延ではなく、一定または増加中の遅延を探します。継続的な過度の遅延は、Oracle GoldenGate構成のいずれかの場所でボトルネックがあることを示します。これは、Oracle GoldenGateでチューニングが必要であること、またはエラー状態が存在することを示す重大な最初の指標です。
ボリューム統計を表示するには、STATS EXTRACT
またはSTATS REPLICAT
コマンドを使用します。遅延統計を表示するには、LAG EXTRACT
またはLAG REPLICAT
コマンドを使用します。