5 IHS 12c WebGate for OAMのインストールおよび構成
この章では、次の項目について説明します。
IHS 12c WebGateのインストールの前提条件
この項の内容は、次のとおりです。
Oracle Fusion Middleware動作保証
Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成のドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDK、Oracle Identity and Access Management 12c に関連するサード・パーティ製品など、Oracle Fusion Middlewareの動作保証の情報があります。
Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成のドキュメントには、次の場所でアクセスできます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
親トピック: IHS 12c WebGateのインストールの前提条件
JREのインストール
64ビットのJava runtime environment (JRE), 11以上をインストールしておく必要があります。
親トピック: IHS 12c WebGateのインストールの前提条件
IHSのインストールおよび構成
IHSのインストールおよび構成については、IBM HTTP Serverの製品ドキュメントを参照してください。
ノート:
IHS 12c WebGateは、IHS Web Serverバージョン9.xでのみサポートされています。親トピック: IHS 12c WebGateのインストールの前提条件
OAM 12cのインストールおよび構成
Oracle Access Manager (OAM)のインストールについては、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Identity and Access Managementソフトウェアのインストールおよび構成に関する項を参照してください。
新規または既存のWebLogic管理ドメインでのOracle Access Managerの構成については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Access Managementの構成に関する項を参照してください。
OPENモード、SIMPLEモードまたはCERTモードでのOracle Access Managerの構成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドの通信の保護に関する項を参照してください。
親トピック: IHS 12c WebGateのインストールの前提条件
IHS 12c WebGateのインストール
この項では、次の項目について説明します。
ソフトウェアの入手
IHS 12cソフトウェアの入手については、Oracle Fusion Middlewareのダウンロード、インストールおよび構成のReadMeを参照してください。
親トピック: IHS 12c WebGateのインストール
IHS 12c WebGateインストーラの起動
インストール・ウィザードを起動するには、次の作業を実行します。
インストーラを起動すると、「ようこそ」画面が表示されます。「IHS 12c WebGateのインストール・フローおよび手順」でIHS 12c WebGate for Oracle Access Managerのインストールについて参照し、インストールを続行します。
親トピック: IHS 12c WebGateのインストール
IHS 12c WebGateのインストール・フローおよび手順
IHS 12c WebGate for Oracle Access Managerをインストールするには、表5-1の手順に従ってください。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプを参照してください。
表5-1 IHS 12c WebGateのインストール・フロー
| No. | 画面 | 説明および必要なアクション |
|---|---|---|
|
1. |
「ようこそ」画面 |
「次」をクリックして続行します。 |
|
2. |
「前提条件のチェック」画面 |
「次」をクリックして続行します。 |
|
3. |
「インストール場所の指定」画面 |
MiddlewareホームおよびOracleホームの場所を指定します。 これらのディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールの開始点の理解に関する項を参照してください。 「次」をクリックして続行します。 |
|
4. |
「インストール・サマリー」画面 |
画面の情報を確認します。 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
|
5. |
「インストールの進行状況」画面 |
「次」をクリックして続行します。 |
|
6. |
「インストール完了」画面 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
親トピック: IHS 12c WebGateのインストール
IHS 12c WebGateのインストール後のステップ
この項には次のトピックが含まれます:
IHS WebGateインスタンスのデプロイ
WebGateのOracleホーム・ディレクトリにあるdeployWebGateInstance.shツールを使用して、IHS WebGateインスタンスを作成します。作成している、または提供したWebGateインスタンス・ディレクトリは、空である必要があります。
