行範囲によるプロセス・グループ間での表の分割

@RANGE関数を使用して、表の行を複数のOracle GoldenGateプロセスで分割できます。これを使用して大規模でアクセスの多い表のスループットを向上でき、データをセットに分割して異なる宛先に分散させることもできます。各範囲をTABLEまたはMAP文のFILTER句に指定します。

@RANGEは安全でスケーラブルです。同じ行は同じプロセス・グループによって必ず処理されることが保証されるため、データ整合性が保たれます。

Replicatを使用するよりも、プライマリExtractまたはデータ・ポンプを使用して範囲を計算する方が効率的な場合があります。範囲を計算するには、Replicatが証跡全体をフィルタし、範囲の指定を満たすデータを見つける必要があります。ただし、ビジネス・ケースに応じて、このフィルタリングをどこで行うかを判断します。

図9-2 2つのExtractグループでの表の行の分割

図9-2の説明を次に示します
「図9-2 2つのExtractグループでの表の行の分割」の説明

図9-3 2つのReplicatグループでの表の行の分割

図9-3の説明が続きます
「図9-3 2つのReplicatグループでの表の行の分割」の説明