7.33 CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_Bプロシージャ(バインド・バージョンなし)

このプロシージャを使用して、指定した問合せ(バルク操作を使用)からコレクションを作成します。このメソッドは、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYメソッドよりも非常に高速です。問合せはアプリケーション所有者として解析されます。同じ名前のコレクションが、カレント・アプリケーションIDの同じセッション内にカレント・ユーザー用として存在すると、アプリケーション・エラーが発生します。

このプロシージャは、バルク動的SQLを使用して、名前付きコレクションにフェッチ操作と挿入操作を実行します。このプロシージャには、2つの制限事項があります。

  1. メンバー・データに対してMD5チェックサムは計算されません。

  2. 問合せp_queryの列値は、2,000バイト以内である必要があります。列値が2,000バイトを超える行がある場合は、実行中にエラーが発生します。Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.1)以降では、この列の制限は4,000バイトです。

構文

 APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_B
(
  p_collection_name IN VARCHAR2,
  p_query IN VARCHAR2,
  p_max_row_count IN NUMBER DEFAULT null);

パラメータ

表7-12 CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_Bプロシージャ(バインド・バージョンなし)のパラメータ

パラメータ 説明

p_collection_name

コレクションの名前。最大長は255文字です。このコレクションが、カレント・ユーザーの指定された名前で、同じセッションに存在すると、エラーが戻されます。

p_query

コレクションのメンバーを移入するために実行する問合せ。p_queryが数値である場合、これはDBMS_SQLカーソルとみなされます。

p_max_row_count

p_queryの問合せから戻され、コレクションに追加する必要がある行の最大数。

次の例は、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_Bプロシージャを使用して、EMPLOYEESというコレクションを作成し、そこにemp表のデータを移入する方法を示しています。

declare
   l_query varchar2(4000);
Begin
     l_query := 'select empno, ename, job, sal from emp';
     APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_B
(
         p_collection_name => 'EMPLOYEES',
         p_query => l_query );
 End;