WebGateインスタンスをデプロイするには、次の作業を実行します。
親トピック: IHS 12c WebGateのインストール後のステップ
環境変数の設定
Linuxでは環境変数LD_LIBRARY_PATHを、AIXでは環境変数LIBPATHを、WebGate_Oracle_Home/webgate/ihs/libに設定します。
例:
Linuxの場合
export LD_LIBRARY_PATH=/home/Oracle_OAMWebGate1/webgate/ihs/lib
AIXの場合
export LIBPATH=/home/Oracle_OAMWebGate1/webgate/ihs/lib
export LDR_PRELOAD64=libclntsh.so
親トピック: IHS 12c WebGateのインストール後のステップ
IHS 12c WebGateのインストールおよび構成の検証
IHS 12c WebGate for Oracle Access Managerをインストールしたら、installDATE-TIME_STAMP.outログ・ファイルを調べてインストールを検証できます。ログのデフォルトの場所は、次のファイルの中です。
WebGate_Home/oraInst.loc
新規IHS 12c WebGateの開始
Oracle Access Manager向けに新規のIHS 12c WebGateエージェントを使用する前に、次のタスクを完了する必要があります:
- 新規IHS 12c WebGateの登録
Oracle Access ManagerのWebGateコンポーネントは、高可用性環境を使用して、単一障害点をなくし、ロード・バランサ(LBR)を使用してワークロードを分散します。OAMを登録する必要があるのは一度のみで、結果として得られるアーティファクトはすべて、LBRの背後にあるOAM WebGatesによって使用されます。 - OAM12cRequest.xmlファイルでの標準プロパティの更新
- 生成済のファイルおよびアーティファクトのIHS 12c WebGateインスタンスの場所へのコピー
- IHSインスタンスの再起動
新規IHS 12c WebGateの登録
Oracle Access ManagerのWebGateコンポーネントは、高可用性環境を使用して、単一障害点をなくし、ロード・バランサ(LBR)を使用してワークロードを分散します。OAMを登録する必要があるのは一度のみで、結果として得られるアーティファクトはすべて、LBRの背後にあるOAM WebGatesによって使用されます。
次のいずれかのオプションを使用して、新しいWebGateエージェントをOracle Access Managerに登録できます:
Oracle Access Manager管理コンソール
Oracle Access Managerコンソールを使用したWebGateエージェントの登録の詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』のコンソールを使用したOAMエージェントの登録に関する項を参照してください。
RREGツール
RREGツールを使用したWebGateエージェントの登録の詳細は、次を参照してください:
RREGツールの場所と準備
RREGツールを設定するには、次のステップを実行します。
-
アプリケーション層でOracle Access Managerホストの1つにログインします。
-
Oracle Access Manager Oracleホームの次のディレクトリに、ディレクトリを変更します。
ノート:
場所はアウトオブバンド・モードの場合のみ必要です。OAM_ORACLE_HOME/oam/server/rreg/clientこの例では、OAM_ORACLE_HOMEはOracle Access ManagerソフトウェアがインストールされたシステムのOracleホームです。
ノート:
『Oracle Enterprise IDMデプロイメント・ガイド』が使用されている場合、OAM_ORACLE_HOMEは/u01/oracle/products/access/iamになる可能性があります。ノート:
Oracle Access Managerサーバーに対する権限またはアクセス権がない場合は、アウトオブバンド・モードを使用して必要なファイルを生成し、WebGateをOracle Access Managerに登録できます。「RREGのインバンドおよびアウトオブバンド・モードについて」を参照してください。 -
RREG.tar.gzファイルを必要なディレクトリに解凍します。 -
解凍されたディレクトリから、
oamreg.shファイルを開き、次の環境変数を次のようにファイルに設定します。-
OAM_REG_HOMEを、RREGアーカイブの内容を展開したディレクトリへの絶対パスに設定します。JDK_HOMEを、サポート対象のJDKがインストールされているマシン上のディレクトリへの絶対パスに設定します。
-
親トピック: 新規IHS 12c WebGateの登録
RREGツールの実行
次のトピックでは、RREGツールを実行してOracle Access ManagerにIHS Webgateを登録する方法について説明します。
親トピック: 新規IHS 12c WebGateの登録
RREGインバンドおよびアウトオブバンド・モードについて
RREGツールは、インバンドとアウトオブバンドという2つのモードのいずれか1つで実行できます。
