Pacemaker Webユーザー・インタフェースについて

Pacemakerサービスでは、グラフィカル・モードでクラスタを構成および管理できるWebユーザー・インタフェース・ツール(Web UI)が提供されます。pcsコマンドを入力するかわりにこのツールを使用して、これらのタスクを実行します。

この章では、PacemakerおよびCorosyncサービスのインストールと有効化で説明するタスクを完了し、haclusterユーザーに対してノードが認証されていることを前提としています。

hacluster資格証明の認証および構成の詳細は、クラスタの作成のステップ1を参照してください。

Web UIにアクセスするには、https://node:2224でユーザーhaclusterとしてログインします。nodeは、haclusterに対して認証されているノードを表します。ノードをノード名またはIPアドレスで指定します。

ノート:

この章の残りの部分では、すべてのノードに解決可能な名前を構成していることを前提としています。

ログイン後、ホーム・ページの「Manage Clusters」ページが表示されます。このページには、現在Web UIの管理下にあるクラスタがリストされます。

図7-1 Manage Clusters


この図は「Manage Clusters」ページの一部を示しており、ここでは、管理者が既存のクラスタの除外や追加、クラスタの破棄または新規作成を実行できます。Web UIによって作成および管理されているクラスタがページにリストされ、選択したクラスタに付随する情報(ノードなど)も表示されます。