7.34 CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2プロシージャ

このプロシージャを使用して、指定した問合せ(バルク操作を使用)からコレクションを作成します。このメソッドは、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_2メソッドよりも非常に高速です。問合せはアプリケーション所有者として解析されます。同じ名前のコレクションが、カレント・アプリケーションIDの同じセッション内にカレント・ユーザー用として存在すると、アプリケーション・エラーが発生します。これはCREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_Bと同じですが、SELECT句の最初の5列は数値である必要があり、次の5列は日付である必要があります。日付データ型の列に続いて、最大50個の文字データ型の列をSELECT句に指定できます。

このプロシージャは、バルク動的SQLを使用して、名前付きコレクションにフェッチ操作と挿入操作を実行します。このプロシージャには、2つの制限事項があります。

  1. メンバー・データに対してMD5チェックサムは計算されません。

  2. 問合せp_queryの列値は、2,000バイト以内である必要があります。列値が2,000バイトを超える行がある場合は、実行中にエラーが発生します。Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.1)以降では、この列の制限は4,000バイトです。

構文

APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2 (
    p_collection_name    IN VARCHAR2,
    p_query              IN VARCHAR2,
    p_names IN apex_application_global.vc_arr2,
    p_values IN apex_application_global.vc_arr2,
    p_max_row_count      IN NUMBER default null,
    p_truncate_if_exists IN VARCHAR2 default 'NO');

パラメータ

表7-13 CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2プロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

p_collection_name

コレクションの名前。最大長は255文字です。このコレクションが、カレント・ユーザーの指定された名前で、同じセッションに存在すると、エラーが戻されます。

p_query

コレクションのメンバーを移入するために実行する問合せ。p_queryが数値である場合、これはDBMS_SQLカーソルとみなされます。

p_names

問合せ文で使用されるバインド変数名の配列。

p_values

問合せ文内のバインド変数で使用されるバインド変数値の配列。

p_max_row_count

p_queryの問合せから戻され、コレクションに追加する必要がある行の最大数。

p_truncate_if_exists

YESの場合、コレクションが存在していればコレクションのメンバーがまず切り捨てられ、エラーは発生しません。NOの場合(YESでない場合)、コレクションが存在していれば、エラーが発生します。

次の例は、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2プロシージャを使用して、EMPLOYEESというコレクションを作成し、そこにEMP表のデータを移入する方法を示しています。最初の5列(mgr、sal、comm、deptnoおよびnull)はすべて数値で、次の5列はすべて日付です。

declare
 l_query varchar2(4000);
Begin
 l_query := 'select empno, sal, comm, deptno, null, hiredate, null,
null, null, null, ename, job, mgr from emp where deptno = :b1';
  APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2 (
        p_collection_name => 'EMPLOYEES', 
        p_query => l_query,
        p_names => apex_util.string_to_table('b1'),
         p_values => apex_util.string_to_table('10'));
End;