6 RESTfulサービスを使用したデータ交換の有効化
RESTfulサービスは、データベースへのアクセスに使用されるRESTfulサービスの宣言仕様を有効にします。
RESTfulサービスを使用すると、ワークスペースで使用可能なデータベース・オブジェクトの上部に標準ベースの一連のAPIを作成できます。これらのAPIにより、基礎となるデータ・ソースに直接接続することなく、外部システムが問合せ、挿入、更新または削除でデータを安全に操作できるようになります。
リリース18.1より前は、Oracle Application Express内で作成したRESTfulサービスの定義は、コアApplication Expressスキーマのメタデータ表内に格納されていました。リリース18.1では、Oracle REST Data Services (ORDS)リポジトリにすべてのRESTfulサービスを移行することをお薦めします。この移行によって、Application Express、SQL Developer、SQL Plus、SQLclなど多数のツールを使用して、RESTfulサービスを1つの場所で管理することが容易になります。
この項では、RESTfulサービスの概念を示し、Application Expressを使用してRESTfulサービスを作成、編集および削除する方法について説明します。
注意:
RESTfulサービスを有効にするかどうかは、ワークペース管理者が制御します。無効化されている場合、「RESTfulサービス」アイコンは表示されません。
- RESTの概要
Representational State Transfer (REST)では、RESTの概念を示し、RESTサービスの公開と消費との違いについて説明します。 - Oracle RESTfulサービスについて
OracleでのRESTの実装と、RESTfulサービスの様々なコンポーネントを説明するために使用される用語について説明します。 - RESTfulサービスの要件
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ORDSベースのRESTfulサービス・モジュールの例を作成する方法を学習します。 - RESTfulサービス・モジュールの管理
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関連項目:
『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペースでのRESTfulサービスの制御に関する項