1 Oracle Identity and Access Managementのインストールについて
Oracle Identity and Access Management 12c (12.2.1.4.0)スイートには、Oracle Access Management (OAM)とOracle Identity Governance (OIG).の2つのコンポーネントがあります
ノート:
このガイドでは、Oracle Identity Manager製品は、Oracle Identity Manager (OIM)およびOracle Identity Governance (OIG)とほぼ同じ意味で使用されます。
- サポートされているインストール方法について
Oracle Identity and Access Managementでは、簡易化された方法と従来の方法の2つのインストール方法をサポートしています。 - 開始点としての標準インストール・トポロジの使用方法
標準インストール・トポロジは、開始点として本番環境で使用できる柔軟なトポロジです。
サポートされているインストール方法について
Oracle Identity and Access Managementでは、簡易化された方法と従来の方法の2つのインストール方法をサポートしています。
- 簡易化された方法: クイック・スタート・インストーラを使用してすべての製品を一度にインストールします。
ノート:
Oracle Access Managementでは、簡易化された方法をサポートしていません。 - 従来の方法: 必要な製品を個別にインストールします。
次の表に、Oracle Identity and Access Managementのコンポーネントのインストールおよび構成でサポートされている方法を示します:
表1-1 Oracle Identity and Access Managementのインストール方法
コンポーネント | 簡易化されたインストール方法 | 従来のインストール方法 |
---|---|---|
N/A | サポート対象か? | サポート対象か? |
Oracle Access Management |
× |
○ |
Oracle Identity Governance |
○ |
○ |
開始点としての標準インストール・トポロジの使用方法
標準インストール・トポロジは、開始点として本番環境で使用できる柔軟なトポロジです。
このガイドの情報はOracle Identity and Access Managementの標準インストール・トポロジの作成に役立ちます。必要に応じて。後から標準インストール・トポロジを拡張して、セキュアで可用性の高い本番環境を作成できます(「ドメイン構成後の次のステップ」を参照してください)。
標準インストール・トポロジはこの製品のトポロジの代表例です。この製品がサポートする唯一のトポロジではありません。『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の標準インストール・トポロジに関する項を参照してください。
- Oracle Identity and Access Managementの標準インストール・トポロジについて
このトポロジは、1つ以上の管理対象サーバーを含む1つ以上のクラスタと管理サーバーが1つの標準的なWebLogic Serverドメインを示しています。 - 標準インストール・トポロジ図の要素について
通常、標準インストール・トポロジには、共通の要素が含まれています。
Oracle Identity and Access Managementの標準インストール・トポロジについて
このトポロジは、1つ以上の管理対象サーバーを含む1つ以上のクラスタと管理サーバーが1つの標準的なWebLogic Serverドメインを示しています。
次の図は、Oracle Identity and Access Managementの標準インストール・トポロジを示しています。
このトポロジの要素に関する情報は、表1-2を参照してください。
図1-1 Oracle Identity and Access Managementの標準トポロジ
![図1-1の説明が続きます 図1-1の説明が続きます](img/inoim_dt_003_iam-installation.png)
「図1-1 Oracle Identity and Access Managementの標準トポロジ」の説明
Oracle Access Managementの構成手順については、「Oracle Access Managementドメインの構成」を参照してください。
Oracle Identity Governanceの構成手順については、「Oracle Identity Governanceドメインの構成」を参照してください。
親トピック: 開始点としての標準インストール・トポロジの使用方法
標準インストール・トポロジ図の要素について
通常、標準インストール・トポロジには、共通の要素が含まれています。
次の表では、トポロジの図の要素をすべて説明しています。
表1-2 スタンドアロン・インストール・トポロジの要素の説明
要素 | 説明と関連ドキュメントへのリンク |
---|---|
APPHOST | アプリケーション層をホストしているマシンを示す、Oracleドキュメントで使用される標準用語。 |
DBHOST | データベースをホストしているマシンを示す、Oracleドキュメントで使用される標準用語。 |
WebLogicドメイン | Javaコンポーネント(この場合、管理サーバー、管理対象サーバーおよび他の関連ソフトウェア・コンポーネント)の論理的に関連したグループです。
『Oracle Fusion Middlewareの理解』のOracle WebLogic Serverドメインの概要に関する項を参照してください。 |
管理サーバー | WebLogicドメインの集中管理エンティティです。ドメインの構成オブジェクトを保持し、構成の変更を管理対象サーバーに分散します。
『Oracle Fusion Middlewareの理解』の管理サーバーの概要に関する項を参照してください。 |
Enterprise Manager | Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlは、ドメインを管理する主要ツールです。
『Oracle Fusion Middlewareの理解』のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlに関する項を参照してください。 |
クラスタ | 同時に稼働し連携する、複数のWebLogic Serverインスタンスの集合。
『Oracle Fusion Middlewareの理解』の管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの概要に関する項を参照してください。 |
マシン | 1つまたは複数のWebLogic Serverインスタンス(サーバー)をホストするコンピュータを論理的に表現するもの。マシンは管理対象サーバーとノード・マネージャを論理的に結び付けるものでもあります。ノード・マネージャを使用して管理対象サーバーを起動または停止するには、管理対象サーバーとマシンを関連付けます。 |
管理対象サーバー | アプリケーション、アプリケーション・コンポーネント、Webサービスおよび関連リソースのホスト。
『Oracle Fusion Middlewareの理解』の管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの概要に関する項を参照してください。 |
インフラストラクチャ | 次のものを含むサービスの集合:
|
親トピック: 開始点としての標準インストール・トポロジの使用方法