処理が集中している表の分離
複数のプロセス・グループを使用して、通常の処理を妨げ、ターゲットでレイテンシを発生させるような表をサポートできます。たとえば:
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列のデータ型またはパラメータの指定によって、あるいはSQLプロシージャを実行するために、Extractでデータベースからフェッチを行う必要がある場合があります。データベースからデータをフェッチする必要がある場合、Extractのパフォーマンスに影響します。Extractのパラメータ・ファイルに
STATOPTIONS REPORTFETCH
パラメータが含まれている場合、STATS EXTRACT
コマンドでフェッチ統計を取得できます。トランザクションの整合性が保てるのであれば、それらの表を独自のExtractグループに分離できます。 -
クラシック・モードでは、Replicatプロセスがパフォーマンス・ボトルネックの原因となることがあります。それは、Replicatが単一スレッドのプロセスで、通常のSQLを使用して適用する操作が一度に1つであるためです。
BATCHSQL
を有効にしても(『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照)、Replicatで大規模または長時間実行トランザクション、大量で多数の変更列およびLOBデータが含まれる表の処理に時間がかかる場合があります。その場合、トランザクションの整合性が保てるのであれば、それらの表を独自のReplicatグループに分離できます。