- Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateの使用
- クラシック・モードでのキャプチャの構成
- データ・ポンプExtractの構成
データ・ポンプExtractの構成
次のステップでは、ローカル証跡を読み取り、データをネットワーク経由でリモート証跡に送信するデータ・ポンプを構成します。データ・ポンプはオプションですが、使用することをお薦めします。
- ソース・システムのGGSCIで、データ・ポンプ・パラメータ・ファイルを作成します。
EDIT PARAMS
name
説明::
name
は、データ・ポンプExtractの名前です。 - 次に示す順序でデータ・ポンプ・パラメータを入力します。パラメータ文ごとに新しい行を開始します。入力変数は異なるものになります。説明については、表H-*を参照してください。
2つの部分からなるオブジェクト名を使用したデータ・ポンプExtractグループの基本的なパラメータ:
EXTRACT extpump USERIDALIAS tiger1 RMTHOST fin1, MGRPORT 7809 ENCRYPT AES192, KEYNAME securekey2 RMTTRAIL /ggs/dirdat/rt SEQUENCE hr.employees_seq; TABLE hr.*;
3つの部分からなるオブジェクト名を使用したデータ・ポンプExtractグループの基本的なパラメータ(プラガブル・データベースを含む):
EXTRACT extpump USERIDALIAS tiger1 RMTHOST fin1, MGRPORT 7809 ENCRYPT AES192, KEYNAME securekey2 RMTTRAIL /ggs/dirdat/rt
TABLE test.ogg.tab1;
SOURCECATALOG pdb1
SEQUENCE hr.employees_seq;TABLE hr.*;
SOURCECATALOG pdb2
TABLE sales.*;
TABLE acct.*;
パラメータ 説明 EXTRACT
group
group
は、データ・ポンプExtractの名前です。詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。USERIDALIAS
alias
Extractに割り当てられるユーザーのデータベース・ログイン資格証明の別名を指定します。この資格証明は、Oracle GoldenGate資格証明ストアに存在している必要があります(「Oracle GoldenGate資格証明の確立」を参照)。
RMTHOST
hostname
, MGRPORTportnumber
, [, ENCRYPTalgorithm
KEYNAMEkeyname
]-
RMTHOST
では、ターゲット・システムの名前またはIPアドレスを指定します。 -
MGRPORT
では、ターゲットでManagerが実行されるポートの番号を指定します。 -
ENCRYPT
では、TCP/IPでのデータの暗号化(オプション)を指定します。
その他のオプションおよび暗号化の詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。
RMTTRAIL
pathname
リモート証跡のパス名を指定します。詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。
SOURCECATALOG
container
このパラメータは、ソース・データベースがマルチテナント・コンテナ・データベースの場合に使用します。2つの部分からなる名前を含む後続のすべての
TABLE
およびSEQUENCE
パラメータで、デフォルトのコンテナとして使用されるプラガブル・データベースの名前を指定します。このパラメータでは、3つの部分からなる名前(container.schema.object
)ではなく、2つの部分からなるオブジェクト名(schema.object
)を使用できます。別のSOURCECATALOG
パラメータが発生するか、3つの部分からなる完全なTABLE
またはSEQUENCE
指定が発生するまで実質的に保持されます。このパラメータは、ソース・データベースがマルチテナント・コンテナ・データベースの場合に使用します。SOURCECATALOG
の詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。{TABLE | SEQUENCE}
[container.]schema.object
;表または順序、またはワイルドカードで指定された複数のオブジェクトを指定します。ほとんどの場合、このリストはプライマリExtractパラメータ・ファイルのリストと同じです。
-
TABLE
は、表または表のワイルドカード・セットを指定します。 -
SEQUENCE
は、順序または順序のワイルドカード・セットを指定します。 -
container
は、表または順序を格納するルート・コンテナまたはプラガブル・データベースの名前です(このソース・データベースがマルチテナント・コンテナ・データベースの場合)。この表のSOURCECATALOG
の説明を参照してください。 -
schema
は、スキーマ名またはスキーマのワイルドカード・セットです。 -
object
は、表または順序の名前、またはこれらのオブジェクトのワイルドカード・セットです。
ワイルドカードを使用して、または使用せずにオブジェクト名を指定する方法の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
このパラメータ文はセミコロンで終了します。
表または順序をワイルドカード指定から除外するには、
TABLE
文の後にTABLEEXCLUDE
またはSEQUENCEEXCLUDE
パラメータを使用します。詳細およびデータのフィルタリング、マッピングおよび操作を制御するその他の
TABLE
オプションについては、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。 -
- 構成に推奨されるオプションのExtractパラメータを入力します。このファイルは、GGSCIの
EDIT PARAMS
コマンドを使用して、処理を開始する前の任意の時点で編集できます。詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。また、その他の構成の考慮事項は、「統合モード用のオプションのパラメータ」を参照してください。 - ファイルを保存して閉じます。
親トピック: クラシック・モードでのキャプチャの構成