トークンの定義
トークンを使用するには、トークン名を定義してデータに関連付けます。データとして使用できるのは、Oracle GoldenGate列変換関数から取得された任意の有効な文字データまたは値です。
レコード・ヘッダーのトークン領域には、最大16,000バイトのデータを格納できます。トークン名、データ長およびデータ自体がこの領域に収まる必要があります。
トークンを定義するには、Extractパラメータ・ファイルのTABLE
パラメータのTOKENS
オプションを使用します。
構文
TABLEtable_spec
, TOKENS (token_name
=token_data
[, ...]);
説明:
-
table_spec
はソース表の名前です。コンテナまたはカタログの名前(該当する場合)と所有者名を表名の前に付ける必要があります。 -
token_name
は、選択したトークンに付ける名前です。任意の数の英数字を使用できます。大/小文字は区別されません。 -
token_data
は、最大2000バイトの文字列です。データには、一重引用符に囲まれた文字列、またはOracle GoldenGateの列変換関数の結果のいずれかを指定できます。トークン・データの文字セットは変換されません。トークンは、Extract用ソース・データベースの文字セットおよびReplicat用ターゲット・データベースの文字セットである必要があります。証跡ファイルには、ユーザー・トークンはUTF-8で格納されます。
TABLE ora.oratest, TOKENS ( TK-OSUSER = @GETENV ('GGENVIRONMENT' , 'OSUSERNAME'), TK-GROUP = @GETENV ('GGENVIRONMENT' , 'GROUPNAME') TK-HOST = @GETENV('GGENVIRONMENT' , 'HOSTNAME'));
この例に示されているとおり、Oracle GoldenGateの @GETENV
関数は、トークン・データを移入するための効果的な方法です。この関数には、トークンにマップしてターゲット・システムで列マッピングに使用できる環境情報を取得するための複数のオプションがあります。