1 概要とロードマップ
UIを使用してOracle WebLogic Serverの構成変更を手動で行うには複数のステップが必要になり、必要な変更がすべて正しく行われたことを確認するのが難しい場合もあります。入力エラーが発生しやすいため、間違ったシステム構成が生じたり、システムを正しく動作させるために調整が必要な設定を特定する作業が困難になったりします。OIG構成ユーティリティには、構成の変更を自動化して検証する機能や、システムを既知の構成にリストアする機能があります。
- OIG構成ユーティリティについて
OIG構成ユーティリティは、構成タスクを簡略化するように設計されています。WebLogic Server UIで数十の値を変更する手動プロセスではなく、構成ユーティリティを使用すれば、一連の構成値をシステムに適用することにより、構成の完全な更新を1ステップで実行できます。ユーティリティでは、変更を適用する前に、現在のシステム設定のバックアップを作成します。構成の変更が原因で問題が発生した場合は、ユーティリティを使用して以前の構成にリストアできます。 - ドキュメントのスコープと対象読者
このドキュメントでは、Oracle Identity Governance (OIG)ツールについて説明します。OIGユーティリティのコマンドライン・インタフェースを使用して、ユーザー入力による対話型モードまたはサイレント・モードでシステム設定を構成する方法を説明します。また、OIGユーティリティの背後にあるフレームワークを拡張して、OIGユーティリティで構成操作の実行に使用できるカスタム構成ジェスチャを作成する方法についても説明します。 - このドキュメントの手引き
- 関連ドキュメント
OIG構成ユーティリティについて
OIG構成ユーティリティは、構成タスクを簡略化するように設計されています。WebLogic Server UIで数十の値を変更する手動プロセスではなく、構成ユーティリティを使用すれば、一連の構成値をシステムに適用することにより、構成の完全な更新を1ステップで実行できます。ユーティリティでは、変更を適用する前に、現在のシステム設定のバックアップを作成します。構成の変更が原因で問題が発生した場合は、ユーティリティを使用して以前の構成にリストアできます。
WebLogic Serverで変更される属性は、OIG構成ユーティリティによって実行されるジェスチャと操作によって決まります。ジェスチャは1つ以上の操作で構成され、1つの操作によってジェスチャのドメイン内で一連の構成が実行されます。たとえば、tuneジェスチャには、WebLogic Serverの3つの側面(データベース、JVMおよびOIM)のパフォーマンスをチューニングする3つの操作が用意されています。WebLogic ServerのJVMパフォーマンスをチューニングするには、属性ファイル内のJVMパフォーマンスに関連する値を設定し、ユーティリティをコールして、tuneジェスチャからJVMチューニング操作を実行します。独自のジェスチャを実装してユーティリティとともに使用できます。詳細は、「ジェスチャの追加」を参照してください。
親トピック: 概要とロードマップ
ドキュメントのスコープと対象読者
このドキュメントでは、Oracle Identity Governance (OIG)ツールについて説明します。OIGユーティリティのコマンドライン・インタフェースを使用して、ユーザー入力による対話型モードまたはサイレント・モードでシステム設定を構成する方法を説明します。また、OIGユーティリティの背後にあるフレームワークを拡張して、OIGユーティリティで構成操作の実行に使用できるカスタム構成ジェスチャを作成する方法についても説明します。
このドキュメントは、WebLogic Serverシステムを構成および保守し、ユーザーにサポートを提供する、WebLogic Serverの管理者およびオペレータを対象としています。読者は、WebLogic、Java、MBeans、JavaScript Object Notation (JSON)、およびWebLogic Serverがインストールされているオペレーティング・システムやプラットフォームの構成と管理に精通していることが前提となっています。
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このドキュメントの手引き
このドキュメントの構成は次のとおりです:
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この章では、このガイドの構成および関連ドキュメントについて説明します。
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「OIG構成ユーティリティについて」では、OIG構成ユーティリティの内容と構造について、構成ファイルと入力ファイルも含めて説明します。
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「OIG構成ユーティリティの使用」では、OIG構成ユーティリティの使用方法、サイレント・モードと対話型モードの相違点、ベースラインの作成、ベースラインからの構成のリストア、ジェスチャおよびレポートについて説明します。
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「ジェスチャの追加」では、OIG構成ユーティリティのフレームワークを拡張して、ユーティリティに追加のジェスチャや操作を提供する方法について説明します。
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関連ドキュメント
Oracle WebLogic Serverのチューニングの詳細は、次を参照してください:
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WebLogic Serverとそのアプリケーションのチューニングに関する推奨事項は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverのパフォーマンスのチューニング』のWebLogic Serverのチューニングにおける重要推奨事項に関する項を参照してください。
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MBeansを使用したWebLogic Serverの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMXによるカスタム管理ユーティリティの開発』のWebLogic Server MBeanの理解に関する項を参照してください。
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Oracle WebLogic Serverの監視とチューニングに関するドキュメント。これは、WebLogic Serverの監視、チューニング、管理およびトラブルシューティングのための追加リソースを提供します。
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