B 開発者向けWebLogic Serverのインストール
この項には次のトピックが含まれます:
WebLogic Server開発版に付属のファイル
開発版インストールには2つのJARファイルがあります。
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ベース開発版インストーラ - 次の必要なWebLogic Serverコンポーネントが含まれます。
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Core Application ServerやCoherenceなどの必須の開発用ファイル
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WebLogic Server管理コンソール
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WebLogicクライアントJARファイル
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TopLink
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Jackson (オープンソースのJava JSONプロセッサ)
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Jersey (オープンソースのRESTful Web Servicesフレームワーク)
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Maven (オープンソースのリポジトリ・マネージャ)
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OPatch
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OUIのインストールおよびアンインストール・ファイル
ベース・インストーラには、次の内容は含まれません。
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サポートされていないプラットフォームのネイティブJNIライブラリ
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Oracle Configuration Manager(OCM)
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Webサービス・クライアント
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サーバー・サンプル
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Coherenceの例
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WebLogic Server管理コンソールの言語ヘルプ・ファイル
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Derby評価版データベース
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補助開発版インストーラ - このJARファイルによって、次のオプションのWebLogic Serverコンポーネントが既存のベース開発版インストールに追加されます。
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サーバーの例
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Derby評価版データベース
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WebLogic Server管理コンソールの言語ヘルプ・ファイル
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Coherenceの例
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Webサービス・クライアント
ノート:
開発者向けWebLogic Serverのベースおよび補助インストーラの最新情報と既知の問題については、Oracleダウンロード・サイトで開発版インストーラごとに入手可能なREADMEファイルを参照してください。
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インストーラのダウンロード
この項では、Oracle Technology Networkからインストーラをダウンロードする方法について説明します。
ファイルをダウンロードするには:
- 開発者向けWebLogic Serverをインストールする
ORACLE_HOME
ディレクトリを作成します。 http://download.oracle.com
に移動します。開発者向けWebLogic ServerのJARファイルは、Oracle Technology Networkでのみ入手できます。- WebLogic Server 12c (12.2.1.4.0)のダウンロード・ページに移動します。
- ライセンス契約に同意します。
- 開発者向けWebLogic Serverのディストリビューションの一覧が表示されるページに移動します。
- ダウンロードする各ファイルのリンクを右クリックして、ステップ1で作成したディレクトリにファイルを保存します。
開発者向けWebLogic Serverインストールの前提条件
開発者向けインストールには、ディスク容量およびJDKの要件があります。
開発者向けWebLogic Serverインストールに必要な条件は次のとおりです。
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800MB以上のディスク領域
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JDK 1.8.0_211以降
インストーラを実行する前に、次の操作を行います。
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インストールの実行に使用する
JAVA_HOME
をシェル・ウィンドウで設定します。オペレーティング・システム コマンド例 Linux
export JAVA_HOME=/myhome/jdk1.8.0_211
Mac
export JAVA_HOME= /Library/Java/JavaVirtualMachines/1.8.0.jdk/Contents/Home
export USER_MEM_ARGS="-Xmx1024m"
Windows
set JAVA_HOME=C:\Program Files\java\jdk1.8.0_211
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Mac環境の場合、
Xmx
メモリー引数を設定することをお薦めします -
インストールを開始する前に
ORACLE_HOME
ディレクトリを作成します。基本インストーラを実行する前に、このディレクトリが存在して空である必要があります。
開発者向けWebLogic Serverのインストール
開発者向けWebLogic Serverのインストールでは、Oracle Universal Installerを使用してサイレント操作を実行します。入力は必要ありません。
開発者向けWebLogic Serverのベース・インストールを最初にインストールする必要があります。インストール後、補助インストーラに含まれるコンポーネントが必要な場合は、同じステップで開発者向けWebLogic Serverの補助インストールを実行します。
この項では、次の項目について説明します。
開発版ドメインの作成
構成ウィザードまたはWebLogic Scripting Tool (WLST)のいずれかを使用して、WebLogic Serverの場合に通常行う方法と同様に、開発版ドメインを作成します。
ORACLE_HOME
ディレクトリの外部にドメインを作成することをお薦めします。
構成ウィザードを使用したドメインを作成するには:
構成ウィザード画面の詳細は、「ヘルプ」をクリックするか、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成ウィザードの概要に関する項を参照してください。
WLSTを使用してドメインを作成するには、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolの理解』のWLSTをオフラインで使用することによるWebLogicドメインの作成に関する項を参照してください。
ドメインの起動およびアクセス
管理コンソールにアクセスする前にドメインを起動します。
WebLogicドメインを起動して管理コンソールにアクセスするには:
WebLogic Serverの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
WebLogic Server管理コンソールの詳細は、『Oracle WebLogic Server Administration Consoleオンラインヘルプ』のコンソールの開始に関する項を参照してください。
開発版インストールのアップグレード
開発版インストールをアップグレードするには、新しいディストリビューションをダウンロードして新しい場所にインストールする必要があります。新しいディストリビューションをインストールした後、Fusion Middleware再構成ウィザードまたはWLSTを使用して、既存のドメインを新しいインストールに関連付けます。
再構成ウィザードを使用したドメインのアップグレードするには:
再構成ウィザードの詳細は、「ヘルプ」をクリックするか、オンライン・ヘルプの概要に関する項を参照してください。
WLSTを使用してドメインをアップグレードするには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverのアップグレード』のWebLogic Scripting Toolを使用したWebLogicドメインの再構成に関する項を参照してください。
開発版インストールへのパッチ適用
WebLogic Serverデプロイメント・インストール環境にパッチを適用するには、Oracleパッチ適用ツール(OPatch)を使用します。
WebLogic Serverのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverのアップグレード』のローリング更新に関する項を参照してください。
OPatchの使用の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Opatchによるパッチ適用』を参照してください。
開発者向けWebLogic Serverインストールの削除
開発者向けインストールのWebLogic Serverを削除するには、Oracle Universal Installer (OUI)アンインストール・ツールを使用します。
開発者向けインストールのWebLogic Serverを削除するには:
アンインストールの詳細は、「Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのアンインストール」を参照してください。