グループ数
システムで実行できる同時ExtractおよびReplicatプロセス・グループの数は、使用可能なシステム・メモリー・サイズに応じて異なります。ExtractおよびクラシックReplicatの各プロセスでは、約25から55MBのメモリーが必要であり、トランザクションのサイズと同時トランザクション数によってはそれ以上のメモリーが必要です。Oracle GoldenGateコマンド・インタフェースでは、Oracle GoldenGateのインスタンス当たり、最大で同時に5,000のExtractおよびReplicatグループ(合計)がサポートされます。サポートされているレベルで、INFO
、STATUS
などのコマンドですべてのグループを完全に制御および表示できます。
サポートされているレベルを超えると、グループ情報は表示されず、エラーが発生する可能性があります。Oracle GoldenGateでは、環境を効果的に管理するために、ExtractおよびReplicatグループの数(合計)を100以下程度の扱いやすいレベルを保つようにお薦めします。グループの最大数は、デフォルト値が1000であるMAXGROUPS
パラメータで制御されます。
Windows Server環境では、実行可能なプロセス・グループの数は、'非対話型' Windowsデスクトップ・ヒープ・メモリーの設定と密接に関係します。Windowsデスクトップ・ヒープのデフォルト設定は、非常に少数のプロセス・グループの実行には十分といえますが、プロセス・グループが大量(おおよそ60以上)になったときには、このMicrosoftからの情報(Windowsデスクトップ・ヒープ・メモリー)に基づいてレジストリのSharedSectionフィールドの'非対話型'の値を調整するか、Oracle GoldenGateホームの数を増やして、それらのホーム全体で必要なプロセス・グループの合計数を分散する必要があります。
ノート:
Windowsデスクトップ・ヒープ・メモリーの変更の詳細は、Oracle Knowledge Baseドキュメント(Doc ID 2056225.1)を確認してください。