DB2 for iシステムでのOracle GoldenGateセキュリティ権限
Oracle GoldenGateプロセスに、Oracle GoldenGate専用のユーザー・プロファイル・アカウントを割り当てます。他のプログラムでは使用できません。1つのユーザー・プロファイルをすべてのOracle GoldenGateプロセスで使用できます。このプロファイルでは、Oracle GoldenGateによる操作対象のオブジェクトにのみ権限を付与します。特定の変更データがOracle GoldenGateからアクセスできない場合、そのデータは、Oracle GoldenGateユーザー・プロファイルからアクセス可能なジャーナルには含めないでください。
Managerプロセスには、他のすべてのOracle GoldenGateプロセスを制御する権限が必要です(DB2 for i *JOBCTL
権限)。
Extractユーザー・プロファイルがアクセスする必要のあるシステム上のすべてのオブジェクトには、*USE
権限を割り当てます。Replicatユーザー・プロファイルがアクセスする必要のあるシステム上のすべてのオブジェクトには、*CHANGE
権限を割り当てます。これを行うには、*ALLOBJ
権限をユーザーに付与するか、ユーザーがアクセスする必要のあるオブジェクト(FILE
、LIBRARY
およびJOURNAL
オブジェクト)に個別の権限を設定します。これには、SQLカタログが含まれるQSYS2
ライブラリ内のオブジェクトが含まれます。これらの権限は、5250端末セッションを介したネイティブDB2 for iインタフェース、またはIBM社から入手できるDB2 for i Operations Navigator製品を使用して付与する必要があります。
ExtractおよびReplicatのデータベース・ユーザー・プロファイルは、パラメータ・ファイルを構成するときに、USERID
パラメータで指定する必要があります。また、データベースを操作するGGSCIコマンドを発行する前に、DBLOGIN
コマンドで指定する必要があります。
Extractプロセスを実行するOracle GoldenGateユーザー・プロファイルには、QSYS/QPMLPMGT
サービス・プログラムに対する*USE
権限が必要です。