異なるマスター・キーの状態に対するOracle GoldenGate証跡ライターおよび証跡リーダーの動作

Oracle GoldenGateの動作は、キー状態に応じて異なります。

ここでは、キー状態ごとの証跡ライター(暗号化)および証跡リーダー(復号化)の動作を示します。

キー状態 証跡ライター(暗号化) 証跡リーダー(復号化)

Active

証跡ライターは、暗号化のためにActive状態の最大のバージョン番号を選択します。

証跡リーダーは、このキーとバージョン番号を証跡の復号化に使用します。

Preactive

証跡ライターは、このような状態のキーとバージョン番号を無視して考慮に入れません。

該当なし

Deactivated

なし

証跡ファイル・リーダーは、キーとバージョン番号がDeactivatedまたはCompromisedの場合に証跡を取得して復号化します。

Compromised

なし

証跡ファイル・リーダーは、キーとバージョン番号がDeactivatedまたはCompromisedの場合に証跡を取得して復号化します。

Destroyed

なし

証跡ファイル・リーダーは、復号化に必要なキーとバージョン番号がDestroyed状態またはDestroyed-Compromised状態にある場合は、エラー生成して異常終了します。

Destroyed-Compromised

なし

証跡ファイル・リーダーは、復号化に必要なキーとバージョン番号がDestroyed状態またはDestroyed-Compromised状態にある場合は、エラー生成して異常終了します。