Oracle Access Managerサーバーにアクセスして、Oracle Access Manager Oracleホームから自分でRREGツールを実行する権限がある場合は、インバンド・モードを使用します。RREGツールの実行後に、生成されたアーティファクトとファイルをWebサーバーの構成ディレクトリにコピーできます。
Oracle Access Managerサーバーに対する権限またはアクセス権がない場合は、アウトオブバンド・モードを使用します。たとえば、一部の組織では、Oracle Access Managerサーバー管理者のみが、サーバー・ディレクトリにアクセスしてサーバーでの管理タスクを実行する権限を持ちます。アウトオブバンド・モードでは、プロセスは次のように機能します。
-
Oracle Access Managerサーバー管理者からRREGアーカイブ・ファイル(RREG.tar.gz)のコピーが提供されます。
サーバー管理者は、「OAM12cRequest.xmlファイルでの標準プロパティの更新」に示されている場所で見つけることができます。
-
サーバー管理者から提供された
RREG.tar.gzファイルを展開します。たとえば:
gunzip RREG.tar.gztar -xvf RREG.tarRREGアーカイブを解凍した後、次の場所にエージェントを登録するためのツールを見つけることができます。
RREG_HOME/bin/oamreg.shこの例では、
RREG_Homeは、RREGアーカイブの内容を展開したディレクトリです。 -
「OAM12cRequest.xmlファイルでの標準プロパティの更新」の手順を使用して
OAM12cRequest.xmlファイルを更新し、完成したOAM12cRequest.xmlファイルをOracle Access Managerサーバー管理者に送信します。 -
次に、Oracle Access Managerサーバー管理者は「アウトオブバンド・モードでのRREGツールの実行」の手順を使用してRREGツールを実行し、
AgentID_response.xmlファイルを生成します。 -
Oracle Access Managerサーバー管理者はユーザーに
AgentID_response.xmlファイルを送信します。 -
「アウトオブバンド・モードでのRREGツールの実行」の手順を使用して
AgentID_response.xmlファイルでRREGツールを実行し、クライアント・システムに必要なアーティファクトとファイルを生成します。
親トピック: RREGツールの実行
RREGツールをアウトオブバンド・モードで実行
WEBHOSTサーバーでRREGツールをアウトオブバンド・モードで実行するために、管理者は次のコマンドを使用します。
RREG_HOME/bin/oamreg.sh outofband input/OAM12cRequest.xmlこの例では、次のようになります。
-
RREG_HOMEを、サーバーでRREGアーカイブ・ファイルが解凍された場所で置き換えます。
-
編集された
OAM12cRequest.xmlファイルは、RREG_HOME/inputディレクトリに配置されています。 -
RREGツールにより、このコマンドの出力(
AgentID_response.xmlファイル)は次のディレクトリに保存されます。RREG_HOME/output/Oracle Access Managerサーバー管理者は、
OAM12cRequest.xmlファイルを提供したユーザーにAgentID_response.xmlを送信できます。
Webサーバーのクライアント・マシンでRREGツールをアウトオブバンド・モードで実行するには、次のコマンドを使用します。
RREG_HOME/bin/oamreg.sh outofband input/AgentID_response.xmlこの例では、次のようになります。
-
RREG_HOMEを、クライアント・システムでRREGアーカイブ・ファイルを解凍した場所で置き換えます。
-
Oracle Access Managerサーバー管理者によって提供された
AgentID_response.xmlファイルは、 RREG_HOME/inputディレクトリにあります。 -
RREGツールでは、このコマンドの出力(WebGateソフトウェアの登録に必要なアーティファクトとファイル)がクライアント・マシンの次のディレクトリに保存されます。
RREG_HOME/output/
親トピック: RREGツールの実行
RREGツールをインバンド・モードで実行
RREGツールをインバンド・モードで実行するには:
-
RREGホーム・ディレクトリに移動します。
インバンド・モードを使用している場合、RREGディレクトリはOracle Access Manager Oracleホーム内にあります。
OAM_ORACLE_HOME/oam/server/rregアウトオブバンド・モードを使用している場合、RREGホーム・ディレクトリは、RREGアーカイブを解凍した場所になります。
-
RREGホーム・ディレクトリで、binディレクトリに移動します。
cd RREG_HOME/bin/ -
ファイルを実行できるように、
oamreg.shコマンドの権限を設定します。chmod +x oamreg.sh
-
次のコマンドを実行します。
./oamreg.sh inband RREG_HOME/input/OAM12cRequest_edg.xml
この例では、次のようになります。
-
編集された
OAM12cRequest.xmlファイルがRREG_HOME/inputディレクトリに配置されていることが前提となります。 -
このコマンドの出力は、次のディレクトリに保存されます。
RREG_HOME/output/
次の例はRREGセッションのサンプルです。
Welcome to OAM Remote Registration Tool!
