インストール・メディアの準備
ISOイメージを使用してOracle Linuxをインストールする前に、まず、次のようなブート可能インストール・メディアにそれを格納する必要があります:
USBフラッシュ・ドライブ
USBフラッシュ・ドライブやSDカードなどのポータブル・デバイス上のブート・イメージを使用することで、Oracle Linuxをインストールできます(システムのファームウェアでこれらのデバイスからのブートがサポートされている場合)。
ブート可能ドライブを作成するには、dd
またはxorriso-dd-target
コマンドを使用します。または、別のサードパーティ製ユーティリティを使用してISOイメージをドライブに書き込みます。たとえば、Fedora Media Writerを使用したOracle Linux用USBインストール・メディアの作成を参照してください。
注意:
この手順を実行すると、ドライブ上の既存データがすべて破棄されます。必ず、システム上のUSBドライブの正しいデバイス名を指定してください。
これで、システムをブートしインストールを開始するための、USBフラッシュ・ドライブの使用準備ができました。
DVDまたはCD
ストレージ制限のため、CDやDVDなどの光学メディアには、ほとんどのインストールISOイメージに対応できる容量がない可能性があります。ただし、これはブートISOイメージを格納するために使用できます。
CDまたはDVDを使用してシステムをブートし、インストールを開始する準備ができました。
ネットワーク・ドライブ
インストール・メディアをネットワーク・ドライブにコピーして、ネットワーク・インストール・プロセスの一部として使用できます。ネットワーク・ドライブの場合、ダウンロードするイメージは、フルISOイメージ、またはブート・イメージのみのどちらかになりますが、ネットワーク・サーバーはどのタイプでもかまいません(NFSやWebサーバーなど)。
ISOイメージをネットワーク・ドライブにコピーするには、次の手順に従います:
ネットワーク・ドライブの使用はネットワーク・インストールの一部であり、そのためには、ネットワーク・インストール機能を提供するネットワーク構成を構築する必要があります。詳細は、ネットワーク・インストール設定の作成を参照してください。