第II部 WebCenter Sitesコンポーネントの構成
Oracle WebCenter Sitesをインストールして構成した後、そのコンポーネント・アプリケーションを構成する必要があります。コンポーネント・アプリケーションを構成するために、この項のトピックを参照してください。
- Sites構成の設定
WebCenter Sitesの構成設定を行う前に、すべての前提条件を満たしていることを確認します。 - WebCenter Sitesの構成
Oracle WebCenter Sites管理対象サーバーを構成した後、ブラウザ・ベースのWebCenter Sitesコンフィギュレータを完了することにより、WebCenter Sitesインスタンスを構成できます。WebCenter Sitesランタイムは、WebCenter Sites、CAS Webアプリケーション(WARファイル)およびクラスタ・メンバー間の共有コンポーネント(config
ディレクトリ、data
ディレクトリおよびデータベース・インスタンス)で構成されています。 - サイト・キャプチャの構成
Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャ管理対象サーバーを構成した後、サイト・キャプチャ・コンフィギュレータを使用してサイト・キャプチャを構成できます。サイト・キャプチャは、WebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスと統合することもできます。 - 訪問者サービスの構成
Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービス管理対象サーバーを設定した後、ブラウザ・ベースの訪問者サービス・コンフィギュレータを使用して訪問者サービスを構成できます。訪問者サービス・ランタイムは、visitors-webapp
アプリケーション(WARファイル)、config
ディレクトリ、データベース・インスタンス、サンプル・バンドル・コード、プロバイダおよびvisitorsクライアントで構成されています。 - リモートのSatellite Serverの構成
Oracle WebCenter Sites: Satellite ServerのWebLogicドメインを設定した後、Satellite Serverコンフィギュレータを実行して構成プロセスを完了できます。 - 外部認証への切替え
本番環境に最大限のセキュリティを確保し、高度なアイデンティティ管理ソリューションとシームレスなシングル・サインオンの操作性を提供するために、Oracle WebCenter SitesとOracle Access Managementの統合をお薦めします。または、必要に応じて、WebCenter Sitesを外部LDAP認証プロバイダ・ディレクトリと統合することもできます。 - CASクラスタの設定
中央認証サーバー(CAS)クラスタは、Oracle WebCenter Sitesと同じWebLogicドメイン、同じマシン上の異なるWebLogicドメイン、または高可用性のために、異なるマシン上の異なるWebLogicドメインに設定できます。 - クラスタの設定
高可用性の場合、WebLogicドメイン内のWebCenter Sitesクラスタの設定では、1つのマシン上にプライマリ・クラスタ・ノード、および同一または別のマシン上に1つ以上のセカンダリ・クラスタ・ノードを設定できます。最初に作成されたWebCenter Sites管理対象サーバーがプライマリ・ノードで、同じドメイン内に追加されたWebCenter Sites管理対象サーバーはセカンダリ・ノードです。 - データベースへの共有ファイル・システムの移動
WebCenter Sitesでは、JavaノンブロッキングI/O (NIO) APIを使用して、共有ファイル・システムを格納するデータベースを利用できます。これにより、クラスタ環境でのネットワーク・ファイル共有の必要がなくなり、Coherenceキャッシュによってファイル・ロックを処理できます。 - テスト・モードから本番モードへの切替え
Fusion Middlewareのテスト環境にOracle WebCenter Sitesドメインをインストールして構成した後、WebCenter Sites (およびそのコンポーネント・アプリケーション)を同等の本番環境に切り替えることができます。