Parameters passed to the registration tool are:
Mode: inband
Filename: /u01/oracle/products/fmw/iam_home/oam/server/rreg/client/rreg/input/OAM12cRequest_edg.xml
Enter admin username:weblogic_idm
Username: weblogic_idm
Enter admin password:
Do you want to enter a Webgate password?(y/n):
n
Do you want to import an URIs file?(y/n):
n
----------------------------------------
Request summary:
OAM12c Agent Name:SOA12214_EDG_AGENT
Base URL: https://soa.example.com:443
URL String:null
Registering in Mode:inband
Your registration request is being sent to the Admin server at: http://host1.example.com:7001
----------------------------------------
Jul 08, 2015 7:18:13 PM oracle.security.jps.util.JpsUtil disableAudit
INFO: JpsUtil: isAuditDisabled set to true
Jul 08, 2015 7:18:14 PM oracle.security.jps.util.JpsUtil disableAudit
INFO: JpsUtil: isAuditDisabled set to true
Inband registration process completed successfully! Output artifacts are created in the output folder.親トピック: RREGツールの実行
OAM12cRequest.xmlファイルでの標準プロパティの更新
WebGateエージェントをOracle Access Managerに登録するには、OAM12cRequest.xmlファイルで必要なプロパティを更新しておく必要があります。
ノート:
提供されているXMLファイルのほとんどのパラメータにデフォルト値を使用する場合は、リストされていないすべてのフィールドがデフォルト値をとる短いバージョン(OAM12cRequest_short.xmlを使用できます。
ノート:
プライマリ・サーバー・リストでは、OAMサーバーのデフォルト名はOAM_SERVER1およびOAM_SERVER2と示されます。サーバー名が環境で変更された場合、リストでこれらの名前が変更されます。このタスクを実行するには:
-
インバンド・モードを使用している場合は、いずれかのOAMサーバー上の次の場所にディレクトリを変更します。
OAM_ORACLE_HOME/oam/server/rreg/inputアウトオブバンド・モードを使用している場合、WEBHOST1サーバー上でRREGアーカイブを解凍した場所にディレクトリを変更します。
-
環境に固有の名前を使用して、
OAM12cRequest.xmlファイル・テンプレートのコピーを作成します。cp OAM12cRequest.xml OAM12cRequest_edg.xml -
ファイルにリストされているプロパティを確認してから、プロパティが環境に固有のホスト名およびその他の値を参照するように、
OAM12cRequest.xmlファイルのコピーを更新します。
| OAM12cRequest.xmlプロパティ | 設定値 |
|---|---|
serverAddress |
Oracle Access Managerドメイン内の管理サーバーのホストおよびポート。 |
agentName |
エージェントのカスタム名。通常、シングル・サインオン用に構成しているFusion Middleware製品を識別する名前を使用します。 |
applicationDomain |
シングル・サインオン用に構成しているWeb層ホストおよびFMWコンポーネントを識別する値。 |
security |
Oracle Access Managementサーバーで構成されたセキュリティ・モードに設定する必要があります。これは、オープン、簡易、証明書の3つのモードのいずれかです。 ノート: エンタープライズ・デプロイメントでは、認証および認可トラフィックの暗号化にカスタム・セキュリティ証明書を実装する追加の要件が存在する場合を除き、簡易モードを使用することをお薦めします。 オープン・モードではOracle Access Managerサーバーとの間のトラフィックが暗号化されないため、ほとんどの場合でオープン・モードを使用しないでください。 証明書モードの使用方法やOracle Access Managerでサポートされるセキュリティ・モード全般については、『Oracle Access Management管理者ガイド』のOAMサーバーとWebGateの間のセキュア通信に関する項 を参照してください。 |
cachePragmaHeader |
プライベート |
cacheControlHeader |
プライベート |
ipValidation |
0 <ipValidation>0</ipValidation> |
ipValidationExceptions |
フロントエンドのロード・バランサのIPアドレス。たとえば: <ipValidationExceptions> <ipAddress>130.35.165.42</ipAddress> </ipValidationExceptions> |
agentBaseUrl |
Oracle HTTP 12c (12.2.1.4.0) WebGatesがインストールされたWEBHOSTnマシンの前にあるフロントエンド・ロード・バランサVIPのホストおよびポートを使用した完全修飾URL。 たとえば: |
virtualHost |
管理VIP用のSSO保護など、 |
hostPortVariationsList
|
WebGatesによって保護される各ロード・バランサのURLに、 例: |
親トピック: 新規IHS 12c WebGateの開始
生成済のファイルおよびアーティファクトのIHS 12c WebGateインスタンスの場所へのコピー
RREGがこれらのファイルおよびアーティファクトを生成した後、使用しているセキュリティ・モードに基づき、手動でこれらをRREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからWebGate_Instance_Homeディレクトリにコピーする必要があります。
使用しているセキュリティ・モードに従って、次の操作を行います。
-
OPENモードの場合、次のファイルを
RREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからWebGate_Instance_Home/webgate/configディレクトリにコピーします:-
