システム・パフォーマンスを制御するパラメータ
次のパラメータは、システム・パフォーマンスの様々な部分を制御します。
パラメータ | 説明 |
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fs.file-max
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すべてのプロセスに対するオープン・ファイルの最大数を指定します。ファイル・ハンドラ不足に関するメッセージが表示された場合は、このパラメータの値を増やします。 |
kernel.io_uring_disabled
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次の値を
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net.core.netdev_max_backlog
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受信者のバックログ・キューのサイズを指定し、これは、カーネルでパケットが処理される速度より速くインタフェースでパケットが受信される場合に使用されます。このキューが小さすぎると、ネットワーク上ではなく、受信者側でパケットが失われます。 |
net.core.rmem_max
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最大読取りソケット・バッファ・サイズを指定します。ネットワーク・パケットの喪失を最小限にするために、このバッファは受信ネットワーク・パケットを処理するのに十分な大きさにする必要があります。 |
net.core.wmem_max
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最大書込みソケット・バッファ・サイズを指定します。ネットワーク・パケットの喪失を最小限にするために、このバッファは送信ネットワーク・パケットを処理するのに十分な大きさにする必要があります。 |
net.ipv4.tcp_available_congestion_control
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使用可能なTCP輻輳回避アルゴリズムを表示します。 |
net.ipv4.tcp_congestion_control
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使用するTCP輻輳回避アルゴリズムを指定します。 |
net.ipv4.tcp_max_syn_backlog
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許可される未処理の |
net.ipv4.tcp_rmem
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TCPソケットに使用される、最小、デフォルトおよび最大受信バッファ・サイズを指定します。最大値は |
net.ipv4.tcp_wmem
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TCPソケットに使用される、最小、デフォルトおよび最大送信バッファ・サイズを指定します。最大値は |
vm.swappiness
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カーネルが、ロードしたページをシステム・ページ・キャッシュから削除するかわりに、ページをスワップに書き込む頻度を指定します。0に設定すると、メモリー不足の状態を回避する目的でのみスワッピングが発生します。100に設定すると、カーネルは頻繁にスワップします。デスクトップ・システムの場合、低い値に設定すると、待機時間が短縮され、システム応答が改善する場合があります。デフォルト値は60です。 注意: このパラメータは、ハード・ディスクの電力消費を節約するために、ラップトップ・コンピュータで使用します。サーバー・システム上でこの値を調整しないでください。 |