6 KubernetesでのOracle WebCenter Sitesのデプロイ

Oracle WebCenter SitesをKubernetesにデプロイすることもできます。Oracle WebLogic Kubernetes Operatorは、Kubernetes環境でOracle WebCenter Sitesドメインをデプロイおよび管理するのに役立ちます。

次のトピックでは、KubernetesでのOracle WebCenter Sitesのデプロイおよび実行の概要について説明します。

Oracle WebCenter Sitesのコンテナ・イメージ

コンテナ・イメージは、環境間で配布できる移植可能なソフトウェア・バンドルです。

これらのイメージを使用してコンテナをインスタンス化し、同一のホスト・オペレーティング・システム上の別のコンテナで実行中のアプリケーションから独立して、アプリケーションを実行できます。

Oracle WebCenter Sitesコンテナ・イメージは、次のいずれかの方法でインストールできます:

  • Oracle Supportから事前作成済のOracle WebCenter Sitesイメージをダウンロードします。Doc ID 2777062.1を参照してください。このイメージはOracleによって事前作成されており、Oracle WebCenter Sites 12.2.1.4.0および最新のパッチ・セット更新(PSU)が含まれています。
  • WebLogic Image Toolを使用して、独自のOracle WebCenter Sitesコンテナ・イメージを構築してパッチを適用します。独自のコンテナ・イメージを構築する様々な方法の詳細は、WCSイメージの構築を参照してください。
  • テストおよび開発の目的で、Dockerfileを使用してOracle WebCenter Sitesイメージを作成します。Oracle WebCenter Sites Dockerコンテナの作成を参照してください。

ノート:

Oracle WebCenter Sitesコンテナ・イメージは、Oracle Fusion Middlewareでサポートされている仮想化およびパーティション化テクノロジに従ってサポートされます。Oracle WebCenter Sitesコンテナ・イメージは、SatelliteServer、SiteCapture、VisitorServicesなどのコンポーネントを除外します。

Kubernetes上のOracle WebCenter Sites

Kubernetesは、クラスタ全体でコンテナ化されたアプリケーションのデプロイメントおよび実行を可能にするオーケストレーション・システムです。

KubernetesでのOracle WebCenter Sitesドメインのデプロイでは、Oracle WebLogic Server Kubernetes Operatorフレームワークを使用します。Oracleには、Kubernetes環境でのOracle WebCenter Sitesドメインのデプロイおよび管理を支援する複数の重要な機能を備えたオープンソースのWebLogic Server Kubernetes Operatorが用意されています。

KubernetesでOracle WebCenter Sitesコンテナを構成するには、Kubernetes上のOracle WebCenter Sitesを参照してください。