ObAccessClient.xml -
cwallet.sso
-
-
SIMPLEモードの場合、次のファイルを
RREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからWebGate_Instance_Home/webgate/configディレクトリにコピーします:-
ObAccessClient.xml -
cwallet.sso -
password.xml
さらに、次のファイルを
RREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからWebGate_Instance_Home/webgate/config/simpleディレクトリにコピーします:-
aaa_key.pem -
aaa_cert.pem
-
-
CERTモードの場合、次のファイルを
RREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからWebGate_Instance_Home/webgate/configディレクトリにコピーします:-
ObAccessClient.xml -
cwallet.sso -
password.xml
-
IHSインスタンスの再起動
Apacheインスタンスを起動する場合はstartservコマンド、停止する場合はstopservコマンドを使用します。
サーバーを停止するには、次のコマンドを実行します。
/home/bin/stopserv
サーバーを起動するには、次のコマンドを実行します。
Linuxの場合
export LD_LIBRARY_PATH=/WebGate_Home/lib
/home/bin/startserv
AIXの場合
export LIBPATH=/home/Oracle_OAMWebGate1/webgate/ihs/lib
export LDR_PRELOAD64=libclntsh.so
/home/bin/startserv
IHSインスタンスを再起動するには、実行中のすべてのインスタンスを停止した後、startコマンドを実行します。
親トピック: 新規IHS 12c WebGateの開始
IHS Webサーバーの起動およびIHSリソースへのアクセス
IHS Webサーバーを起動するには:
-
Linuxの場合
次のコマンドを実行します。
/IBM/HTTPServer/bin/apachectl -k start -
AIXの場合
-
/IHS/HTTPServer/conf/httpd.confにあるhttpd.confファイルに移動し、テキスト・エディタで開いて次のものを追加します。ThreadStackSize 2097152 -
次のコマンドを実行します。
/IBM/HTTPServer/bin/apachectl -k start
-
IHS Webサーバーを起動したら、次のURLを使用してログインします。
http://machine_name.my.company.com:port
WebGateにより、リクエストが捕捉され、ユーザーがOracle Access Managerコンソールにリダイレクトされます。ユーザー名とパスワードを入力します。そうすると、IBM HTTP Serverにリダイレクトされます。
IHS 12c WebGateのアンインストール
IHS 12c WebGateを削除するときは、この項で説明する手順に必ず従ってください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後で再度ソフトウェアをインストールする際に問題が発生する可能性があります。この章の手順に従うと、ソフトウェアを適切にアンインストールできます。
IHS WebGateをアンインストールするには、次の作業を実行します。
インストーラが起動すると、「ようこそ」画面が表示され、アンインストールを続行します。
アンインストール画面と手順
表5-2の指示に従って、アンインストールを完了します。
アンインストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプを参照してください。
表5-2 アンインストールのフロー
| Sl.No. | 画面 | 説明 | 必要なアクション |
|---|---|---|---|
|
1. |
ようこそ |
アンインストーラが起動するたびに、「ようこそ」画面が表示されます。 |
「次」をクリックします。 |
|
2. |
Oracleホームのアンインストール |
「Oracleホームの削除」画面に、アンインストールするOracleホームが表示されます。 |
アンインストールするOracleホームを確認します。 「アンインストール」をクリックします。 「警告」画面で、ソフトウェアとともにOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。 アンインストーラによってソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」を、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」を、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。 「いいえ」を選択した場合は、「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」に進み、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順に従います。 |
|
3. |
アンインストールの進行状況 |
「削除の進捗」画面には、削除の進捗状況およびステータスが表示されます。 |
「削除完了」画面が表示されるまで待ちます。 |
|
4. |
アンインストール完了 |
アンインストールが完了すると、「削除完了」画面が表示されます。 |
「終了」をクリックして画面を終了します。 |
親トピック: IHS 12c WebGateのアンインストール
Oracleホーム・ディレクトリの手動削除
アンインストール中に警告画面で「いいえ」を選択した場合は、WebGate_Homeディレクトリとすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、Oracle WebGateホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middleware/Oracle_OAMWebGate1だった場合は、次のコマンドを実行します。
cd /home/Oracle/Middleware/
rm -rf Oracle_OAMWebGate1
Windowsで、Oracle共通ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_OAMWebGate1の場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Oracle_OAMWebGate1フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
親トピック: IHS 12c WebGateのアンインストール