2.6 生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリの使用

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリにアップロードされたカスタム・アプリケーションをアップロードおよび管理し、生産性およびサンプル・インストールを監視します。

2.6.1 生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリへのアクセス

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリには、現在インストールされているカスタム、生産性およびサンプル・アプリケーションが表示されます。

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリには、現在のワークスペースにインストールされているすべてのカスタム、生産性およびサンプル・アプリケーションが表示されますが、インスタンス管理者が編集できるのはカスタム・アプリケーションのみです。

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリを表示するには、次のようにします。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「共有コンポーネントの管理」で、「生産性およびサンプル・アプリケーション」をクリックします。

    「生産性およびサンプル・アプリケーション」ページが対話モード・レポートとして表示されます。ページの外観は、ページ上部にある検索バーを使用してカスタマイズできます。

2.6.2 カスタム・アプリケーションの管理

インスタンス管理者は、生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリにカスタム・アプリケーションをアップロードして、これらを管理します。

2.6.2.1 ユーザーが利用できるカスタム・アプリケーションの作成の概要

カスタム・アプリケーションが生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリに追加されると、開発者はアプリケーション・ギャラリでこれを表示、インストール、実行、アップグレードおよび削除できるようになります。

開発者は、独自のカスタム・アプリケーションを開発できます。Oracle提供の生産性およびサンプル・アプリケーションと同様に、カスタム・アプリケーションには、通常、アプリケーション・ページとサポートするデータベース・オブジェクトの両方が含まれています。カスタム・アプリケーションを作成するには、まずエクスポートします。次にインスタンス管理者は、そのアプリケーション・エクスポートを生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリに追加します。

ヒント:

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリには、現在のワークスペースにインストールされているすべてのアプリケーションが表示されますが、インスタンス管理者が編集できるのはカスタム・アプリケーションのみです。

参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドパッケージ・アプリケーションの使用およびアプリケーションのエクスポート

2.6.2.2 リポジトリへのカスタム・アプリケーションのアップロード

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリにカスタム・アプリケーションをアップロードします。

カスタム・アプリケーションをリポジトリにアップロードするには、次のようにします。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「共有コンポーネントの管理」で、「生産性およびサンプル・アプリケーション」をクリックします。

  4. 「作成」をクリックします。

  5. 「ファイルの指定」で、次の手順を実行します。

    1. インポート・ファイル: ファイルにナビゲートします。

    2. ファイル・タイプ: インポートするエクスポート・ファイルのタイプを選択します。

    3. ファイルのキャラクタ・セット: ファイルのキャラクタ・セットが正しいことを確認します。

    4. 「次」をクリックします。

  6. 「アプリケーション詳細」で、次の項目を指定します。

    1. アプリケーションID - アプリケーションを識別する一意の整数値を指定します。デフォルトは、「エクスポート・ファイルのアプリケーション」の値です。3000から9000の間のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressにより内部使用向けに予約されています。

    2. カテゴリ: アプリケーションに関連付ける1次カテゴリを選択します。

      この属性の詳細は、フィールドレベルのヘルプを参照してください。

    3. 説明 - アプリケーションの簡単な説明を入力します。

    4. 「次」をクリックします。

  7. 「作成」をクリックします。

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

2.6.2.3 カスタム・アプリケーション詳細の編集

カスタム・アプリケーションに関する様々な情報を追跡し、アプリケーションの詳細を編集してアプリケーション・ギャラリの動作を構成します。

ヒント:

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリには、現在のワークスペースにインストールされているすべてのアプリケーションが表示されますが、インスタンス管理者がアップロード、編集および削除できるのはカスタム・アプリケーションのみです。

管理者は、アップロードされたカスタム・アプリケーションに関する様々な情報(アプリケーション名、説明、グループ、ステータス、関連付けられたカテゴリ、タグ、言語、バージョンなど)を追跡します。「ステータス」を使用して、アプリケーションがアプリケーション・ギャラリに表示されるかどうかを制御します。

アプリケーション詳細を編集するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「共有コンポーネントの管理」で、「生産性およびサンプル・アプリケーション」をクリックします。
  4. アプリケーションを探し、アプリケーション名の隣にある「編集」アイコンをクリックします。

    「アプリケーションの詳細」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションの詳細」で、次を実行します。
    1. 名前、説明、グループ、ステータス、関連付けられたカテゴリ、タグ、言語など、適切な属性を編集します。
    2. 「ステータス」を構成して、アプリケーション・ギャラリにアプリケーションを表示するかどうかを制御します。オプションには、「使用可能」「しばらくお待ちください」または「非表示」があります。
  6. 「統計」で、次を実行します。
    1. ロック解除の許可 - ワークスペースにインストールした後に、ロック解除および編集可能にするオプションをサポートするかどうかを示します。アプリケーションが常にロックされたままにする場合は、「いいえ」を選択します。
    2. ページ・カウント - :アプリケーションのページ数を入力します。
    3. オブジェクト数 - アプリケーションに関連付けられているデータベース・オブジェクトの数を入力します。
    4. 必要な空き領域 - アプリケーションに関連付けられたサポートするオブジェクトのインストールに必要な空き領域の量を示します。値がゼロの場合、空き領域はチェックされません。
  7. 「バージョン」で、次を実行します。
    1. リリース日 - カレンダから日付を選択します。
    2. バージョンの表示 - 「アプリケーション・プロパティの編集」で定義されているバージョンの値に基づいて、アプリケーションのバージョン番号を指定します。
    3. ビルド・バージョン - ビルド・バージョン番号を整数として指定します。
    4. 最低APEXバージョン - アプリケーションのインストールに必要なOracle Application Expressの最小バージョンを指定します。
    5. 最小DBバージョン - アプリケーションのインストールに必要なOracle Databaseの最小バージョンを指定します。
    6. 変更ログ - HTMLマークアップを使用した箇条書きで、前のバージョン以降にアプリケーションに加えられた主な変更を指定します。この情報は、「アプリケーションの詳細」ページに表示されます。ここでは、新しいバージョンのアプリケーションがインストールに使用できます。
  8. 「バージョン」で、次を実行します。
    1. 企業 - アプリケーションのプロバイダを示します。
    2. 電子メール - アプリケーションのプロバイダのサポート電子メール・アドレスを示します。内部的に生成されたすべてのアプリケーションでは、フィールドを空白にする必要があります。
    3. Webサイト - アプリケーションのプロバイダのWebサイトを示します。
  9. 他の残りの属性を編集します。
  10. 「変更の適用」をクリックします。

2.6.2.4 カスタム・アプリケーションの削除

生産性およびサンプル・アプリケーション・リポジトリからカスタム・アプリケーションを削除します。

カスタム・アプリケーションを削除するには、次のようにします。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「共有コンポーネントの管理」で、「生産性およびサンプル・アプリケーション」をクリックします。
  4. アプリケーションを探し、アプリケーション名の隣にある「編集」アイコンをクリックします。

    「アプリケーションの詳細」ページが表示されます。

  5. 「削除」をクリックし、画面に表示されるステップに従います。