6.4 オブジェクト・ブラウザからRESTオブジェクトを有効にする方法

ワークスペースのホームページからオブジェクト・ブラウザにアクセスするには、「SQLワークショップ」、「オブジェクト・ブラウザ」の順にクリックします。

6.4.1オブジェクト・ブラウザからのRESTオブジェクトの有効化について

オブジェクト・ブラウザからのRESTオブジェクトの有効化について説明します。

Oracle REST Data Services (ORDS) 17.4以降を使用するOracle Application Express 19.1のインストール環境では、ORDSのAutoREST機能を使用してデータベース・オブジェクトをREST対応にする機能がサポートされています。AutoRESTを使用すると、表、ビュー、パッケージ、プロシージャおよびファンクションをREST対応にすることができます。AutoRESTはRESTを介してデータベース・オブジェクトを公開するための最も迅速な方法ですが、この機能は柔軟性とカスタマイズしやすさに難点があります。AutoRestによってデータを素早く公開できますが、(例えた言い方をすると)ガイド・レールのセットに乗せてしまいます。たとえば、出力形式や入力形式をカスタマイズできず、追加の検証も実行できません。

関連項目:

Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイドRESTアクセス(AutoREST)のためのスキーマ・オブジェクトの自動有効化

6.4.2 オブジェクト・ブラウザからのRESTオブジェクトの有効化

TABLEVIEWPACKAGEPROCEDUREまたはFUNCTIONを選択すると、オブジェクト・ブラウザに新しい「REST」タブが表示されます。このタブには、ORDSを使用してデータベース・オブジェクトをREST対応にする機能を持つフォームが表示されます。

オブジェクト・ブラウザからRESTオブジェクトを有効にするには、次の手順に従います。

  1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
  2. オブジェクト・タイプのリストから、「表」を選択します。

    表の詳細ページが表示されます。

    図table_details.pngの説明が続きます
    図table_details.pngの説明
  3. 「REST」タブをクリックします。

    注意:

    スキーマがORDS RESTfulデータ・サービスに登録されていない場合。スキーマを登録するようにメッセージが表示されます。

  4. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
  5. 「RESTfulサービス」をクリックします。

    「RESTfulサービス」ホームページが表示されます。

  6. 「ORDSにスキーマを登録」をクリックします。

    「ORDSスキーマ属性」ダイアログが表示されます。

    1. 属性の詳細で、スキーマ内のRESTfulサービスを参照するURLの作成に使用するスキーマ別名の名前を入力し、他のすべてのオプションはデフォルト値のままにします。
  7. 「スキーマ属性の保存」をクリックします。

    ORDS RESTfulページが表示され、ORDS RESTfulサービスで使用するスキーマが有効で、サンプルのRESTfulサービスが正常にインストールされたというメッセージが表示されます。

  8. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
  9. オブジェクト・タイプのリストから、「表」を選択します。

    表の詳細がORDSバージョンとともに表示され、オブジェクトをAutoREST対応にするためのフォームが表示されます。

  10. 属性の詳細を入力します。
    1. オブジェクトのRESTの有効化 - 「はい」をクリックします。
    2. オブジェクト別名 – デフォルト値。
    3. 認可が必要「いいえ」をクリックします。
    4. 認可ロール - 自動作成されるORDSロールの名前(「認可が必要」に「はい」が設定されている場合)
    5. RESTful URI - REST対応オブジェクトへのアクセスに使用される、大/小文字が区別されるURIが表示されます。
  11. 「適用」をクリックします。

    成功メッセージが表示され、フォームに新しい「RESTful URI」フィールドが表示されます。

    RESTful URI - REST対応オブジェクトへのアクセスに使用される、大/小文字が区別されるURIが表示されます。

  12. 「RESTful URI」の右隅にあるクリップボードにコピーボタンをクリックします。
  13. 新しいブラウザ・タブを開き、コピーしたURIをURLリージョンに貼り付けて[Enter]を押します。

    選択した表の表データを公開するJSONドキュメントが、ブラウザに表示されます。

    注意:

    オブジェクトがREST対応になると、提供されたURIを使用してデータにアクセスできます。

  14. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
  15. REST対応オブジェクトの「REST」タブを選択します。
  16. 「認可が必要」「はい」をクリックします。
  17. 「適用」をクリックします。
  18. 新しい「認可ロール」フィールドが表示され、AutoREST対応オブジェクトに関連付けられているORDSで作成されたロールが示されます。

    注意:

    オブジェクトのRESTful URIにアクセスしようとすると、401 - Unauthorizedというエラー・メッセージが表示されます。