ディスク領域のその他の考慮事項

Oracle GoldenGateによってインストールされるファイルおよびバイナリに必要なディスク領域に加えて、Oracle GoldenGate証跡を保持するための追加のディスク領域を確保します。証跡のサイズはデフォルトで500MBですが、最大2GBのサイズで作成できます。必要な領域は、証跡に選択したサイズ、レプリケーションのためにキャプチャされるデータの量、および利用した証跡をディスクから削除する頻度に応じて異なります。証跡に割り当てられる推奨の最小ディスクは、次のように計算できます。

((トランザクション・ログのサイズ * 0.33) * 1日当たりのログ・スイッチの数) * 証跡を保持する日数

トランザクション・ログのサイズが1GBであり、1日当たり平均10個のログ・スイッチが存在する場合、Oracle GoldenGateは、この等式に基づき1日当たり3.3GBのデータを取得することがわかります。証跡を7日間保持できるようにする場合、証跡を保持するために必要なディスク領域の最小容量は23GBになります。

証跡とは、停止および処理中の作業データを格納する自己エージング・ファイルのセットです。証跡によって消費される領域は処理されるデータ量に応じて異なるため、これとは多少異なる容量が必要となる場合があります。