3 Oracle SOA Suite Quick Start for Developersのインストール

Oracle SOA Suite Quick Startをインストールする際は、統合WebLogic Serverのデフォルト・ドメインを使用するか、スタンド・アロン・ドメインを新たに作成することになります。

このインストールを開始する前に、「Quick Startディストリビューションの導入」を確認する必要があります。

概要

Quick Startインストールおよび構成ロードマップは、次のとおりです。

ステップ 説明

インストールの計画

第1章を使用して、目的を満たすディストリビューションおよび構成パスを決定しました。

Quick Startディストリビューションのダウンロードおよびインストール

Oracle SOA SuiteまたはOracle Business Process Management Suite用のQuick Startをダウンロードしてインストールします。

デフォルトまたはスタンドアロン・ドメインを構成します

開発したアプリケーションのデフォルト・ドメインまたはスタンドアロン・ドメインを構成します。

アプリケーションを開発またはテストします

アプリケーションを開発またはテストします。

Oracle SOA Suite Quick Startインストーラのダウンロード

Oracle SOA Suite Quick Startインストーラをダウンロードするには:
  1. Quick Startをインストールするホスト・コンピュータにサインインします。
  2. Oracle SOA Suite Quick Startインストーラのzipファイルを見つけてダウンロードします。これは、Oracle SOA Suite Downloadsの下のOracle Technology Networkにあります。

    指定された場所でインストーラが見つからない場合は、『Oracle Fusion Middlewareダウンロード、インストール、構成のREADMEファイル』でダウンロード元の場所を確認してください。

Oracle SOA Suite Quick Startインストーラの起動

ディストリビューションをダウンロードして動作保証されたJDKをインストールした後、次の手順を使用してQuick Startインストーラを起動できます。

  1. 内容を、簡単に見つけることができる場所に解凍します。複数の.jarファイルが作成される可能性があります。
  2. コマンド・プロンプトを使用して、.jarファイルを解凍したディレクトリに移動します。

    適切なコマンドでウィザードを起動します。コマンドの例に、UNIXおよびWindows用のSOA Quick Startインストーラの実行方法を示します:

    • UNIX用の汎用インストーラ
      JAVA_HOME/bin/java -jar fmw_12.2.1.4.0_soa_quickstart.jar
    • Windows用の汎用インストーラ
      JAVA_HOME\bin\java.exe -jar fmw_12.2.1.4.0_soa_quickstart.jar

    ノート:

    インストーラをサイレント・モードで起動して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにすることもできます。サイレント・インストールまたはコマンドライン・インストールの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』「サイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用」を参照してください。

  3. インストール・ウィザードが起動します。インストーラの実行に問題がある場合は、システムの準備について再度確認してください。

    ノート:

    複数の.jarファイルが作成される場合でも、それらのすべてに対してインストール・コマンドを実行する必要はありません。fmw_12.2.1.4.0_soa_quickstart.jarに対してのみ前述のコマンドを実行する必要があります。

インストール画面への移動

Quick Startインストーラを起動すると、次の表に記載された画面が、インストール・ウィザードに表示されます。インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、インストーラで「ヘルプ」をクリックします。

表3-1 Quick Startインストール画面

画面 説明

ようこそ

製品のインストーラの紹介画面です。

インストール場所

この画面を使用してOracleホーム・ディレクトリの位置を指定します。選択するディレクトリ名に空白が含まれていないことを確認してください。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』インストールおよび構成のためのディレクトリに関する項を参照してください。

前提条件チェック

この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。

インストール・サマリー

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。

インストールの進行状況

この画面はインストールの進行状況を示します。

進行状況バーが100%完了になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次へ」をクリックしてサマリーを表示します。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してください。

この画面の下部には、インストール・ウィザードを閉じる際にOracle JDeveloperを起動するためのチェック・ボックスがあります。

このボックスは選択を解除することをお薦めします。

「終了」をクリックします。

次のステップ

インストールの確認が終了したら、ドメインを構成する必要があります。ドメイン・オプションの詳細は、「ドメインの構成について」を参照してください。

それ以外の場合、次の表を使用して迅速に決定できます。

アクション リソース

統合WebLogic Serverをすぐに起動して、Java DBを使用したドメインを起動します。

このオプションでは、追加のインストールは必要ありません。

「統合WebLogic Server Domainの構成」をを参照してください。

Quick Startインストールを使用するには、Oracleデータベースをインストールおよび構成します。

このオプションではOracleデータベースをインストールする必要がありますが、他にもOracle Managed File TransferやOracle B2B/HealthcareなどのOracle SOA Suiteコンポーネントを使用できます。

コンパクト・ドメインの構成を参照してください。